ガールズバンドクライに心と精神と脳を破壊された話#5
さて。5話の感想です。この5話あたりで精神も破壊されました。あまりタイトルと内容はあってない気がしますが、そのへんは雰囲気です。この記事は今まで通り、感想&考察&妄想です。
あと今まで個人的な感覚で章を分けていたのですが、アイキャッチで分割しようと思います。あとちょっと今回はキャプチャしたい場面が多すぎてうまく伝えられないと思ったので、アニメを視聴しながら並行して読んでもらえると助かります。キャプチャを付けました。
例のごとく1〜13話のネタバレを含みます！
未視聴の方は全て観てから先に進んでください！
第5話 歌声よおこれ
サブタイトルについて
いつも通りこれも実在する曲です。（サンボマスターの「歌声よおこれ」）
が、歌詞から考察が難しくうまく言葉にできなかったので、今回はスルーします。すいません。
ライブ回はサブタイトルよりも劇中歌のほうを考察しようと思います。
冒頭〜アイキャッチまで
最初のカラオケルームでは、カラオケの宣伝映像でダイダスが出て来て、仁菜はヒナに気づきます。ただ初見視聴の時はこの時点では何も情報がないので分かりません。
OPを挟んでライブハウスに移動します。仁菜はダイダスのことを調べますが、似ているだけ。と思い込むことにしてその場は終わります。
ライブハウスの下見でステージに立った仁菜は、桃香にライブをやるか聞かれて即答でやります！と答えます。仁菜は完全にロックの虜になっています。
チケットは自分たちで売ることになりますが、仁菜は予備校で隣の席の子にチケットを譲ってしまいます。
予備校の子たちにライブチケット渡すのは中々ロックだと思いました。仁菜と違って勉強してる人たちだし。。。
吉野家のシーンで、チケットは自分たちで買ったことを知る仁菜は、そんなやり方ズルい。と言いますが、そりゃ世の中そんな甘くはないですからね。。。ライブハウスも商売ですから。
あとこのシーンで桃香がビールを飲んでるときちゃんとゴクゴク言ってるの細かくて好き
またこのシーンでは、ルパがこっそりチケットを購入します。仁菜は気づいていないようでしたが。。。気付いてないよね？ここはルパさんらしくてすき。
帰り道で偶然会ったライブハウスのおっちゃんからは、ダイダスのライブチケットを貰います。
13話まで見たあとだと、ヒナは仁菜が新川崎（仮）をやっていることに気付いてあえてチケットを置いていったのかなとも思いました。
仁菜はダイダスのことが気になってはいるので、真相を確かめるためにも行くことにします。
場面が変わって予備校です。この間チケットをあげちゃった子にチケットがまだあるか聞かれますが、仁菜はホントの事しか言えないので、ﾑｽｯとして「3枚で7500円です」「嫌なら買わなくていいです」と答えます。
なんでそんなオコなの。。。
そしてダイダスのライブ会場に入りダイダスが登場すると、ETERNAL FRAME〜空の箱〜でライブが始まります。しかしそこでボーカルをしているのは過去に絶交したヒナだと知ります。
仁菜はダイダスの空の箱は"私だけの宝物"だと思っていたので、どうしてあいつがとトゲを出し、会場を出てしまいます。
が、実際には13話で明かされたように自分だけのものではなく、ヒナと二人で空の箱を聞いていました。
またヒナはヒナで大好きだったダイダスのボーカルになったわけですが、このアレンジには納得がいってないはずです。ただ、売れるため。そして仁菜に気づいてもらうためには必要だったのかもしれません。
ETERNAL FRAME〜空の箱〜について
このタイトルにある「ETERNAL FRAME」これもおそらく実在する歌からとってます。＜バングルスのヒット曲。邦題は「胸いっぱいの愛」ーwikipediaより＞
胸いっぱいの愛っていうのはヒナ→仁菜のこと・・・？
バングルスは1980年代のガールズバンドのようですが、このバングルスが歌った「ETERNAL FRAME」の歌詞をみると、ヒナの気持ちを歌ってるようにもとらえることができます。
A whole life so lonely
(今までずっと、とっても寂しかった)
And then you come and ease the pain
(でもあなたがやって来て、その苦しみを和らげてくれるの)
I don't want to lose this feeling, oh.
(私は失いたくないこの感覚を)
ヒナは仁菜と絶交したもののずっと寂しくて、気づいてもらうためにダイダスに入って、そしたら仁菜は仁菜でバンドを始めて、ちょっと嬉しかったのかな。と解釈しました。
Do you feel the same
(あなたも同じように感じる？)
Am I only dreaming
(私だけが夢をみてるの？)
Or is this burning an eternal flame.
(それともこれは永遠の炎なの？)
ヒナは仁菜と親友だったわけですが、もう一度親友に戻りたいのかなとも取れます。仁菜は気づいてくれた？それとも私だけ？みたいな。
また、「eternal flame」は永遠の炎という意味があり、宗教的には「誓い」的な意味があるようですが、ここでいう誓いは”絶交”のほうですかね。
本題の空の箱のほうの歌詞ですが、仁菜桃香の空の箱（オリジナルと思われる空の箱）と、新ダイダスの空の箱には歌詞の相違点があります。
Ａメロの歌いだしや、途中のサビの歌詞の順番が違うのはもちろんなのですが、”消された歌詞”があります。
溢れだしそうなほど詰め込んだ
他人の箱の横目に
下手な愛想笑いすら やっぱり出来てない
この歌詞は空の箱の中で結構後ろ向きな歌詞です。
新ダイダスの空の箱では曲調も明るくなっているため、この歌詞は”売れるために”消されたのでしょう。
またこの歌の歌詞は桃香の視点で書かれた歌なので、新ダイダスになったヒナの視点では無関係なため消されたとも考えられます。
また、本編ではフルで聞くことが無いですが、ぜひヒナ視点で聞いてほしいです。
少し脱線しましたが本編に戻ります。
アイキャッチ後～ライブまで
カラオケのシーンではヒナのことを桃香とすばるに話しますが、仁菜の事情だと突っぱねられ、桃香と仁菜は喧嘩します。
居酒屋のシーンでは、ダイダスの話になります。ゴングを鳴らすすばるすき。
今のダイダスは桃香がいた頃のダイダスとは違うから肯定するのはおかしいと桃香に伝えますが、桃香は自分はもう関係ないから自由だし否定する権利はないと返します。
あと見直して気づいてんですが、このシーンではすばるがずっとモグモグ言ってます。かわいい。
また、今のダイダスが好きか嫌いか聞かれた桃香は、別に好きでも嫌いでもない。と答えます。
自分のいたバンドですよ。
桃香さんが魂かけていたバンドですよ。
桃香は勝手に決めつけるな。と返しますが、そんな簡単なものではなくて、魂をかけていたからこそ、好きでも嫌いでも語れるものでは無くて、でもその物語を始めたのは自分で、逃げたのも自分で全部悪いのは私だから。とやかく口出しする権利はないってことでしょう。
マジでこのシーン何度見ても泣ける。電車で見てると危ない。
でも仁菜は桃香の過去事情は知らないので、今の形でいいのか再度問いますが、桃香は「バンドは変化するものだ」と答えます。が、仁菜は「じゃあなんで辞めたんですか？」に続けて正論連射をぶちかまします。
私はただ、桃香さんがやっていたダイヤモンドダストが好きなんです。
あの歌で人生が変わったんです。
だから負けてほしくないんです！
それに対してダイダスが何を目指していたかを桃香は話します。音楽性も主張はなく「絶対にやめない」の思いだけでやっていたことを伝えます。
ただ、これは間違っていて桃香がいた旧ダイダスは"武道館"という目標があったはずです。今は忘れてしまっていますが。
だから、悪いのは私なんだ。
いつか自分たちのやりたいことができるようになる。とダイダスのメンバーは最後まで必死に説得してくれて引き留めたにも関わらず、桃香はやめたことを話します。
ただ、13話まで見た後だと、音楽性や主張がないとは到底思えないんですよね。仁菜がヒナを”忘れてしまったよう”に、桃香もおそらく”忘れてしまっている”んだと思います。それを気づかせてくれるのが仁菜になるわけですが。
またこのシーンでも告白してます。
帰宅のシーンに変わります。ベロンベロンの桃香を介護する桃香飛行機すき。すばるふざけすぎですき。でもまぁこの雰囲気を和ます為にやったんだろうな。と思うともう最高。すき。
ごめんね。ごめん。
違うよ。違う。
ここ最高です。何度見てもいい。
この「ごめん」にはいくつもの「ごめん」が込められてると思います。
ダイダスをやめてしまったことに対して、元メンバーへのごめん。
ダイダスのやめてしまったことに対して、仁菜へのごめん。
飲み物をぶっかけてしまったことに対してのごめん。
恐らく作中での意味は１です。だから仁菜はすばるの嬉しかったのかもね。を否定しました。すばるが気づいていなそうなところがまたいいんですよね。仁菜と桃香の関係性が見えて。
2は過大解釈かもしれませんが、仁菜の"居場所だった"ダイダスを奪ってしまったことに対してのごめん。でもあるのかなと。
3に関しては直前の場面についてのごめんです。これはお互い様ですが。
怒りも喜びも哀しさも全部ぶち込めるのがバンドの良いところ！
ここでガールズバンドクライのテーマの回収です。仁菜の場合は怒りが多いですがね。。。仁菜は爪痕を残すための衣装も決めます。
ライブハウスの裏では、男バンドマンに絡まれますが、仁菜は敵対心むき出しで追い返します。ちなみにこのバンドマンはここで爪痕を付けられちゃいます。
視界の隅 朽ちる音について
まじでこの曲好きすぎて最高です。この曲は新川崎（仮）で前向きにやっていこうっていう歌ですが、下の歌詞には別の意味が込められているような気がします。
灰になった後で ようやく気付いて
願いはいつまでも届かない
最初聞いたときは、灰になるほど燃え尽きてしまった後に、自分が間違っていないを突き通すことに気づいたのかなと思ったのですが、このガールズバンドクライにおいては、ルパの話でしょう。この時点ではまだトゲトゲにも入ってないですし、その話も出てきてないですが、どう考えてもルパの話です。ずるいよ。
またこのシーンで智とルパが出てきますが、ルパが口をワーとあけて笑っています。たぶんこのシーン以降口をあけて笑っているシーンはないと思います。たぶん。
この曲で1話から10話のダイジェストを作られたときはずるいなって思いましたね。観てない方は是非。
この5話で私は完全に心と精神をつかまれました。リアタイ勢ではなかったので、1話～3話 4話～5話とハイペースで見たのも良かったのかもしれないです。おかげでぐちゃぐちゃです。
正直書きたいことが全部かけていない気がしますが、書きたくなったら随時追記方式でやっていくので、次の話の感想が更新されたときにでももう一度見てみてください。
6話も1週間以内には書きたいと思ってるので待っててください。間違ってないから。
1話から4話、13話の感想も書いてます。こちらからどうぞ。
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