ガールズバンドクライに心と精神と脳を破壊された話#13
13話の感想と考察と妄想です。
いきなり#13かよ!って話なんですが、#3を書いている途中で13話が来てしまったので、書かざるを得ない。初見の後は気持ちが収まらなくて理解が追い付いていない部分も多くてなかなか言語化できず、書けないので、1夜開けて見直してから書いてます。泣きながら書きました。3回は見ました。
あまりうまく書けてない気がしますが、すみません。
あと、これを読んだ方にはもう一度見直してほしいので、キャプチャはなるべく少なめにしています。
例のごとくネタバレありです!
まだ13話まで観てない人は、観てからお願いします。
第13話 ロックンロールは鳴りやまないっ
サブタイトルについて
こちらも例にもれず、実在する歌から来ています。
これはまさにロックで、トゲトゲの歌はそんなにすぐに通用しないかもしれないけど、私たちは進めることを辞めないって。間違ってないから。
ヒナとの過去からヒナとの再会まで
仁菜はいじめられている子を助けるために、自分が”間違っていない”という行動を突き通したことがわかります。
その結果いじめの対象になってしまい、ヒナとも別れてしまうわけですが、「合理的な選択」よりも「自分の信念」を優先した結果なので、”間違っていない”でしょう。
仁菜の魂強すぎるでしょ。そんな魂の強い人間になりたい。
また、オープニングについてですが、一か所変わっている場所があります。それは後で分かる訳ですが。
12話のラストで、再生回数があまり振るわなかったわけですが、チケットの売り上げも厳しく、現実を突きつけられます。
事務所は事務所のせいといいますが、過去に同じような経験をしている桃香はそうではなくて、自分の曲のせいだと思ってます。
この後の桃香は描かれていませんが、また自分のせいだ。とどうすればいいか分からなくなって、みんなに顔を見せたくないから先に帰ったんでしょう。多分泣いています。たぶん。
ただ、仁菜は”自分は間違っていない”と信じているから、それ以外は受け入れられず、通りがかったダイダスの宣伝トラックにも小指を立てます。
また、仁菜はエゴサしますが、せからしかー!なわけです。
その気持ち嫌いじゃないよ。最高にロックだ仁菜。
ヒナからフォロリクが来て拒否しようとしますが、向き合う覚悟をします。
ヒナは三浦さんから両日とも対バンにしてほしいとい提案をうけ、こっちはいいけどどうする?という煽りをしてきます。
また、ヒナは、”間違ってた”って言えば助けてあげる。と言ってきます。
仁菜は、売れるためにやることや大切なことなど、そんなことは分かってますが、自分の信念は絶対に曲げたくないので、怒ってお金を置いて逃げます。さすが狂犬感情モンスター仁菜
この後、仁菜のその行動を見て、ヒナが一瞬微笑んだような表情をしますが、ここでヒナはあえてこの行動をして、昔から仁菜が変わっていないことを再確認するためにやって、変わって無くてよかった。と思ったのかなと見て取れました。
あと電話がきて「も゛しも゛し」ってなる仁菜好き
メンバーとの相談~ライブ前まで
メンバーとの場面では、ダイダスと両日一緒する提案を受け入れようと言われますが、仁菜は”負けたくないから”提案を拒否します。
仁菜は桃香の歌を通用させるためにずっとやってきたわけで、”歌以外の要素”を持ち込んで勝負したくないわけです。
お金や責任や人気なんてわかってるけど、そんなのものよりも、桃香の歌が好きだから、桃香の純粋な歌を届けたいっていう気持ちが爆発します。ここで桃香さんに謝らせた自分が悔しくて悔しくて仕方なかったのかなと。
智はまたかよって思ってるし、すばるはたぶんめんどくせぇーと思ってるし、ルパはうんうん。これこれ。と思ってるし、桃香は何かを思い出しただろうし、バンドっていいなぁ。
ここでの机から転げ落ちるシーンは、2話でライトをつけられなかった仁菜とリンクしました。桃香はその時のことを思い出したのかなとも思いました。
両手で顔を抑える仁菜かわいい。
でもやっぱり自分は”間違ってないから”、ギターの練習もちゃんとしていました。
最高にロックだよ仁菜。
いじめのエピソードでは、桃香と絶交した理由をメンバーに話すわけですが、智は普通ならその選択はしないけど、”間違ってない”仁菜が好きと伝えます。
俺も好き。
事務所のシーンでは、自分たちの”気持ち”を伝えます。どれだけわがままでも、自分たちが”間違ってない”ってことを。
三浦さんは自分が”間違っていた”と思ってないことを願います。三浦さんは悪くないので。
牛丼屋の前では、会ったころのことを思い出し、一生5人でやっていく誓いを立てます。
そして桃香にだけこの町が好きであることを伝えます。ここの桃香の「川崎な。」は1話を思い出します。
ライブシーン前~運命の華
楽屋のシーンでは、みんなが”間違っていない”ことを再確認します。
出演前に仁菜宛のヒナの落書きを見つけるわけですが、まんまとヒナの策略にハマります。
ヒナは仁菜のことを知り尽くしてる感じがして好き。まぁ元親友だったからそうか。
ライブ前のトークでヒナが観ていることに気づき、過去のいじめの話をします。ここで、ダイダスの歌をヒナと一緒に聴いてたことを思い出します。
ヒナもダイダスが好きだったのです。
自分の好きな”ダイダス”を汚したと思っていた仁菜でしたが、自分の記憶が”間違っていた”んです。
ヒナはそれに気付いてほしいから、ずっと仁菜にアプローチしていたのかなとも取れます。
オープニングでも仁菜とヒナで曲を聴いているシーンにすり変わっています。最高。
ここで涙が止まらなくなりました。
桃香はなぜかダイダスの時の衣装を着ているわけですが、これは、過去のダイダスの時選択は結果はどうであれ、”間違っていなかった”ことを意味していると思います。
また、歌詞を見ればわかりますが、それを思い出させてくれた仁菜へのラブソングです。
正直この歌詞は、仁菜視点でも桃香視点でもどちらでもとらえられるような気がしますが、これは桃香視点だと思います。
桃香もダイダスという道を一度は通ったけど、うまくいかなくて一人になって、それでも自分の歌を好きと言ってくれる人に出会えて。もう”間違えたくないから”ずっとこの5人で歌っていこうって。
ヒナはヒナで、自分がいる新ダイダスは、自分は”間違ってない”と思ってやっていると思いますが、本当に好きなのは旧ダイダスのような歌で、自分たちの”間違っていない”をちゃんと突きつけてきたトゲトゲに対して、やるじゃねえか。的な感じで微笑んでたんだと思います。
あと気づいてくれた仁菜に対してありがとうって意味でも。
ヒナがダイダスの他メンバーも見ていることに気づきますが、ムスッとします。あなた達に何がわかるのよ。と言っているかのようにも取れます。
最後はみんなでありがとーーー!で終わりです。
ありがとう、トゲナシトゲアリ。
ありがとう、ダイヤモンドダスト。
ありがとう、ガールズバンドクライ。
この終わり方だと、スッキリ終わったので2期は今のところ企画レベルでも存在しないのかなと思いますが、この5人のお話はもう少し見たいので、花田大先生よろしくお願いします。映画でもいいです。
というわけで13話の感想を先に書いてしまったわけですが、一応3話から~12話までも書こうと思ってます。間違ってないから。(1話2話については公開済みですので、どうぞ見てください。)
2024.07.12追記
ライブの衣装についてです。
最初の感想を書いたときに、あんまり腑に落ちなくて書かなかったのですが、このライブでの衣装のコンセプトは「過去と現在」だと思います。
それぞれの過去が取り入れられていると思うんですが、作中の描写だけだとすばるだけが腑に落ちませんでした。
仁菜→高校時代の制服
桃香→ダイダスの衣装
ルパ→beni-shouga&吉野家
智→beni-shouga&吉野家
すばる→特攻服?
ここから察するにすばるは元ヤンなのかなと思いましたが、その可能性は低い気がするので、過去のそういう感じの性格のことを表現してるのかなと思いました。最初の方の話を見ると、結構ヤンキー的な要素はあるので。
それともアクターズスクールでそういうのをやっていたとか?
2024.07.08追記
5話の感想を書いているときに改めて仁菜がダイダスのヒナに気づくシーンを見たのですが、ヒナはむしろ仁菜に気づいてもらう為に、ダイダスのオーディションを受けてダイダスに入ったのかなと思いました。
ヒナは仁菜と絶交したけどやっぱり仁菜のことが好きで、元に戻りたかったけど戻れなくて。二人が好きだったダイダスの空の箱を歌えば、仁菜は気づいてくれるだろうって。
絶対そうじゃん。でも仁菜はそこまで気づいていないかもなぁ。
2024.07.03追記
改めて他の話の感想を書いてるときに思ったのですが、この「運命の華」は「空の箱」のアンサーソングなのかな。とも取れました。そんな気がしない?
2024.07.01追記
間違って伝わっていると嫌だなと思ったのでちょっとだけ追記
他の人のこの作品のファンアートとか感想を見ると時々百合的なものがあったりしますが、私はそういう解釈はちょっと違うと思ってて、人として、仲間としてLOVEな要素のほうだと思います。
というか井芹仁菜はそんなものは知らないという解釈です。他のトゲトゲメンバーも同様で、あの過去からそんなコトにはならないという解釈です。
2024.06.29追記
作品とは関係ない私の話ですが、
この13話の放送日は後輩の退職日でした。約一年、二人三脚でやってきたんですが、彼は「今の仕事が合わないから」「あと給料が安いから」という理由で辞めてしまうんですが、彼もまた三叉路にぶつかって選択をしたのかなとも思っています。
仕事上はとても仲良くやっていて、仕事もデキるし、歳は10近く離れていましたが、お互いイジったりいい関係でした。
あと彼は時々「自分のやりたいことが分からない」とも言ってました。
個人的にはずっと一緒にやっていきたかったですが、彼の選択であり、彼にとって"自分らしく居られる場所"ではなかったのかなぁと勝手に思ってます。
正直その選択を直ぐできるのが羨ましいです。若いっていいな。
次の"選択"で自分の居場所を見つけてくれると良いなぁ。いつか”間違ってない。”って言える日が来ることを信じて。応援してます。
(トゲトゲの曲を聞きながらこれを書いて色々思い出したら泣きそうになりました。)
俺も”間違っていない”選択。できたらいいな。
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