ガールズバンドクライに心と精神と脳を破壊された話#7
7話の感想&考察&妄想です。
トゲトゲとしての初ライブの回です。また、この回は仁菜の覚悟と桃香の覚悟が強く描かれている回だと思います。
うまく言語化できるか分かりませんが頑張ります。
いつも通り13話までのネタバレを含みます。
見てない方は観てから先に進んでください。
あともう一度見てほしいので、キャプチャをあえてつけていません。
同時視聴をお勧めします。みんなで何度も観よう。
第7話 名前をつけてやる
サブタイトルについて
こちらも例に漏れず実在する歌です。
スピッツの歌ですが、歌詞を見てもあまりこの回とのリンクは感じませんでした。
やっぱりライブ回はサブタイトルにはそこまで深い意味を持たせてないのかな。
タイトルについては、名前をつけてやるなので、単純にこのバンドの名前をつけた話ではあるので、そことのリンクだけかな。
冒頭〜アイキャッチまで
冒頭はライブグッズの販売から始まります。
新川崎(仮)としてグッズを作っていますが、仁菜はいつの間にそんな手回しを。。。グッズ作るのもタダじゃないと思うんですがね。売れなきゃマイナスだし。
3人のときもグッズを売ってたと思いますが、売れ行きは微妙だったはずです。まぁでも仁菜なりの間違っていない。なのかな。
OPを挟んでライブ出演の話になります。桃香が昔お世話になっていた人から誘いがあったことをメンバーに話します。
みんな乗り気じゃないなら私一人で行くと言いますが、仁菜は行くと即答します。
まぁそりゃそうだよね。桃香は分かってて聞いてると思いますが。むしろここで即答されなかったら本当にバンドを辞めてたでしょう。
智ちゃんはあんまり乗り気じゃないみたいですが、ルパが言うなら。と言います。智ちゃんはこの時点ではルパさんだけしか信用していないような感じです。
ただ、行くことになったもののバンド名が決まってません。
後日、ルパ智ハウスに集まった4人はバンド名を決める会議をします。ルパは参加せず見守り役。桃香は恐らくバイトで不在です。
桃香の反応はどうなのか聞かれる仁菜ですが、5人でやっていくことに対して返事は貰えてない。とメンバーに伝えます。
仁菜はちゃんと言ってくれない桃香にイライラしますが、そんなことは桃香は知るよしもありません。その想いは8話で桃香にぶつけるわけですが。
ここで「そんなバンドの名前はどうすんですかぁ?」と机の下からヒョコッと顔を出すすばる好き
それぞれ考えているようですが、なんやかんやモメて3人同時に言うことになります。
仁菜→ちょこれーと
智→ウンディーネ
すばる→ドリームガール
この辺のワードに意味があるかなと思ってちょっと調べてみましたが、特にはヒットしなかったので、深い意味は無さそうです。
バンド名は中々決まらずこの日はお預けになったようです。
まぁこのメンバーで話し合いじゃ一生決まってなかったでしょうね。。。
ヘトヘトで帰路につく仁菜ですが、家の扉の前にはお姉ちゃんがいます。
お姉ちゃんは成績が急降下した仁菜を心配して訪ねてきたわけですが、仁菜はバンドしていることをお姉ちゃんに伝えます。
お姉ちゃんにはちゃんと自分のことを伝えられるぐらい信頼関係がそれなりにあるようです。まぁ姉妹だし。
お姉ちゃんはお姉ちゃんで変な理由じゃなくて安心はしたでしょう。
ただ仁菜は勉強のために東京に出てきたわけですから、それもほっぽり出して家出るのはさすがに肩を持てないとお姉ちゃんは伝えます。
ただ仁菜はそんなことは分かっているけど、勉強よりも自分が”間違っていない”と思えることをしたいのでしょう。勉強の先に何かあるのか聞かれればおそらく何もないですし。仁菜にとって勉強はあくまでお父さんから"逃げる"ための口実に過ぎないので、"もっと逃げる"ためのバンドを選択したんだと思います。
数日後、長野に向かうために5人は集合します。
桃香の運転で出発しようとしますが、マニュアル車でしょっぱなからエンストし、ルパさんに運転を変わります。
車内では質問してみんなが手を上げたら勝ちゲームをします。不機嫌ながらも桃香もちゃんと参加してるの好き。
仁菜は車酔いしてしまった智ちゃんのために水を買いに行きますが、修学旅行生の集団にムッとします。この時何を思ったのかは描写されていませんが、仁菜はこういうイベントが発生する前にいじめに合い学校を辞めてしまったのかなと。
車に戻ると仁菜は智ちゃんになぜ学校を辞めてしまったのか聞きます。
智ちゃんは親が理由で学校を辞めたことを伝えます。この語っているときに窓の後ろが楽しそうにしている修学旅行生なの。本当は智ちゃんはそういうこともしたかった暗示なのかなと思いました。
また智ちゃんが、「ルパも家族が事故で亡くなった時、、」まで言ってハッとしますが、あっ言っちゃった的なニュアンスだと思いますが、仁菜に徐々に心を開いていたので、まぁ仁菜なら言ってもいいかなと少し信頼度が上がっていることを示しているのかな。と。
また、車の前で写真を撮りますが、桃香と智ちゃんは乗り気じゃありません。桃香は顔が引きつって眉毛がピクピクしてるの細かくて好き。
節約のために車の中で一夜を過ごすと、外から声をかけられます。
後このシーンなんですが、仁菜が真ん中の席に移動して、すばるは仁菜を枕にして寝ています。
出発時はすばるが真ん中でしたが、すばるはこの向きじゃないと寝れないから、仁菜に席を代わってもらったのかなと思いました。一度車からは降りてるので考えすぎかもしれないですが。
アイキャッチ~ライブ前まで
この後半から涙腺崩壊でした。
名もなき何もかもの練習をしている5人ですが、あまりうまくいっていないようです。
寝違えて首曲がったすばる好き。
桃香はミネさんにに会うとメンバーに見せなかったような素振りを見せます。ミネさんが音楽を辞めずに続けていたことが嬉しかったんだと思います。
かつての桃香は音楽大好き少女で自分の音楽をまっすぐ信じていたんでしょう。
ミネさんはギターの裏に桃香から貰ったダイヤモンドダストのシールを貼っています。
これも桃香は絶対有名になるからって言ってミネさんに渡したのかなと思いました。それを桃香がダイダスを辞めた後も残してくれているのがいいですよね。
そして5人はミネさんとセッションをやることになり、ミネさんが弾き語りをします。
この歌はミネさん心情を描いていると思います。
ミネさんも桃香と同じように何曲も何曲も学生時代から歌を作ってきたけど、どれも実らなくて、気づいたら大人になっていて。でもまた逢う日=実る日まで、初心の頃の歌は忘れてしまっても音楽は続けようって。まじでこの歌のフルどこかで聞けないですか???どうやらCycle of sorrowのシングルに入ってたらしい。買ったけどまだ聴けてなかったので聴きます。
歌詞全文を見たのですが、自分の考察と殆どずれていなさそうでした。ただ、劇中では歌詞が若干変わっているようです。
歌詞のフルはこちらから確認できます。
フルを見て心がしんどくなりました。
桃香はこのミネさんがいたから音楽を続けてこれたんだと思います。ダイダスの駆け出しのときに今日と同じようにミネさんに合って、仁菜と同じように"決めた"はずだったんです。
最後のライブで自分のお世話になった人と一緒にライブをしてキレイに終わる。私の歌はここまでだ。って。
みんなで辞めることを提案するんじゃなくて、"私は"抜ける。とまた桃香だけが抜けようとします。
これはみんなが悪いんじゃなくて、自分の歌が悪いことを自覚しているからこそのセリフでしょう。
仁菜はそれでいいんですか?と聞きますが、桃香は、普段の口調で
いや。良い訳無いでしよ!何怖がってるんですか!
残りの感情は8話の仁菜に任せます。
居酒屋のシーンに移ります。
仁菜はミネさんに音楽をやめようとしたことあるか聞きます。
マジでこっからの「雑踏、僕らの街」のピアノバージョンからのセリフヤバい。他の話でも出てくるけど、これずるい。
これはミネさんの実体験であり、桃香のことも言っていると思います。続ければ続けるほど結果という現実が押し寄せてきて、自分をどんどん苦しめていく。
ミネさんも自分に実力が無いのは分かっていても音楽を続けています。
ただ桃香はまだその覚悟ができていません。
桃香は音楽は好きだし続けたい気持ちもあるはずです。ただ、一回やって駄目だったバンドをもう一度やりきる程、精神的体力は残ってなかったんだと思います。現時点でも自分の歌が通用している感じはしないし。続ければ続けるほど自分の傷は広がっていくし、夢見るのは本当にこれで最後にしようって。
またダメになっちゃう前に手を引こうって。
居酒屋から出て、仁菜はミネさんに怖くないのか聞きます。
好きなものを仕事にするっていうのは決して楽な道ではなくて、眠れなくなる日もあるし、食べれないほど落ち込む日もある。でも、そこには好きなものが待っていて、"自分が自分で居られる場所"。
このあとミネさんが楽しそうに笑うのがホントに好き。本当に音楽が好きなのが伝わってくる。
賢い選択をするよりも、好きなものを続ける。ミネさんにとっての”居場所”はステージで、”間違ってない”と思うからこそ音楽を続けてこられたんだろうなって。
この言葉を聞いて仁菜は覚悟を決めます。
予備校を辞めること。家を出ること。バンドを一生続けること。を決めたのでしょう。ミネさんと同じように好きなものを続ける。やっぱり"間違っていないから"って。
賢い選択をするのではなく、バンド一筋でやっていく覚悟です。
ライブシーン
バンドの名前が決まってない状態で飛び出した仁菜は、観客にいた子の服から取ってトゲナシトゲアリというバンド名を咄嗟に名乗ります。
咄嗟にしては中々良いバンド名だと思います。
みんな棘があって棘がなくなったりして。
自分語りを始める仁菜ですが、この時桃香は何を思っていたのでしょうか。それはたぶんこの歌に全部込められています。
名もなき何もかも
この歌は、桃香の心の叫びの歌です。
一人にさせてほしい。この虚しい気持ちがみんなに伝わってしまう前に。でも本当は仁菜に言いたい。知ってほしい。とっても苦しいって。音楽はこんなに好きなのに。悪いのは私なのに仁菜は私を信じてくれている。それは嬉しいけど、それだけじゃダメなんだって。そんな色んな感情が自分を突き上げてきて、震えてしまうから。自分が自分で無くなってしまいそうだから。バンドはもう終わりにしたい。って
この歌はリアルトゲトゲのデビュー曲でもあるんですが、トゲトゲの中でも好きな曲です。桃香の感情を全力でぶつけられている感じが最高にロックで。
最後に仁菜は予備校やめます!と宣言して終わりです。
7話は後半が怒涛のグッとくるセリフラッシュで書くこといっぱいだったんですが、なんとか書きました。あんまり感想って感じでは無いですが。とにかく感想って言語化かするの難しいんですよ。全部刺さってるから。とりあえず刺さりすぎて心の形は無いです。まだ書き足りない気もしますが、この辺で。
次は個人的にガルクラで一番好きな話の8話になるわけですが、書きたいことが多すぎて時間かかりそうです。
では。
あと皆さんサントラとアルバムは予約しました?
2ndワンマンライブも申し込みました。当たるといいな。
その他の話の感想記事はこちらからどうぞ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?