手術(子宮蓄膿症)
11月24日(木)
手術の日を迎えました。体調はだいぶよくなってる様子がみてとれましたが、朝に胃液を吐きました。普段でもエサをあげる間隔が開き過ぎると、こういうことがあったので、食欲は復活しているように思いました。
病院に連れて行き、朝の件を報告しましたが恐らく大丈夫だろうということで手術をすることになりました。前納金の5000円を払ってフランを預けてきました。昼ごろ手術を始めるので、夕方に電話をして状況を確認することになりました。
昼は何をしていても落ち着きませんでした。もし急変すれば病院から連絡があるだろうし、連絡が無いということはきっと大丈夫だと自分に言い聞かせました。
夕方になり病院に連絡しました。電話口に出た先生は手術は成功。ただ、予想以上に子宮内に膿が充満しており、手術に踏み切って本当によかったと言っていました。よい正月が迎えられますよ、とうれしい言葉もかけてくれました。傷口の状態次第では土曜日にでも退院できるかもとのことでした。フランとの面会は、犬に里心がついてしまい、かえってかわいそうなので会わない方がよいとのことでした。
11月25日(金)
とはいえ、わたしもヨメも心配で、説明を聞きに病院に行きました。
先生は摘出した子宮と卵巣を取っておいて、みせてくれました。銀のトレイに入れられ、冷蔵庫で冷やされていました。ウェブ検索でみた子宮蓄膿症の写真と全く同じでした。
(リンク先:子宮蓄膿症google画像検索 見たくない方はクリックしないでください)
卵巣と子宮の間の子宮角というところに膿がパンパンに詰まっているのが一目でわかりました。アメリカンドック位の太さでした
先生がメスをぶすぶすと突き刺すと破裂して、中から酢味噌和えの味噌のような膿がどくどくと出てきます。先生があまりに勢いよく突き刺すので、膿が飛び散るのではと心配でした。と同時に、フランがこれだけの状態になるまで気付いてあげられなかったことを反省しました。後から考えると、写真撮っておけばよかったと思ったのですが、悪趣味ですね。
卵巣もその場で切開して見せてくれました。卵巣の中には、水腫状態になっている部分がありました。こういうのが出来ている状態なので、これが全身に回って、もう悪さをしているかもしれないと。先生から悲観的なコメントをいただきました。
牧歌的な雰囲気の先生なのですが、診断に関しては楽観的なことは一切言いません。ヨメとわたしは家でペシミストと呼んでいます。そこまで言わなくてもというぐらい、最悪の状況を言うことが多い先生です。獣医という職業上、飼い主と接する上での方法の一つなのでしょう。
手術後のフランは傷が痛くて、しばらく座ることもできなかったと聞いて、本当にかわいそうに、と涙が出ました。
<費用> 前納金5000円