Windows10へ更新する前に気をつけたいこと
こんにちは、最近はWindows7やWindows8.1を使用していると自動的にWindows10になってしまったOMG!という声をよく聞きます。
一方で、Windows10って使い勝手どうなの??→悪くないよ!!というやり取りも同じくらい目にします。
※「とてもいいよ」という声が聞こえないのが残念な限りですが。。。
では、Windows10に更新する前に何に気をつければいいでしょう。
1、 そのPCはWindows10に対応していますか??
少し面倒なことに、Windows10に対応をしていないPCというのはかなりの数があります。
これをそのままWindows10に変えると何が起きるのか。
○画面が正常に表示されない(ブラックアウト・ホワイトアウトしてしまう)。
○OSが起動しても、サウンドが出ない。マウスが使えない。キーボードが反応しない。
つまり、使い物にならなくなる可能性があります。
ちなみに私自身、専門の仕事にもかかわらずお恥ずかしながら、Bluetoothが使用不能になりました。
2、使用しているソフトはWindows10に対応していますか??
ここはメーカーも手出しが出来ないところなので特に注意が必要です。
動画・音楽再生ソフト、解凍・圧縮ソフト、画像編集ソフト、表計算ソフト、Office製品全般等がよくこの問題に引っかかります。
これをそのままWindows10に変えると何が起きるのか。
○動画・画像・音楽→正常に再生されない、もしくはそもそも開けないケースが多々あります。
○解凍・圧縮ソフト→一部機能が損なわれますので、最悪圧縮は出来ても解凍ができず、Windows10以外のPCでも解凍が出来ないという方もいました。
○Officeソフト→大抵が使えます。ただ、Microsoftがサポートをしていないと謳っているEdition(2007以降は対応しています)は使えてもセキュリティ上の問題が起きた場合、何もフォローしてもらえません。
3、使用している周辺機器はWindows10に対応していますか??
周辺機器は特にメーカーもばらばらなので大変かと思います。
ルーターはBuffalo、外付けHDDはLacie(ELECOM)、プロジェクターやプリンターはEPSONという場合も多いでしょう。
これらの対応の可否についてもそれぞれの確認が必要となります。
管理部や調達部門がある法人であれば問題はないでしょうが、個人や中小企業であればなかなかここの管理まで行き届かないでしょう。
そのような場合は、メーカー担当者をうまく使ったり、販社を使用することで、その確認の仕事を全てそちらに投げることもできます。
【結論】
最後に言っておきたいのは、Windows10自体は素晴らしいです。
Security、認証、インターフェイス、アプリケーション、とても力が入っているのもわかります。
問題は、その素晴らしいソフトウェアをハードウェアを構わずガンガン入れちゃうことです。
「良いエンジンが出来た!よっしゃ!全部の車に入れたろ!」って入れてみて、今まで軽自動車だった車がエンジンが求めるエネルギーの供給が出来なかったり、逆にハイブリッド車のように繊細なバランスの上に成り立っているものにも、無差別に入れてしまうという現在のやり方では問題が起きないはずが無いです。
そのミスマッチを防ぐ一助に、この記事がなれば幸いです。
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