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【忘却度20%】ジュリアン・バーンズ「終わりの感覚」

2013年12月28日。
 
 すばらしい小説でした。
 ヒロインが本書のいちばん秘密をもったいぶらずに先に言えば、もっと早く終わる話なんですが(言い方)、最後まで面白いです。
 主人公がまあまあ嫌な奴で、若いときに恋人を親友に取られて、若気の至りで捨て台詞がてらに呪いの手紙を送っちゃうようなタイプ。
 それが数十年の時を経て、という話です。
 本屋さんで適当に手に取ったんですけど、当たりでよかった。
 この数年後、ジム・ブロードベントとシャーロット・ランプリングで「ベロニカとの記憶」というタイトルで映画化されてますが、これも面白いです。

<ネットで調べてみる>
 
 つらいつらい2012年を超えて、この2013年はそのつらさをバネにして文章を書こうとしていた一年だったようです。
 そしてこのように、普通の小説も読み始めることができるようになりました。

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