【忘却度60%】齋藤智裕「KAGEROU」
2010年12月25日。
当時話題になったやつです。書店女子に買っておいてもらいました。
内容の賛否も、その賞の受賞や出版の経緯についての疑問も、もう誰も語らないですよね。
年の最後の本がこれかよとも思いますが、どうしても読んでおかねばならない事情がありまして(言いたいけど、それ言うと簡単に私の素性がばれてしまうので)、歯を食いしばって拝読しました。
<ネットで調べてみる>
私としてはこの年は新刊も1冊、文庫化も2冊出してもらったんですけど、このころから「あれ、私の本、売れないなあ」と実感してきた時期でもあります。
出版不況は言い訳にならず、私自身の実力不足なんですが、明らかにここから「前はこの感触、もうちょっと部数いったのに」と思うことが増えていきます(たとえば前は売り上げに直結した影響力あるテレビで紹介されたのにとか、映画化されたのにとか)。
そして鬱の2年で終わるかと思いきや、ここからプライベートでも苦難の数年間となっていきます。
そんなとき、何読んでんだ私。
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