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【独身30代の中古マンションリノベ⑥】さあ祈れ。住宅ローン審査の時間だ。
おれは一生、神には祈らねぇ(トイレでお腹痛いときは除く)。
以前、新橋・味覚というお店で激辛麻婆豆腐を食べたときは、一晩中トイレで号泣し懺悔した私です。おお紙よ。おしりセレブの喜びよ。
物件を決めた後の流れ
前回、購入する物件を決めた私。この段階で住宅ローンの事前審査に進む。ひとまずの流れは下記の4段階。
①物件決定(購入の意思があると先方に伝える)
②事前審査(勤務先や年収、信用情報など個人の審査)※団信加入の可否判断含む
③物件売買契約(手付金を支払い、めちゃくちゃ書類を読み合わせ、先方と共にいっぱいハンコを押す)
④本審査(物件情報を考慮に入れて改めて審査)
住宅ローン特約とは
なお、もし住宅ローンの審査が通らなかった場合は「住宅ローン特約」により手付金が返還され、無条件で契約を解除することができる。
住宅を購入するときは、住宅ローン特約が付けられるのが通例です。住宅ローン特約とは、買主が住宅ローンを借りられなかったときには、違約金等の負担をすることなく、手付金が返還され、無条件で契約を解除することができるという約定です。
住宅ローン特約があれば、特約に基づいて売買契約を解除することができます。住宅ローン特約に基づいて契約解除の意思表示をすれば、無条件で手付金を取り戻すことができます。
団体信用生命保険とは
なお、私が恥ずかしながら知らなかったこと。②の団信とはなんぞや。
団信は住宅ローンを提供する金融機関と保険会社が契約します。名前に「団体」と付くのは個人との契約ではなく、金融機関が住宅ローン利用者全体を一つの団体とみなして契約するためです。金融機関が保険料を負担し、ローン契約者が死亡や高度障害状態となったらローン残債相当の保険金を受け取ります。保険金によって住宅ローンの残債はなくなり、契約者の家族は自宅に住み続けられるのです。
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単身である私にとってもこの保険は有効で、返済が不可能になったときに、残債が親兄弟に移らない。この保険への加入は住宅ローンを組む上で必須条件であり、かつ、住宅ローンを組む人しか入れないメリットとも言える。
ただ、この団信。加入には条件がある。持病や通院の有無など、健康状態を保険会社に包み隠さず申告しなければならない。健康に何の問題もない、まさに完璧で究極のアイドル!ならば、すんなり加入できるのだが、そうでない場合は注意が必要だ。例えばそう、私の場合。
実は7年ほど前、精神的なアレで半年ほど休職したことがあり、今も不眠改善のために薬を処方されている。ここ数年は普通に働けているためうっかりしてたが、がっつり申告義務が生じる案件。もし「通常の団信」への加入が断られてしまった場合は「ワイド団信」が選択肢となる。
ワイド団信(引受条件緩和型団信)とは 通常の団体信用生命保険よりも引受条件を緩和し、持病や既往症、または治療中など健康上の理由から一般的な団体信用生命保険にご加入できなかった方でも加入しやすいよう設計された団体信用生命保険です。
じゃあそれでいいじゃん!と思われるかもだが、ワイド団信の場合、通常の団信に加入した時よりも0.3%ほど住宅ローン金利が高く設定される(上乗せ幅は保険商品や金融機関による)。そもそも想定した金利が0.3〜0.4%くらいだったので、0.3%上乗せされるとほぼ倍である。担当者さんにも服薬の事実は伝えていなかったので、書類を書く段階になって「あ、、、、」となった次第。
虚偽の申告はもちろんNG(いざという時に肝心の保険金がおりなくなる)。ワイド団信への加入も視野に入れつつ、ひとまず薬の種類を含め包み隠さず書類に書き、一旦は審査に出してみることに。「アレ」と診断されたのは7年前。今の服薬の目的は不眠改善なので、ギリギリセーフ判定されるのでは?という希望的観測。
さっさと結果を言うと、無事「通常の団信」に加入できた(やったぜ)。休職がもっと最近であったり、飲んでいる薬がもっと強いものだったりした場合はまた結果が変わっていたかもしれない。健康って大事。二郎食ってる場合じゃねえ。
金利は結局いくらで借りれるんですか先生
というわけで、団信による金利上乗せはなくなった。じゃあ結局、金利はどれくらいになるのか、という話。
住宅ローンの金利はどのように決まるのでしょうか。一般に金融機関の融資では、借り手の返済能力に応じて金利を決めます。確実に返済できそうなら低く、そうでなければ高くなるのが原則です。住宅ローンも同じで、借りる人によって金利は変わります。
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上の図のように「基準金利」から「優遇幅」を引いたものが、実際にローン契約者が支払う金利となる。優遇幅は金融機関、しいては金融機関が何を重視しているのか、そして借り手によって異なる。年収・勤務先の規模・勤続年数・家族構成など変動要素は様々。私は実際に審査に出す前に、リノベ業者の担当者さんから金融機関に聞き取りをしていただき「ここなら、この金利でいけそう」というあたりをつけてもらった。
ちなみに、実は単身者であることも審査が厳しくなる要因となる。私の借入希望額はワンルームマンション投資に多い額らしく、特に単身者は「住む家を買います」と言いながら、実際は投資用マンションを買う事例が頻発。当然、金融機関としては想定しているお金の使い方ではないわけで、間口を狭めているそうな。私はめっちゃ住むから信じてくれー頼むー。
私は結局「大きい企業に長く勤めている」ことを重視しているであろう金融機関と契約をすることになった。この金融機関が用意した団信に加入できたのも、もしかすると勤務先の信用が大きかったのかもしれない。いつも文句ばっか言ってごめんな弊社。ローン審査が終わりさえすれば文句はこれからも言うけどな弊社。
というわけで今まさに
④本審査(物件情報を考慮に入れて改めて審査)
の最中である。本審査が万が一通らなかったら、このnoteは打ち切りである。震えて眠れ(私が)