読書⑩
スーツケースの半分は 作者 近藤史恵さん
本の表紙が可愛く、おしゃれ。
表紙の裏には、本の帯が貼られていて、心がふわっと軽くなる、幸せをつなぐ物語。とあります。なんだか、面白そう!と図書館で借り、読みました。
第1話……三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで見つけた青いスーツケースに一目惚れし、(三千円で購入・安い!)念願のニューヨークに旅立ちます。
第2話~4話……真美の青いスーツケースで三人の友達がそれぞれ、旅(香港・アブダビ・パリ)にでます。
第5話……4話に登場するパリに住んでいる真美の友達の従妹の物語。
第6~7話……1話で真美にスーツケースを売った女性と娘の物語。
第8話……2話~4話で登場する三人の温泉旅行の物語。
第9話……青いスーツケースの一番最初の持ち主の物語。
大丈夫。一歩踏み出せば、どこへだって行ける。
という、本の帯の言葉どおり、物語の登場人物は、それぞれ、自分なりの一歩を踏み出していきます。それゆえ、共感でき、楽しく、時にはしんみりと最後まで飽きずに読むことができたのでしょう。
旅とは人間だけがするものではないのだなと思いました。
スーツケースも人から人へと、そして、人と共に旅をしました。
また、近藤史恵さんの作品を読みたいです。
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