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念願の現地就職

国を超えて通用するハイスキルがない私でも、なんとか現地就職できたエピソード。

これからパートナーに帯同して渡欧するみなさ〜ん!パートナーが現地の人なら、パートナーさんは圧倒的に就職のチャンスが多いので、あなたの就職先を軸に居住地を選んだ方が良いですよ〜!!!

当たり前だけど、オランダ人はオランダで就職しやすい。もう一度移住戦略を練るのであれば、外国人である自分の就職を先に決めて、その後にその近辺で夫の就職先を決めてもらえばよかった。


背景

・国際結婚(自分の仕事や意思でヨーロッパに来ていない)
・日本国内なら仕事に就きやすいドメスティックな資格保持、最終学歴は修士
・学校を出てから切れ目なく働いていた(区役所の国保担当のおじさまに褒められた)
・渡欧に伴いできることを探し、日本の業務委託の仕事を請負+現地でもフリーランスの仕事をちょこちょこしている。
・就労意欲あり(働くのが好き、できたらフルタイムで働きたいくらい)
・英語ニアネイティブ、オランダ語A2、CVに書くほどじゃないけどスペイン語ちょっと

外国に住むとなると強みがないのよね・・・・。これで30歳くらいだったら、迷わずにオランダで職業訓練のコース(2〜3年など)に入っていると思う。英語での開催コースもたくさんあるし。

永住するって決めていたら、この年でも職業訓練を受けたかもしれない。実際にそうしたルートで頑張っている人も多い。オランダ語も身につくしね。この前会ったチャーミングな同世代の女性も、ネパール出身でオランダで保育士資格を取って働いていた。こういう頑張り屋さんの例はたくさんある。でも私は永住しないって決めてるからな。

模索

ずっと足掻いていた。何ができるのか。
まだ退職してごゆるり生活する年代じゃない!プロフェッショナル主婦業は尊敬するけど向いていない!日本人のみを相手とする仕事は限界がある!

・個人事業主として業務委託+フリーランスを続ける案:現時点では個人事業主と似たような枠組みだけどsmall businessという枠で登録して税申告している。事業に対してパッションがあれば違うのかもしれないけど、私は「この地でできる仕事を在宅でする!」ことだけを追求していたので、途中から仕事の広がりのなさに絶望していた。あと、日本では当たり前だったから気づかなかったけど、自分は組織の中で働くのが好きなんだなと。なので、このポジションは過渡期限定の位置付けにしたいなと。

・日系企業就職案:チャンスはありそうだったし、ありがたくも面接に呼んでもらったこともあった。日系企業の働き方や雰囲気が苦手な人もいるけど、ここだけの話、私は好きなの。きっかりした環境でしっかり働きたいの。ただ、リモート勤務<オフィス勤務の会社が多く、通勤に時間がかかり過ぎるので断念(リモート上限40%とかね)。もちろん、ほとんどの企業で必要な時はリモートできそうだった。私の仕事のためだけに家族で引越しできるのか、夫と話し合ったこともあったけど、これは諸々を踏まえて見送り。

あと、食堂の配膳の仕事を夫に止められたり、オンライン語学講師の説明会に行ってみたり、kumonヨーロッパのフランチャイズ説明会に行ったり、現地での資格取得を調べて説明会に参加したり、オランダの修士(一年の英語コース)を調べたり、イギリスや日本のオンライン修士を調べたり、現地の無料就職支援セッションに参加したり・・・漂流・・・混迷。

現地就職

それぞれのポジションの勤務歴や学校での専攻とのつながりが重要だと思っていたので(これは間違ってはいないかな)、現地就職できる気がしなかった。すごくデキる感じの求職中の人たちが苦戦している姿を見ていたのもあるかも。母国でバリバリ働いていて、パートナーの都合などでやむをえず移住して無職→求職中の高学歴の人たちは、それこそたっくさんいる。

自分が選べる身分じゃないというのはよく分かっていたので、現実路線で探して、オープンポジションへの応募を繰り返していた。CVとカバーレターは念を入れ時間をかけて準備していたけど書類選考で全て❌

真剣に応募していたけど、それぞれ書類選考が通らなかったことにさほどというか全くショックは受けず、「やはりな」という感想。それほど私にとって現地採用はハードルが高い印象だった。

動く時は動く

そんな状況の中、ある日知り合い(以前、一緒に職探しをしていた現地のお仲間)から、「私の後任にあなたを推薦したいからCVを送ってもらえないか?」とワッツアップで連絡あり。彼女はより長期的に勤務ができそうな仕事が見つかったから転職するけど、離れるポジション(今回私に紹介したいポジション)もキャリアカウンセリングがついており、勉強になったとのことで。

すぐにcvを送り、彼女の上司たちとオンライン面接1回→オフィス面接1回→決定。1週間で決定。こんなことあるんだ・・・タイミングって金。

就く予定のポジションも、現地企業のオープン公募で私が応募していたようなポジションで、「これならできるかも!可能性あるかも!」と思っていたような仕事内容。大企業で、担当部門の専門分野も興味が持てるもの。

月並みすぎて書くのも憚られるけど、人とのつながりが大事なんだなと。感謝、感謝、感謝。採用が決まって涙が出た。チャンスがもらえて本当に嬉しい。誠実に働き、前向きにポジティブな職業人として成長していきたい。

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