大庭和佳子の子育て人生10

ドイツの教育システム 考察
ドイツの教育は、当初「才能教育」だと考えていたが、ドイツに暮らす友人にインタビューをするうちに、見方が変わってきた。才能教育というと、才能のある子を取り出して、さらに伸ばすと捉えられそうだが、そうではなく「個を重んじる教育」「社会性を育てる教育」「適性を見つける教育」と言えそうだ。
また、学校は勉強するところであり、学校にすべてを任せるものではない。
ここはまずしっかり押さえる必要がある。子どものしつけや教育は元来、親の仕事であるということを日本人も忘れてはいけない。

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