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【忘却度80%】「澁澤龍彦のイタリア紀行」

2014年3月14日。
 
 このとき「イタリア小説」(仮題)というのを考えてました。

 いまでもそうかはわかりませんが、かつてイタリアなどではハリウッド映画なども字幕でなく、あらかじめイタリア語に吹き替えたものが劇場で公開されるのが主流だったと聞いたことがあります。

 そんな事実を踏まえ、80年代くらいのイタリアを舞台に、吹き替えの女性声優を主人公に、彼女に憧れる少年とのもろもろ、簡単に言うとモニカ・ベルッチの「マレーナ」みたいな話を書こうかなと。

 その参考で、儚げな大人の女性に筆下ろししてもらう映画(言い方)の、昔から大好きな「おもいでの夏」や、ジョディ・フォスターの「君がいた夏」などのDVDも買ってました。

 というわけで、昔のイタリアの風景でも見て気持ちをそっちに持っていこうと思って本書も買いました。

<ネットで調べてみる>
 
 ちなみにその小説は短編として書き上げたのですが、後に別の小説の劇中劇に組み込みました。

 前にも「Stewardess」などで書きましたが、ずっと私の中にあった「70年代の海外への憧れとエアライン文化」は、「70年代東京の街やファッション」と「70年代、洋画吹き替えのアテレコスタジオ」を詰め込んだ1作です。

 自分の作品の中でも5本指に入るくらい好きな小説ですが、残念ながら未発表。


 

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