診断、手術へ(子宮蓄膿症)
11月19日(土)
病院では、まず血液検査をしました。血液検査の結果と症状から判断すると緊急性はなさそうだが、子宮蓄膿症の典型例とのこと。
子宮内に膿が溜まって、犬にダメージを与えているいうことでした。
抗生剤で散らす、というか抑えることもできるが、それはあくまで一過性の対処法。これから毎回生理の時期に抗生剤を飲み続けることになってしまい、どうしても切りたくないということでなければ、子宮、卵巣を摘出するのがよいということでした。
どうしても切りたくないというわけではありませんでしたが、フレンチブルドッグのような短頭種が麻酔を行う場合の死亡例が多いという話を聞いたことがあり躊躇しましたが、摘出手術をお願いすることにしました。
しかし、いずれにしても今の状態では、手術に耐えられる体力がないので、数日点滴を続け、体力が回復したところで摘出手術を行うことになりました。
その日は、点滴をしてもらい夕方まで病院で預かってもらいました。
左前足に点滴を続ける為のルートを付けたまま帰ってきたので、抱っこする時はおっかなびっくりでしたし、フランが自分でいじって外してしまうのではないか心配でした。
<治療費> 血液検査と点滴代で約18000円。
11月20日(日)
この日は休診日のところ病院をあけてくれ、朝連れて行って点滴をしてもらい夕方に迎えに行きました。月曜の様子によっては、月曜手術。体力の回復が足りないようであれば、木曜手術ということに日程を決めました。
翌月曜は仕事もあるだろうから、朝早く、病院においていってもいいよと本当にありがたい言葉をいただきました。家に連れて帰るとだいぶ元気になった感じがし、食欲も少し回復してきました。明日手術の可能性もあるため、夜ご飯以降は、食べ物、水を与えませんでした。
11月21日(月)
朝、病院に連れて行きました。フランの様子と心電図をとって検討した結果、もう少し回復してから手術を行うことになり、その日も点滴のため一日預け夕方迎えに行きました。手術は木曜日に決定しました。
<治療費> 日曜の点滴代と月曜の点滴代、心電図で約17000円。
11月22日(火)
この日も朝連れて行き、1日点滴し夕方迎えに行きました。体調が普段通りに戻りつつある感じがみてとれました。
<治療費> 点滴代で約8000円。
11月23日(水)
この日は祝日だったので、家で抗生剤を飲ませて待機。ご飯もよく食べるようになり、かなり体調が良くなっている様子が感じられました。明日の手術に備え、夕食を最後に食事と水は与えませんでした。
手術の際に、気になっていたことがあったので一つ先生にお願いしてみました。
生理の前ぐらいから、フランの口がすごく臭くなっていました。歯磨きジェルや、歯磨きシートを使ってケアをしましたが、臭いの状況は変わらず。生理で体調が落ちているせいかもと思いましたが、ちょっと今までの口のにおいとは違ういやな臭いでした。
歯の表側は触らせてくれるのでスケーラーで歯石を削ってあげていましたが、口を開けて中に手を入れられるのは嫌がるため、歯の裏側は何もできていませんでした。臭いの原因は歯の裏側にたまっている歯垢が原因と思ったので、麻酔をかけた時についでに歯垢も取ってほしいというお願いでした。
しかし、短頭種の麻酔は危険を伴うから、他の作業はしない方がよいとやんわり断られました。小さいときに、口の中を触らせるトレーニングをしなかったことを後悔しました。