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お金の動きを理解する。という小さな目標

いつもと少し違った内容ですが、私たちが個人事業主で活動している中で感じたことを書きました。

小さいですが、ひとつ目標を立てました。
「自分のお金の動きを理解する」です。

確定申告とかいう大きく険しい山

個人事業主になると、申告や税金に関する手続きについては、基本的に自身で行うことになります。
実際に税務署へ申告に至るまでは、険しい道のりでした。

申告には青色・白色があること。
青色申告にも2種類あること。
申告時には提出する書類がいくつかあること。

一つのお金の出入りとっても、色々な方法や考え方があり、それぞれにその考え方・方法に基づいて仕訳という概念で記録・記帳する必要がありそう。

ただ、少なくとも、「この方法が正解」というものは無いということはわかりましたが、具体的にどうするか何もわからず、ぼんやりとした状態がつづきました。

自分の事業で発生するお金や資産の出入りにたいして、ひとつひとつやり方を決めるために、メリット・デメリットを含めた情報収集が特に険しく感じた部分。

正解を決める

決めなければならないことの一例としてあげられるのが、銀行口座やクレジットカードの在り方です。

事業用の銀行口座(クレジットカード)を作るのか、それとも既に持っている個人の銀行口座を事業用として併用するのか。選んだ方法によって仕訳の仕方が異なり、WEBや本を読んでも、人によってその選択はまちまちでした。

「これが正解=この方法にする」は自分で決めなければならない。これはクラウドサービスや確定申告ツールは決めてくれません。

決める→クラウドサービスを利用する(設定する)

という順番。
メリット・デメリットを比べ、自分の性格に合いそうな方法を選択していきました。

このようなことを一つ一つ決まるまでは、
どのように日々登録していくかが定まらず、毎回毎回、どうやって登録するか悩むことになり、ストレスがたまりました。

クラウドサービスや確定申告ツールは、自動処理してくれるのですが、あくまで決められたルールの上。

自動処理された結果が正しいのか、どういう意味なのかも分からないので、これもストレスがたまったり、「本当に正しく処理されているのかな」と不安になることも。

一歩ずつしか進めない。

しかし、意味を咀嚼してくことで、歩みはめちゃくちゃ遅かったですが、だんだんと理解が進みました。

「クレジットカードは、事業用と自分用を併用する」
「クレジットカードで、自分の物を買った場合は、xxという科目にして処理する」
「現金で、事業用の支払いをした場合は、xxという科目にして処理する」
「SUICAは、経費管理サービスと連携し、事業に使った支払いだけ確定申告サービスに連携しよう」

といったルールを着実に決めていきました。

決めたルールに従って、日々登録作業していけば、
確定申告の提出にまつわる難しそうな提出書類は、クラウドサービスが自動作成してくれます。

個人事業を始めて2年が過ぎました。
始めたときは、???ばかりの状態でしたが、
ルールを定め、クラウドサービス(確定申告ツール)を利用し、日々処理していく
その繰り返しにより今は、苦労やストレスも随分なくなってきたように感じます。

一つ山は乗り越えた!と感じました。

本当の山は、こっち!?

すると、別の山があられました。
自分が支払うべき税金や健康保険などが、支払い通知が来るまで幾らかわからないということです。

例えば、私の場合、2020年分の確定申告を2021年3月に手続きを完了(税務署にetax提出)しました。この段階で、2020年分の所得税については、支払いすぎや不足の金額があれば、確定申告書を見れば記載があることを知りました。

ただ実際には、所得税以外にも色んな支払いがあり、その金額は確定申告の書類だけではわかりません。

住民税や健康保険。
支払い通知が来て「わぁお!なかなかのお値段ね!」となるのです。


前年の所得金額によって変動するもの・しないもの、支払い通知タイミングも種類によってまちまちです。支払うお金はしっかりと理解し、心(と、お金)の準備したいと思っています。

昔の私:支払い通知が来る→
「あらまぁ!大変だ、節約しなくちゃ」
今の私:支払い通知が来る→
「そのぐらいだと思ってましたよ!心の準備万端!」
未来の私:支払い通知前に→
「ふむふむ、このぐらいの収益なら税金を考えると、年内にパソコンを買って経費にしておいた方がいいな!」


「3月に申告できれば、それでよい」という今のショボショボ段階から、未来を見据えて、もっと資金の計画を考えられるようになれたら。

これは、とてつもなく大きな山かも。

日々鍛錬中です。

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