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腫瘍の疑い

4月18日(火)
一か月前に発見した舌のできものは良くならず、舌の奥の方にも、できものが増えたように見えました。さすがにおかしいのではということで、わたし一人でフランを連れてK病医を再訪。

口を開けさせて見せたところ、盛り上がっている部分と潰瘍状に凹んでいる部分があるので腫瘍かもしれないとのこと。前回、口内炎と診断した時と同様にあっさりでした。これ以上は麻酔をして口の中を調べないとわからないので、N大学の動物医療センターを紹介しますから、そこで診てもらって下さいとのことでした。
先生は日頃から、手に負えない症例の場合は、すぐにN大学の動物医療センターに送りこんでしまうと事あるごとに言っていました。

リンパ腺も腫れているらしく、軟膏でよくならないことからも腫瘍の可能性が高い。治療は外科手術か放射線。舌の真ん中部分なので、どのように手術するかわからないが、腫瘍部分を取り除いて縫い合わせると舌がストロー状になり、舌が一生出たままの状態になることもあると先生は言いました。例によっていつものペシミスト性を出し始めたなと思いましたが、今回は大げさではないのかもしれません。

医療知識のない一般人は、医者の説明からはもちろん、医者のふるまいや言い方など一挙手一投足からも色々と感じとり総合的に判断します。
こないだ診てもらったときは、パッと見て口内炎ですと、あっさりだったので、口内炎と腫瘍は見た目にも明らかな違いがあるんだろうなと感じました。腫瘍だとよだれがダラダラ出てくるからということでしたが、フランはよだれが全く出ていませんでした。
実際、腫瘍ではないと説明もされましたが、先生のそうしたふるまいからも総合的に判断し腫瘍の可能性は低いと信じて疑いませんでした。だからこそカレー屋で腫瘍でなかったことを祝い、泣きながら乾杯したのです。

一か月前から舌のできものの状態に変わりはなく、元々でこぼこしていましたし、今回は舌の奥にできものが増えたから連れていったのです。それが手術か放射線。しかも舌がストロー状で一生出っぱなし。
正直、何をいまさら。一か月前に気付いてくれよという気持ちでした。
一か月前はパッと見て口内炎。今回はパッと見て腫瘍の可能性が高いといって大学病院送り。前回と今回の違いがわからず、何がなんだかわかりませんでした。

先生は生粋のペシミストだけにきちんと確認しました。これは念のため大学病院で診てもらおうということなのか、腫瘍の可能性が高いから大学病院に行きなさいということなのか、実際どちらなのかと。
答えは後者でした。取り越し苦労だといいんですがといわれましたが、明らかにおなぐさめな感じでした。

その場で、N大動物医療センターに電話してくれましたが、混んでいるとのことで、予約が取れたのが5月1日(月)でした。二週間後です。
腫瘍の可能性が高いと言われて、二週間も間が空くのは嫌だなと思いましたが、あそこはいつも混んでるし、なんとかねじこんだと言われたので黙っていました。

N大の先生はよく知っているが、きちんとバランスを考えてやってくれる良い先生だから心配ない。といわれましたが、それは明らかに「寿命」と「余命」のバランスという意味合いでした。
N大に連れていく5月1日は、麻酔をかけてCTとったり生検をするから、絶食絶飲で行って下さいといわれました。

わたし一人でK病院に連れて行ったので、ヨメにはわたしから説明しました。腫瘍の可能性が高いと言われたこと。N大動物医療センターを紹介してもらったが、予約日は2週間後であるということ。
ヨメもショックを受けていましたが、やはり2週間も間が空くことが気になったようでした。
ヨメは押しの弱いわたしに替わって、もっと早く出来ないかK病院に掛け合ってくれました。

ヨメがK病院に相談しましたが、5月1日でもなんとかねじ込んだので、確認してみるが恐らく無理ではないかということでした。明日確認してみるので、夕方連絡をしてくださいといわれましたが、恐らく確認はしないだろうなという話ぶりでした。翌日確認の電話をしましたが、やはり結果はダメでした。

<費用> 2700円(診察料・軟膏代)

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