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年収って、どうやったら上がるの?『転職と副業のかけ算』を読み“戦略的職務経歴書”を書いてみた

8月9日に発売されたmotoさんの処女作『転職と副業のかけ算』。予約していた書籍が届き、本日読了しました。

僕は本書の制作チームの一員なので、発売前から内容を知っています。ただ、改めて読むと「本当にこの価格で売ってもいいの?」と首を傾げてしまうほど、実践的なノウハウが盛りだくさん。

motoさんが10年以上かけて血肉化してきたであろう“生きた学び”が、これでもかと凝縮されています。

内容を全て書き出したいくらいですが「詳しくは書籍で」。ここでは、とても参考になった“戦略的職務経歴書の書き方”についての学びを紹介させてください。

職務経歴書を書く時間は、市場価値に向き合う時間

motoさんが本書の中で紹介している職務経歴書の書き方は、年収の向上に直結する極めて重要なパート。それでいて、明日から活用できる超実践的な内容です。

ただテクニックを披露するだけでなく、サラリーマンとして価値を高めるために必要な本質思考にまで触れるところが、さすがmotoさんでした。

職務経歴書を書くということは、自分が何者で、何ができて、何ができないかを知る機会。要するに、市場価値に向き合う時間です。

正直なところ、怖さもありますよね。職務経歴書を書くことで、「自分は思ったより市場価値が高くない」という事実に向き合わなければいけないかもしれません。

ですが、職務経歴書を書こうが、書かまいが、市場価値は変わらない。でも、書くことで至らなさを知り、至らなさを埋めるチャンスがあるのなら——もしくは、自分の強みを知る機会になるのなら、それは素晴らしいこと……と自分に言い聞かせ、実際に書いてみました。

“戦略的職務経歴書”を書いてみた

実は自分、大学を中退していて、かつそのままフリーランスとして活動していたので、エントリーシート(ES)すら書いた経験がありません。

現在は会社で働くサラリーマンですが、業務委託として関わっていたクライアントに入社しているので、職務経歴書を書くのも初めて。つまり、アルバイトの履歴書以外書いたことがないのです。

またお気づきだは思いますが、まったくもって華のないキャリアです。そうした現実を突きつけらることが明白なので、はっきり言って、書くのは億劫です。

でも、やらないよりは、やった方がマシ……。

「社内評価ではなく『個人でできること』を書く」、「面接での『ツッコミどころ』を用意しておく」などなど、書籍で触れられているmotoさんのアドバイスをもとに、また例示されているmotoさんの職務経歴書を参考に、書いてみました。

以外、職務経歴書より一部抜粋です。

産業能率大学4年次を休学し、編集者・ライターである長谷川リョーに師事。「文字起こし」や「カメラマン」、「案件の進行管理」といったアシスタント業務に従事しながら編集者・ライターとしての基礎を学びました。アシスタント業務に従事して3ヶ月が経過してからは、業務量の増加に伴い、プロジェクトの担当者や採用・教育を兼ねるようになり、6ヶ月以降は、個人指名の案件が増え、大手経済メディア、大手投資ファンド、出版社等をクライアントに抱え、企画からアウトプットまでを一貫して担当していました。

その後、2018年6月に法人化。法人化に伴い産業能率大学を退学し、株式会社モメンタム・ホースにジョイン(業務委託契約で、フリーランスとして独立)。コンテンツ制作に加え、ゼロからライティングスキルを身につけた経験を活かし、ノウハウを体系的にまとめて新メンバーの育成・オンボーディングを行っていました。

2018年10月より、クライアントであった株式会社XXに広報PRとしてジョイン。社内に広報担当者はおらず、過去にメディア掲載実績も少ないなか、メディアリレーションの構築に従事してゼロから広報部署の体制構築に従事しました。入社から半年でNHK総合『おはよう日本』、朝日新聞出版『AERA』、『NIKKEI STYLE』等でメディア露出を獲得しています。

そのほか、XX大学とコラボレーションした授業(受講生300人を対象とする)や、リード獲得・サービスの認知拡大を実施したイベント(参加者30人規模)を複数の企業と共催。イベントそのものでもメディア露出を獲得しています。

う〜〜ん…パッとしないというか、華のないキャリアではあります(笑)。でもまあそれは、仕方がない。

大学も二度中退しているけど、本書を含め、書籍の制作に携わった経験はあります。そこに至る努力には、間違いなく胸を張れる。

それに、いくつか実績と呼べるものもあります。自分だけの力ではないにせよ、会社という存在を活かし、活かしてもらいながら、毎日必死に仕事をしている自負がある。

たいしたことはないにせよ、motoさんのアドバイスがあって、職務経歴書と呼べるものはつくれたんじゃないかな…。

お盆休みを利用して、市場価値に向き合ってみよう

書籍読了後、一番最初に職務経歴書を書きました。

この職務経歴書が年収を上げる“戦略的職務経歴書”になっているかどうかは分かりませんが、少なくとも「できること」と「できるようになったこと」、「できるようになった方がいいこと」を明確にすることができたと思います。

みなさんも、お盆休みを利用して、自分の市場価値について考えてみませんか?


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オバラ ミツフミ
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