【ムーンライダーズ】A.O.R.
1992年9月15日。
「ムーンライダーズの新譜「A.O.R.」サンプルテープ聴く」。
後にちゃんとCD買いました。
91年に「最後の晩餐」で復活したムーンライダーズ。
復活2作目は、メンバーの中でもポップなメロディメーカーの岡田徹さんと白井良明さんのプロデュースによるこの大名盤。
とくにA面(便宜上そう呼びます)。鈴木慶一さん作詞で、岡田さんと白井さんによる怒涛のポップチューン。
でもムーンライダーズでないとできない曲とサウンドのひねくれ具合と、老後を迎える直前の中年男の悲哀というJ-POPにはありえない世界。そもそもタイトルが「幸せの洪水の前で」「シリコン・ボーイ」「さよならを手に」「現代の晩年」。
その中でもやはり本作、だけでなく、ムーンライダーズを代表する名曲が「ダイナマイトとクールガイ」でしょう。
かつて華やかだった男女が盛りをすぎた様を赤裸々に歌ったすばらしすぎる詞と曲。
♪ダイナマイト クールガイ 僕たち 言われてた頃に 帰れない 忘れない お互い 愛を返す季節じゃない
40歳すぎてから私、しょっちゅうこの歌を身にしみながら歌ってます。
YouTube検索は各自でどうぞ。
でも何がすごいって、枯れて砂になろうとしてる男の歌を歌ったこのときから、30年以上ムーンライダーズがいまだに活動していること。
まだまだ先、長いんかい。
そしてこの年の年末クリスマスイブ、この「A.O.R.」のライブに行けました。
1992年12月24日。
「19:00NHKホール。ムーンライダーズのライブ! モダンラヴァーズ!Kのトランク!スイマー!くれない埠頭! 心地よすぎる慶一さんのボーカル!」
1993年4月5日。
「スペースシャワーの子に、12月24日のムーンライダーズのライブビデオもらって見る」
1993年5月12日。
「深夜、ムーンライダーズの特番」