異変
年があけてしばらくたっても、相変わらずフランの口は臭く、毎日寝る前に口の中を歯磨きシートで拭くのが日課になっていました。
歯の外側の歯垢を削り取ったりはしていたのですが、臭いが消えることはありませんでした。口はあまり開けてくれないので、歯の裏側に恐らくついているであろう歯垢が原因とわたしは思っていました。
ある日、ヨメがフランの舌に何かできているのに気付きました。なんとか口を開けさせてみたところ、舌の真ん中に赤くて膨らんでいる部分があるのが見えました。
11歳になりフレブルの中では高齢。がん腫瘍ではないかと思い、犬の舌腫瘍の検索をすると、かなり進行が速いということが分かりました。皮膚にできるがんには扁平上皮細胞にできる、扁平上皮癌。メラニン細胞にできるメラノーマ。繊維芽細胞に出来る繊維肉腫の3種類あることが分かりました。ぱっと見た感じで、メラノーマではないというのはわかりましたが、ひょっとしたらがん腫瘍の可能性はあるなと思い。かなりあせりました。
3月18日(土)
急いでK病院へ連れて行きました。舌のできものは大きくなっている気がしました。診察台でなんとか口を開けさせて診てもらいましたが、先生はパッと一瞬診てあっさりと口内炎だねと言いました。がん腫瘍だったらもっとよだれがダラダラ出てすごいから。軟膏とビタミン剤で様子を見てください。とのことでした。
とても心配しましたが、あっさりと口内炎だとわかって拍子抜けしました。ヨメとカレー屋で乾杯しました。
<費用> 軟膏・ビタミン剤代 約4000円