意外と加減が難しいお昼寝。注意すること2点と、少し怖い補足。
昼下がりに凄まじい眠気に襲われて
耐えきれず10分程度ウトウトしたら
一転して気分爽快、
その後の仕事が断然はかどった
という経験、多くの方にあると思います。
その一方で、
昼に寝過ぎてしまって目覚めが最悪、
その後もだるくて身が入らない、
しかも夜は寝つきが悪くなって
悪影響しかなかったという経験の
ある方もいるかもしれません。
上手に使えば効果的、
でも少し間違えたらどこまでも悪影響。
意外とお昼寝は加減が難しいです。
そこで以下の点に気をつけて
お昼寝を活用していきましょう。
① 30分以上寝ない
入眠して30〜40分を超えると深い眠りに入り、
体は本格的な修復作業を始めてしまいます。
昼寝はスリープモードで行い、
シャットダウンは夜だけにしましょう。
寝すぎるのを防ぐため、
横にならない、仮眠前にカフェインを摂る
などするといいようです。
ビーズクッションのようなものを
椅子や壁際に置いて寄りかかる程度が
よさそうです。
② 15時以降は寝ない
いわゆるバイオリズムですね。
体温は夕方になるにつれてゆっくり下がり、
夜に向けて準備をします。
夕方に仮眠をすると
体温の循環を乱してしまいます。
昼寝しそこなって
15時を回ってしまったら、
その日はもうやめておきましょう。
少し怖い補足
普段の睡眠時間が6時間に満たない人は、
日中の1時間以上の睡眠が必要なこともあるようです。
その一方で
普段6時間以上の睡眠時間を確保できている人が
日中に1時間以上寝てしまうと、
心血管疾患の発症リスクが34%、
全死亡リスクが30%高くなるそうです。
この関連性は、特に女性と65歳以上の
高齢者において顕著とのことで、
昼寝の習慣が無条件で歓迎される
というわけではないようです。
なぜ昼寝を必要としてしまうのか。
もしかしたら夜の睡眠の質が悪いために
日中に眠くなってしまうのかもしれない。
心疾患リスクや全死亡リスクの上昇は
昼寝が問題なのではなく、
普段の睡眠の質に問題があるのかもしれない、
という読み解き方もできます。
日中に過剰な眠気に襲われる方は
ぜひ普段の睡眠から見直してみましょう。