ガールズバンドクライに心と精神と脳を破壊された話#11
さて。11話の感想&考察&妄想記事です。
この11話はついにダイダスと同じ場所でのライブ回です。もうね。すき。
いつも通り上手くかけてるか分かりませんが、読んでくれると嬉しいです。
いつも通り13話までのネタバレを含みます。
まだを見てない方は、全編見てから読むことをオススメします。
また、キャプチャは付けてないので、「同時視聴」をオススメします。同時視聴は多分難しいので、読んだ後に見るか、見た後に読んでくれると嬉しいです。
前回記事を読んでない方はこちらからどうぞ。
第11話 世界のまん中
サブタイトルについて
これも実在する歌から来ていますが、歌詞から考察できる部分は少ない気がするので今回は省略します。ライブ回だしね。
ちなみにTHE BLUE HEARTSの曲です。
冒頭〜アイキャッチまで
冒頭はこの11話の最後のシーンから始まります。こういう構成なの11話だけなんですよね。これもまたいい。
OP後はスタジオでの練習シーンから始まります。どうやら狭い部屋での練習ですが、音合わせがまだうまくいっていないようです。もうすぐライブなのにと焦る仁菜ですが、桃香におちょくられます。
ベロ出し桃香すき
練習を終えたルパと智とすばるはBAYCAMPの出演者を見て盛り上がっています。
すばるは、観るバンドをいくつか決めているようです。
仁菜は他のバンドにはあまり興味がなく、自分たちのことを考えています。
仁菜にとっては"あたしの歌"がどれだけ通用するか。最初の一歩なので、どれだけ爪痕を残せるかが大事です。まぁ仁菜はここで駄目でも簡単に折れてしまうような性格ではないと思いますが。
しかし、予定していた1日目の出演ではなく、2日目の出演になり、ダイヤモンドダストと同じ日程になったことを桃香から伝えられます。
ちなみに当然ですが、すばるが見ようと決めていたバンドは全部見れなくなりました。
また、二日目の出演は予定してたバンドがダメになったってことになってますが、オールナイトの出番のバンドがそのポジションを捨てるっていうのは何かしっくりこないんですよね。仮にそうだとしても、トゲトゲが移動になるのは腑に落ちないと言うか。
だから、ライブハウスのおっちゃんの采配だったりするのかな。と思ってます。小指を立てて応援してくるあたりそうだと思うんですよね。このおっちゃんはダイダス時代からの知り合いですし、桃香が見つけた新しい居場所であるトゲトゲに何かしらの可能性を感じてたんじゃないかなって。
そしてBAYCAMPの下見をしに行くことになります。
ステージを見た仁菜は目を輝かせます。
仁菜たちは小さなステージで、大きなダイヤモンドダストに挑むことになるわけですが、すばるはそんなこと誰も思っていないと言います。
これは8話のラストでダイダスに宣戦布告したときのことでしょう。
そして仁菜は新しいバイト先へ向かいます。
仁菜は昔と違い、少しずつ変わっていました。それは家族とのしがらみが解け、自分の間違ってないを今まで以上に突き通すことが出来るようになったからです。
新しいバイトを始めたのはギターを買うためでしょう。
そんな仁菜を見て、すばるは決断をします。
おばあさまに嘘をつきながらバンドを続け、あまりやりたくない役者のコトも同時に続けていくにはこれからのトゲトゲのことを考えると限界でした。
好きだと嘘をつきながら演じる役者ではなく、”自分が正直でいられる場所”であるバンドを選択して、嘘つきの自分から脱却する決意をします。
そんなすばるを心配する智ですが、智も大切だった人にこういう事をやっていることは伝えれてません。
そんなわけ無いでしょ。と否定する智ですが、実際には家を飛び出してきたコトに心残りがあったんだと思います。個人的には智ちゃんもまたお母さんに対して勘違いをしてるんじゃないかなって思ってます。
ルパはルパで、事故でお母さんを幼い頃に亡くし、お父さんと一緒に暮らしていたはずですが、お父さんもまた、ある日突然亡くなってしまいました。過去の話は語られていないので詳しくは分かりませんが、仕事で海外に行って事故に巻き込まれたんだと思います。その日バイトだったルパは、また今度で良いやと。連絡をせず、それが最後になってしまいました。
そしてその大切さに気づいたのは、灰になった後でした。(「視界の隅、朽ちる音」より)
そんなルパに私がいるでしょ。と声をかけ抱き寄る智ちゃん好き。
そしてそれぞれのメンバーがなぜ歌うのかを答えます。
このシーンでは智ちゃんだけは答えていません。智ちゃんについても多くは語られていないですが、音楽が心の支えになっていたのは間違いありません。幼い頃からピアノをやってきて、裏切らないモノは音楽だけだったのかもしれません。
アイキャッチ後からライブシーン前まで
BAYCAMP当日から再開です。
受付を済ませた5人は、出番まで時間が空いており何をするか決めています。
すばるはバンドを見に行くと言い、仁菜も付いていこうとしますが、にーなはだめー!と断られてしまいました。
このシーンでのすばるは実際には他のバンドのライブは見に行ってないと思います。実際にはアクターズスクールに行き、やめる手続きやアクターズスクールの友達に話をしに行ったのかなと思います。仁菜と同じように”退路を断つ”選択です。
テントで過ごす4人のもとにはミネさんがやってきます。ミネさんは仁菜が歌ウタイの顔になってきたと褒めます。
そんな二人を見て桃香は微笑みます。過去の私と同じように、やっぱり"私の歌"だって。
そこに1話で川崎駅前で出会ったバンドの姉ちゃんが来ます。仁菜と桃香のファンだという彼女は、記念に変顔で撮影を求められます。
ノリノリで変顔する桃香と仁菜すき。
夕方になりテントに戻ってきたすばるを訪ねる仁菜は、いいなぁと言います。すばるはうらやましかろぉ。と嘘をつきます。すばるの最後の嘘です。
すばるは昔見たドラムの人と自分がリンクして、メンバーの背中を見て頑張るポジションなんだと思いました。だから、昨日おばあちゃんには役者ではなくバンドをやりたいことを伝えました。
さっき退路を断ったすばるはバンドを続ける以外の選択肢はありません。仁菜ももちろんそのつもりでしたが、すばるからその言葉を聞けるとは思っていませんでした。仁菜は3話で思いを伝えられてなかったすばるのことをずっと気にかけていたと思います。そんなすばるからこの言葉を聞けたので仁菜は安心しました。
ここの指切りするシーン何度見てもいい。
そしてそれを盗み聞きする桃香ですが、ダイヤモンドダストでは”今日がダメでも”ずっと続けることができませんでした。桃香は今度こそトゲトゲではずっと続けることを考えていましたが、メンバーにはそれを確認することができていませんでした。そんな言葉を聞けた桃香は少し安心したんだと思います。
ダイダスのライブを見に来た5人ですが、仁菜はトゲを出しまくります。
ヒナを見た仁菜は過去のことを思い出し、ヒナに向かって両手で小指を立てます。
そんな仁菜を見たヒナはニヤッとし、いくぞー!でライブを始めます。
このニヤッは、やっぱり変わって無くて安心した意味での笑いでしょう。
また、このいくぞー!は仁菜が5話のライブの時にやったものをパクったのかなと思います。飛び上がったときのポーズも同じです。
仁菜のこと大好きじゃん。
Cycle Of Sorrow
劇中では1番のみですが、個人的には2番がポイントだと思うので、この下で考察します。
2番の歌詞はヒナから仁菜への応援歌だと思っています。
「何もかもが信じられなくていい 進め」
これはトゲトゲとして音楽をやっていく中でうまくいかないことももちろんあるだろうけど、仁菜は仁菜らしく"間違ってない"を突き通して進め。ってことをヒナは伝えようとしていると思っています。
13話でそれを突き通して「運命の華」を歌った仁菜を見てヒナは微笑みました。よかった。って。
「残酷な世界の中で 救いの手を探してた」
というのは仁菜が過去に受けていたイジメの話だと思います。ヒナは仁菜が間違っているとは言いながらも、自分自身も理想は仁菜の行動だったんでしょう。でもそんなことがまかり通るような世界ではなく、現実は残酷です。そんな中で救いの手を探してた仁菜は、桃香の「空の箱」を見つけました。もしかしたらヒナが教えてくれたのかもしれません。
「託された想い守り抜くと誓うよ」と続きますが、ヒナは仁菜が救われた曲であることを分かっていました。しかし、桃香はダイダスを脱退して、「空の箱」を手放しました。
桃香はおそらく仁菜がイジメられている間にダイダスを脱退しています。そして仁菜は最終的には不登校になりました。そこでダイダスの新ボーカルのオーディションが始まりました。だからこそ仁菜の想いをよく知っているヒナ自身がダイダスになる事で、この「空の箱」を守ろうとしたのかな。と思いました。13話でヒナはワザとダイダスのボーカルになったわけじゃないと言っていますが、それは仁菜の為にダイダスに入ったなんて言ったら大変なことになるのがわかっていたからです。
「純粋な希望にしがみ付いてる君の目は いつまでも曇らせないで」
桃香の歌の事を純粋にどうだ、すごいだろと思い知らせたい仁菜は、桃香の歌に無限の希望を持っています。
今までの境遇を知っているヒナはそんな目はいつまでも曇らせずに音楽を続けてほしいと願っています。
ライブを聞いたトゲトゲの5人はダイダスがうまくなっていることに気づきました。また、ヒナもギターが弾けるようになっています。仁菜はまだ引けないのに。
ダイダスのメンバーはステージ上から小指を立てて挑発してきます。ただ、ヒナだけは手の向きが違います。これは仁菜との約束的な意味で使ってのかなと思います。
そしてトゲトゲのサウンドチェックに移ります。
このサウンドチェックのすばるとルパすき。
あとここでスタッフクレジット始まるのすき。
ルパはCycle Of Sorrowのアレンジを即興で弾きます。すごい。
小指でエンジンを組む5人ですが、智ちゃんは寒っと乗り気じゃないようです。そしてステージに上がる5人ですが、道を間違えてピーンってなる智ちゃんすき。
仁菜はステージに上がるなりギター弾けません!っと。すき
自分語りMCから始まる仁菜ですが、メンバーのことを愚痴りちょっと口喧嘩をします。そんな状況を見かねて、背中を見なきゃいけないポジションのすばるは、メンバー紹介をします。
そしてドラムの~とルパが振ると
といって仁菜のほうをみてニコニコになります。今まで嘘をついてプレアで~すと言っていたすばるは、ステージ上で自分の本当の名前を明かしました。これはおばあちゃんに見せるためでもあると思います。
これは仁菜のことももちろんですが、桃香のことも代弁しています。桃香の歌を否定したダイダスの頃のファンや事務所の人などすべての人へ向けた叫びです。
空白とカタルシス
空白とカタルシスについてはもう映像を見たそのままなので、あえて考察はしないでおきます。
途中でハトが飛んできますが、これは仁菜と桃香、途中からすばる。そのあとにルパと智を思わせる演出があります。こういう細かいのも好き。
また、すばるのおばあちゃんや、智のお母さんは会場へ、仁菜のお父さんも配信で見ていました。宗男!会場に来いよ!
ライブの最後は冒頭のシーンに繋がります。
間違ってないよ仁菜。
ライブが最高の11話でした。
正直後半が全然うまく書けてない気がするんですが、言葉にするのって難しい。
空白とカタルシスの歌詞については今回考察を入れてないですが、気が向いたら書こうかなと思います。今はとりあえず全話書ききりたいので。
そのほかの回はこちらからどうぞ。