【ディオンヌ・ワーウィック】小さな願い
1997年8月6日。
「15:30ソニー試写室でベスト・フレンズ・ウェディング試写」
1998年2月17日。
「18:30銀座ガスホールの試写でシューティング・フィッシュ試写」
このとき、2本ディオンヌ・ワーウィック(バート・バカラック)が語られ歌われる映画を見て、個人的に興奮しておりました。
映画については以下、忘却映画館もご参照ください。
「シューティング・フィッシュ」は予告編の最後で「サン・ホセへの道」を歌うシーンが流れます。
「ベスト・フレンズ・ウェディング」は、ジュリア・ロバーツの親友でゲイのルパート・エベレットがとにかく最高なのです。
ジュリア・ロバーツの恋人の「ふり」をするシーンなんですけど、なれそめを聞かれたルパート・エベレットがぺらぺらと喋ります。
「彼女とは精神科病棟で会った。僕の面会相手はディオンヌ・ワーウィック、を名乗る患者です。一緒にディオンヌのヒット曲を歌っていたら、ピンクのドレスを着た彼女が電気ショック室から現れた。僕はディオンヌに言った。あの女性は幻か? 一瞬で僕は恋のとりこ。ディオンヌ、僕は彼女に恋をした、あの女神は愛に応えてくれるだろうか? するとディオンヌは僕に美しい目を向けて言った」
そして以下「小さな願い」。
ラブコメ映画史上に残る名シーンだと思います。
そしてこれが「フリ」にもなっていて、最後に結局男友達の結婚の妨害に失敗したジュリア・ロバーツが一人パーティの席に残されてると、ルパート・エベレットから電話がかかってきます。
「誰かと踊ってる? 悲劇の女だね。いまラベンダー色のドレスでひとりぼっち。テーブルをこつこつと指で叩いてる。落ちこんだときの癖だ。そこでおなじみのあの曲が流れてくる。君は椅子から立ち上がる。シンデレラは再びダンスを踊れるのだろうか? そのとき突然、彼が視野の中に。すらっとしてかっこよくてカリスマに輝く男。彼は近づいてくる。君は知っている。彼は、ゲイ。最近のハンサムな独身男は皆そうだ。それがなんだ。結婚もセックスも無理。でもかまわない。踊ろう・・・僕はボンド、ジェームズ・ボンド」
もうね、こんな最高なエンディングと最高な「小さな願い」があるでしょうか。
忘却映画館で書くようなことでしたが、あえてシーンの書きぬきまでしておきました。
ちなみにこの2度の「小さな願い」の間で「世界は愛を求めている」も流れます。バカラック&ディオンヌファンは必見です。