ワキクサ(脇臭)

恋人はパスタの湯で時間を測る時、アレクサのごとく

「〇〇クサ(わたしの名前の一部)、タイマーをセットして」

などとお願いしてくる。


ところでわたしは、そんな彼の脇に顔を埋めて、匂いを嗅いでは

「くさっ♡」

とするのが好き。

なので〇〇クサとわたしに呼びかけたら、わたしは彼へ

「ワキクサ(あるいはアセクサ)、ソースをあたためて」

と言い返す。


そんな日常が好き。