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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:27 伊方原発仮処分

2021/7/21 快晴。広島へ。この日は2020年3月11日に広島地裁へ申立てされた愛媛県にある伊方原発の運転差止仮処分の第5回審尋の日だ。原告のみなさん、河合弁護士をはじめとする弁護士のみなさんが入廷する前に地裁の裏手にある弁護士会館に行く。審尋後の記者会見を撮るために2台あるカメラのひとつをセッティング。自分一人で2カメを回せるのは小さなハンディカムのおかげだ。家庭用のカメラでも少し設定をいじれば劇場のスクリーンでも十分に通用する映像を撮れるのがありがたい。
 
ここで初めて樋口英明元裁判長とお会いした。電話やZOOMで何度もお話ししていたが、あの歴史的な大飯原発差止判決を下した樋口さんに直にお会いすると感動する。この仮処分は通称・樋口理論を軸にして申立てされていて、樋口さんは弁護団のアドバイザーという立場で関わっていらっしゃる。

自分の前作『日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人』をご覧くださっていて、本作に強い期待を寄せておられる。ドキュメンタリー映画がどうやって作られるのかに興味を持たれていて、あれこれ夢中になって話している間に原告の方のプレゼンテーションが始まっていて、自分の声が大きかったので注意された。失礼なことをしてしまった。

映画公式サイト
https://saibancho-movie.com

宣伝費を募るクラウドファンディング
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie


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