正直に生きるガールトーク
いつも誰かを気にして生活することは、品であり、為人であることは十分わかってるけど、ダイエットが成功した裏側には、どんなうんこが出たとか、人には言いにくい嬉しいことがたくさんあるものだ。
週一、二でスナックで働く私は、人の弱い部分を抱きしめることに愛おしさを感じるようになった。もっと前は、バーバリーばかり着ては自慢することしかできないおっさんを煙たいと思っていたけど、そういうおっさんもいつしか私の中では「おじちゃま」に変わっているし、きっと自分に素直でいることは、いつしか誰かにチャーミングと思ってもらえるきっかけになるのではないかと思い始めた。
裏垢で親友だけに恋人とのツーショットの惚気を晒し、たまに会う昔プラトニックラバーだった(セックスフレンドよりずっと厄介)な男の子たちとのエピソードを言ったりして、「本当の私」を共有したりするのはそこしかなかった。
きっとこれをたまたま見つけて、俺も私もそうだなあ、と感じてくれる人がいたならとても嬉しい。
誰にも迷惑をかけず、好きとか嫌いとかただ綴るくらいなら罰は当たらないのだ。
人を傷つけるようにわざと残しにかかるのは大嫌いだけど、本当に思うことをマナーの上で隠しておくのもヘルシーではない。
自分を生かすことって素敵だ。隠さず、過ぎず、自分らしく生きていきたい。
恋人の前でもプリっとおならをするけど、実家ではもっと豪快にかます私は、もう一度、心の実家について考えることにした。
見た目が綺麗な女でも、本当のところは男も女も変わらない。時には女の方が頼りになるし、ていうか女の方が頼りになることが多かったりするのも事実。あんまり男女のことを差別したくはないけれど、私は女として生まれ、女として生き、男の子と恋をすることに幸せを噛み締めている。
ということで、日記は机の中に一応しまっているけれど、いつか恋人に見られそうなので、こっそりここに書き残すことにします。