【高橋幸宏】EGO
1989年10月5日。
「友達に高橋幸宏「EGO」テープもらう」
前にも書きましたけど、まだお金ない大学時代なので、誰かがLP買ったりレンタルレコード店で借りてダビングしたら、それをカセットテープにまたダビングしてもらうのがあたりまえの時代です。
後でちゃんと書い直してますからね。なんの言い訳だ。
というかさらに後年、私、幸宏さんのベスト盤のライナーノート書かせていただくとき、その(ベスト盤の)期間のアルバムを全部送っていただいたりしております。自慢。
「EGO」はなんといっても「Left Bank(左岸)」ですね。
鈴木慶一さん作詞で、ビートニクス名義の作曲。ビートニクスのライブでは2人で歌われてますし、後に慶一さんのソロアルバム「SUZUKI白書」にも慶一さんバージョンが収録されました。
幸宏さんの中でも間違いなくベスト3に入る大好きな曲です。
(もう「ONCE A FOOL」で「今日の空」がいちばん好きと書いてしまったので、あと1曲しか残ってないですけど)
後年、ユリイカの幸宏さん特集に寄稿させていただいたときにも書いたんですけど、私はこの「Left Bank(左岸)」の「正解」をいまだに知らないんです。
「向こう岸」というのは、直接的に昔の恋人と住んでいた恋愛の思い出のことなのか、それとも生死の境のことなのか。慶一さんの詞がとにかく素晴らしいんですけど、その難解な詞を幸宏さんが歌うと、正解を知らない歌の世界にずぶずぶと浸れてしまう。
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