「変な家」雨穴
つい先日読み終わった本。
小説というのとはちょっと違う、インタビュー形式で書かれた本。
実話の体裁で書かれている。
真実は不明だが、そうだと思って読むことをお勧めする。
本屋に平積みされていて、興味はあったのだが読むつもりはなかった。
なんかのポイントをTポイントにすることができ、ポイントで買えるじゃんとなったのでTSUTAYAで購入した。
読む前は勝手にいくつかの変な家が紹介されて、それぞれ霊的な恐ろしさや人間の恐ろしさが解き明かされていくと思ってた。
予想に反して、取り扱うのは一つのケースのみで、ある物件の間取りについての違和感から、少しずつ少しずつ過去を掘り下げて行き、真相にたどりつくという、現象解明系ホラーだった。
好きなジャンルや。
表紙にある通り、特に隠すことなく序盤で問題の家の間取りが提示される。
読者は、作者と協力者の男性とまったく同じ情報を与えられており、そこで、まず「謎があるのだがなんだかわかりますか?」と問いかけられる。
次にこの謎の解明を登場人物たちと一緒に推理していく。
何気にフェアなミステリーなのだ。
そしてこういうの、正体は自殺した女の幽霊でしたーとか言われるとシャープに冷めるのだが、もう言ってしまうが幽霊系ではない!!
だからこそ、やっぱ本当にあったことなのかな?となる。
人間て怖い。。。ってなる。
昔さ、「幽霊よりも怖い話」ってドラマなかった?
やっぱ人間が怖い系はまじやばいわ。
読みやすくて、買ってその日のうちに読んじゃった。
第2弾、第3弾と続いて欲しい。
もっと読みたい!!