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【Blender】ダイヤモンドは永遠の輝き

バブル時代の日本はギラギラしてた。世界の名だたる有名ブランドから日本特有のDCブランドまで、誰もが当然のように身につける雰囲気があった。

おばちゃんには、ついにその日は来なかった。

バブル崩壊後の1990年以降とはいえ、ギラギラ冷めやらぬ世間を横目に、スーパーで安売りの粒あんパンとサバ缶を買って、浮かれ残した時代をしのいでいた。(ちなみに、お立ち台で有名なディスコ「ジュリアナ東京」の開店は1991年)

一人暮らしだったから生活費で精一杯だった。”ジュエリー” など他人事だった。

当時、おばちゃんはジュエリーにまったく興味がなかった。それでも、知っているジュエリーブランドはあった。映画『ティファニーで朝食を』のティファニーと、テレビで盛んに流れていた CM「ダイヤモンドは永遠の輝き」の惹句で有名なデビアス。

そのデビアスのおかげで、一般庶民のマリッジリング(婚約指輪、結婚指輪)まで新郎の給料3ヶ月分の天然ダイヤモンド・リングじゃなきゃならないという流れができた。

イメージはこういう立て爪のダイヤモンド・リング💍

素材はダイヤモンド、プラチナ想定(プラチナは銀より黒っぽい。ベースカラー HEX: #E5E4E2、屈折率 IOR: 2.330)
ダイヤモンドは約3カラット。芸能人の結婚記者会見仕様

世界一のダイヤモンド企業(採鉱・流通・加工・卸売)のデビアスだからダイヤモンド推しなのはわかるけど、あの時代の日本の空気感って一体何だったんだろうな。


ライティングに悩む

前置きが長かった。ここからは本題の Blender 格闘日記。

今回はレンダリングする際のライティングに悩んでいた。

おじちゃん(旦那)はカメラが趣味(正しく言うと改造レンズ系)。ライティングとかにも詳しい。

これ幸いとライティングについて質問した。

「Youtube でライティング方法を探すといいよ」

ちっ。ケチくさい・・・

てか、おばちゃんは ”ライティング” のそもそもから説明してもらわないとわからないのよ。


ミニスタジオを作る

グチってても仕方がない。自分が理解できる方法を考える。

まずは、Blender 界をリアルに近づけるために、環境テクスチャーに HDR(ハイダイナミックレンジ)画像を取り入れる。

使用した HDR 画像:
https://polyhaven.com/a/photo_studio_london_hall

試しにレンダリングしてみる。が、意外と暗い・・・

うーん。

「よくあるフォトスタジオ設備みたいに、ライトをいっぱい置いた方が良いのかしらね?」

と、何気におじちゃんに聞いてみる。

「ライティングの基礎も理解してないのに? まずは1つから始める。基本が大事!」

・・・(うキィぃぃぃ)

で、作ったのが上のミニスタジオ風。

机の天板と撮影用背景布と白壁。机の天板は必要ないけれど、机(にしては小さい)の上に置いた指輪を撮影しているという設定にして、おばちゃんの脳みそに Blender 界を理解させるために配置した。

指輪のヨコにある、たんぽぽの綿毛みたいなのがポイントライト一灯。

ここに置いた理由は「影」だ。

参考にしていたジュエリーの図録を片手に、ダイヤモンドをキラキラさせたくて、ポイントライトをあっちに置いては悩み、こっちに置いては悩みを繰り返していた。

と、ある瞬間、影が図録とほぼ同じカタチになった。

・・・もしかして、ココで良いんじゃね?

そうして、レンダリングしたのがこちらの画像 ↓

パキッとシャープにしたかったので、Photoshop で色を引き締め、最終的にタイトル画像に至る。

ライティングも、まだまだ勉強しなくちゃね。

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obachan@50over
WEBデザイナー(自営業)のおばちゃんです。最近はBlenderネタ多めです。