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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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#忘却度20

【忘却度20%】シュリ

1999年10月15日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  あらゆる韓流ブームの原点と言ってもいいんじゃないでしょうか。  最初に見たときは衝撃だったなあ。香港アクションとも違う、「アジア人がハリウッドアクションみたいなことを平然とやってる!」という驚き。 <ポスターを見てみよう>  そしてここから韓国映画の快進撃が始まったわけです。  私も韓流ドラマとK-POPはいまだにハマらないけど、日本で公開になる韓国映画はかなりの率で追っかけてるもんなあ。チェ・ミンシクと

【忘却度20%】ライフ・イズ・ビューティフル

1999年2月23日。18:00松竹富士試写室で鑑賞。  これはさすがに覚えてます。ロベルト・ベニーニの大ヒット作。  当時も充分良かったけど、息子が小さいときに見直してたら、涙腺とんでもないことになってただろうなあ。 <ポスターを見てみよう>  年取るとダメなだなあ、思い出しただけでうるうるしてきてしまいました。 <ネットで調べてみる>  本編でなく、ロベルト・ベニーニのカンヌやオスカーの授賞式の動画見て(英語もイタリア語もわからないのに、しかもずっと笑顔でおお

【忘却度20%】北京原人 who are you?

1999年2月14日、テレビ放送(日曜洋画劇場)で鑑賞。  うぱー!  私の日記には「ついに見る。噂どおりのすごさ(笑)」と書いてあります。  この2年前の公開当時、私の公私ともの大先輩が(というかその方のみが)、「絶賛」されてたのを聞いていて、待ってましたのテレビ放送だったのでした。  噂どおりのすごさ、そして予想以上の衝撃でした。 <ポスターを見てみよう>  いまにして知りたいのは、本田博太郎さんよりも、緒形直人さんのほうの当時のお気持ち。 <ネットで調べて

【忘却度20%】AKIRA

1990年1月4日、昼からテレビで鑑賞。  さんをつけろよデコスケ野郎!(いちばん好きな台詞)  公開時(1988年7月)に劇場で見てなかったので、もしかしたらこれが初見だったかもしれません。  いくつかのシーンは忘れてるとこありですが、さすがにこの映画は覚えてますね。 <ポスターを見てみよう>  もちろんこれも忘れるはずがなく。  原作からだと40年近く経つのに、いまだに金田バイクが、「未来的なもの」のアイテムになってるのって、すごすぎることですよね。 <ネッ

【忘却度20%】3-4X10月

1997年10月25日、レンタルビデオで再見。  今月、また北野武映画を再見してますが、1冊まるごと北野武監督のムックの、全ページの編集と、そのうち何割かの執筆も引き受けたからでした。  さて北野監督2作目。正直なことを言えば、1作目の公開時は「タレントが監督をやった」くらいのイメージで、2作目は「出てるのたけし軍団ばっかり」で、劇場に行きませんでした。  まさかこんなすごい映画だったなんて。公開時に言ってよ(やつあたり)。  いわゆるその後の「北野組」もほぼ本作でフィッ

【忘却度20%】シベリア超特急

1996年6月6日、18:00駒場東大前こまばエミナースの上映会で鑑賞。  水野晴郎監督、ボンちゃん、占野しげるさんのトークショー付きで、ラストのどんでん返しシーンがカットされてるバージョンでした。  驚きました。私、さっそく雑誌で「君はシベリア超特急を見たか」というコラムコーナーを作りました。 <ポスターを見てみよう>  「戦争は、いかん」  ラストの水野晴郎監督の力強いお言葉です。  その後、めまいのするようなどんでん返しが始まるわけです。 <ネットで調べて

【忘却度40%】フロム・ダスク・ティル・ドーン

1996年3月27日、21:00すぎマリオンでの試写で鑑賞。  この月、唯一の忘却度50%以下の映画がこれって。  ロバート・ロドリゲスの、ギャングものかと思ったらゾンビものだったやつ。 <ポスターを見てみよう>  このときのままだったら忘却度もうちょっと上でしたが、後に見たビデオの日本語吹き替え版が、広川太一郎さん(タランティーノ)、野沢那智さん(ジョージ・クルーニー)、大塚周夫さん(ハーベイ・カイテル)と豪華すぎだったので、記憶が補強されたのでした。 <ネットで

【忘却度20%】Shall we ダンス?

1996年2月15日、18:30新宿ビレッジ1で鑑賞。  デートムービーです。  私が何かを語るまでもない名作。 <ポスターを見てみよう>  リチャード・ギア版も好きです。 <ネットで調べてみる>  「フォロー・ミー」のところでも書きましたが、周防正行監督が「フォロー・ミー」の大ファンで、柄本明さんの探偵事務所にポスター貼ってあるんですよね。  そしていま知りましたが、柄本明さんの役名って「三輪」だったんですね。「フォロー・ミー」主演のミア・ファローからつけた?

【忘却度20%】セブン

1995年12月21日、13:00ギャガ試写室で鑑賞。  「ユージュアル・サスペクツ」の2日後に「セブン」って、どれだけの衝撃だったかおわかりいただけますでしょうか。 <ポスターを見てみよう>  それまで知らなかったケビン・スペイシーという俳優に、大熱狂したのでした。 <ネットで調べてみる>  ラスト、逆スクロールしていくエンドロールを手がけたのは、カイル・クーパーというデザイナーなのですが、後年彼の仕事をブルータスの映画特集で取り上げました。  私的には、ソール

【忘却度20%】ユージュアル・サスペクツ

1995年12月19日、15:30徳間ホールの試写で鑑賞。  衝撃でした。面白すぎました。 <ポスターを見てみよう>  ピート・ポスルスウェイトが「小林」という段階で気づ……けませんよね。 <ネットで調べてみる>  そして私的にはこの2日後、さらなる衝撃が。

【忘却度20%】アポロ13

1995年7月27日、18:30マリオンで鑑賞。  誰もが知るメジャー大作の中で、私にはかなりトップクラスです。すべてのシーンと人物が見せ場。NASA職員誰一人無駄がない。  実話を元にしてここまでドラマチックに仕立てるとは、拍手しかありません。 <ポスターを見てみよう>  帰ってくることわかってるのに、通信が途絶えた後、NASAのモニターに姿を現すくだり、号泣しますね。待たせる秒数も、待つ人々のインサートも何もかもが完璧。 <ネットで調べてみる>  最後のゲイリ

【忘却度20%】北国の帝王

1994年9月11日、テレ東午後のロードショーで鑑賞。  このころからずっと、とある有名な俳優の先輩にお世話になってるのですが、その先輩から、「リー・マービンとアーネスト・ボーグナインが、列車にタダ乗りするかしないかだけで対決する最高の映画がある」とおすすめされてました。するとその数ヶ月以内に期待を裏切らないテレビ東京でオンエアしてくれたのでした。  見るまでは、その先輩の言うことは話半分に聞いてて、それだけじゃ話が持つはずないから、きっと起承転結の起の部分を教えてくれた

【忘却度20%】全身小説家

1994年8月30日、サンプルビデオで鑑賞。  この翌日、当時在籍してた雑誌で原一男監督にインタビューをさせていただくために、先に拝見しました。  井上光晴に密着したドキュメンタリーです。これは見た後、私より年上の先輩たちとよく盛り上がりました。文字にするのはやめておきますが、ファンのおばさま方の視線とか、公然の秘密(?)のあの方の淡々としてるお姿とか、原監督が意図的に写してたものに、「あれすごいよねー」的に。 <ポスターを見てみよう>  何よりもタイトルがすごくいい

【忘却度20%】ロサンゼルス

1994年4月30日、テレビ放送で鑑賞。  原題は「デス・ウィッシュ2」。「狼よさらば」の続編です。  チャールズ・ブロンソン演じる建築士ポール・カージーが、「また」自宅を襲われて娘を失い、また復讐のために自警団となる、という話。  前にも書きましたが、後に私、おそらくチャールズ・ブロンソンのことを日本で3本指に入るくらい原稿に書くことになるので、  映画としてまあまあちゃんとしてるのはここまでで、「3」からは話はめちゃくちゃになっていきます。 <ポスターを見てみよ