あ、社長になりました。
久しぶりの更新すぎてはじめましての人もいそうなので改めまして尾田緩奈と申します。
私のことをスーパー簡単に自己紹介すると
こんな感じで3足の草鞋でやっております。
そうなんです。3つ目に記載のある通りこのたび
株式会社SUN LOTUS(サンロータス)という会社を設立いたしました。
主にマーケティングや営業代行を行う総合商社になります。沢山の方のお力添えとご縁のお陰で、今は都内に5拠点あり、最高すぎるスタッフと毎日楽しくお仕事をしています。
昔から私を知る人がこの記事を読んだら
「まって、緩奈が社長なんて‥(笑)」って声が聞こえてきそうです。笑
私自身は、"社長" って高学歴か、相当頭がいい人しかなれないと思っていたし、漢字も読めなければ、敬語も苦手な私には無縁すぎて社長になりたいと考えたことすらありませんでした。そんな私がなぜ経営者を目指し、会社設立に至ったかをお話します。
少し長くなると思いますが、めずらしく真面目に書いたので、どうぞお付き合いください♡
◆アスリートのセカンドキャリア問題
私は3歳からサッカーを始め、日本一の経験や世代別の日本代表も経験させていただき、有難いことに26歳まで現役サッカー選手をしました。
なでしこリーガー時代は、スポンサー企業で待遇良く仕事をさせていただき、25歳の時に移籍した海外ではサッカーだけのお給料で生活が送れていました。
大人になるまで本気で競技をやってきた人の引退後のキャリア、いわゆる“セカンドキャリア”というのは、今まで頑張ってきた競技に関わる仕事しか選択肢がないと思っていました。(例えば、指導者や解説者、フロントスタッフなど)
そんな考えが頭の片隅にあったので、なんとなくだけど、学生時代から“セカンドキャリア”というものに対して考えており、サッカー指導者の資格や体育の教員免許、運動実践指導士など一生懸命勉強をし資格を取得しました。
26歳、海外在住時に世界的にコロナが流行し、帰国せざるを得なくなった時に私のサッカー人生は予想もしないタイミングで “引退” という文字がのしかかってきました。
資格を取り“セカンドキャリア”の準備をしてきたのに、いざ“引退”に直面すると
「私は指導者がやりたいわけではない」
「私はフロントスタッフをしたいわけでもない」
「教師になりたい訳でもない」
「私は何がしたいんだろう‥なにをやったらいいかわからない」
◆フットサルへの競技変更
“海外で自分のサッカー人生を終える”と決断した私にとって、コロナという予期せぬタイミングでの引退は予想外でした。
不完全燃焼すぎて、ボールが蹴りたい衝動が抑えられず色々考えた末にフットサル選手に競技変更をしました。
ご縁があり、現在所属している“アニージャ湘南”への入団が決まりました。
なでしこリーグではスポンサー企業に勤めるのが当たり前でしたが、まだまだマイナー競技の女子フットサルは、企業の斡旋なども少なく、ほとんどの選手が一般の社会人と同じように自分で就職し、フルタイムで働いてから、夜の遅い時間から練習がスタートするのが一般的です。
最初は、なでしこリーグとの違いに衝撃を隠せませんでしたが、実際に当時のチームメイトには
などの仕事をしている選手が在籍してました。
仕事の疲れを一切言い訳せず、本気で競技に取り組んでる姿を見た時に衝撃と逆に可能性を感じたことを今でも覚えています。
この光景を目の当たりにし、アスリートとキャリアを両立する“デュアルキャリア”と言うものを考えるようになりました。
◆人生初就活での挫折
フットサルへの競技変更を機に、人生で初めて就職活動を行いました。3歳からサッカーしかしてなかった私は常にサッカーで進学を決めてきたので、受験をしたこともありません。初めての就活、26歳にして初めて履歴書を書きました。笑
やりたいことがなんなのかもわからないまま、とにかく目の前の生活の為に就職活動を行いました。
社会人経験ほぼ皆無のくせに
日本一になったことあるし
日の丸を背負ったこともあるし
社会は私を欲しがるだろうとなぜか根拠のない自信がありました。w
(敬語もできないのにその自信どっから来てたのか知りたいw)
当たり前のように、どこにも受からず就職難民。
フリーランスで生きてこうとしたけど速攻挫折。
サッカーを一生懸命頑張った経歴はただの功績でしかなく、日本一の金メダルも、代表経歴も何の選考基準にも入らず、世間的にはパソコンも敬語もできない、社会人経験のない女性でした。
就職先がなかなか決まらず、不安と焦りと落ち込みとなんとも言えない感情を抱えてる時にたまたま友達とランチに行きました。
その中学時代の同級生が経営者をしており、色々話を聞いている中で、その人がキッカケで"経営者になりたい"ではなく、"この人みたいになりたい"と思ったのが人生を変える大きな転機でした。
◆経営者を目指したキッカケ
・満員電車で仕事に向かってる人の顔が疲れ切っていたり
・ワクワクして仕事に向かってる大人がいなかったり
・会社の愚痴ばかりを言っていたり
・やりたくない仕事を生活のために嫌々こなしていたり
・好きなことを仕事にしたくて一生懸命資格を取ったのに転職したり
そんな大人が周りに多かったから
私は、“社会人って大変そう“っていうイメージを持っていました。
だから社会人になりたくないとどこかで思っていたのかもしれないし、競技以外で本気で取り組める環境はないと思っていたし、いつまでも引退せず競技を続けていた理由はここにあったのかもしれません。
“この人みたいになりたい”と思わせてくれた同級生の経営者は
自由で、人生がすごく楽しそうで
心にもお金にも余裕があって
お世話になった人たちに恩返しをしていて
好きな時に好きなことができる環境を自分で作っていて
考え方がとても素敵で
常に自由な選択肢があるように思えました。
その人と話をしていて
という言葉をもらいました。
この言葉にすごく納得し、スッと私の心に入ってきました。恐らく、コロナ禍の自粛期間中に自分で色々勉強をしているなかで、なにがやりたいかわからないけど、なんとなく自分の頭で考えていたことが“言語化”された瞬間でもありました。
はじめて身近でこういう大人に出会い、こういう人になりたいと思い、“経営者”になるためではなく、“自分に実力をつけるために”たくさん勉強させてもらいました。なりたい自分になるその手段がたまたま“経営者”だっただけでした。
経営を学んでいくうえでやったことの無い営業をすることも、マネジメントを学ぶのも最初は上手くいかないことだらけで、そりゃ〜もう大変でした。
何度もフットサルとの両立を言い訳に投げ出そうかと思いましたが、スポーツも趣味も全部同じで
何かを得るためにそれ相当の努力をするなんて当たり前
全てが思い通りにいかないのも想定内で
むしろ努力せずに何かを得ることなんてできない
と自分自身を奮い立たせ、約2年半猛勉強しました。
紆余曲折ありましたが、冒頭にも記載した通り
沢山の方のお力添えとご縁のお陰で、会社を設立し今では都内に5拠点あり、事業拡大できるまでになりました。(もちろんまだまだです)
◆株式会社SUN LOTUS(サンロータス)
私自身が、頑張ってきた過去があっても“引退“に直面した時、自分からサッカーを取ったら何も無いと感じたように、同じ感情を抱く元アスリートやアスリートは多いと思います。
今度は私が同じように一生懸命頑張ってきたけど、
何をやったらいいかわからない
現役時代と同じように情熱を持って何かに取り組みたい
そんな人たちを救いたいと本気でそう思っています。
私は同級生がキッカケで “こうなりたい像”が明確になり、“自分に実力をつけることが大事”と腑に落ちて独立したので、1人でもそういう人の役に立てればと独立のサポートも行っています。
うちのスタッフには、スポーツ引退後、一般企業に勤めたがあの頃の熱量で仕事ができず "なんか違う" と、元なでしこリーガーや元ハンドボール日本代表選手も頑張っています。自分の会社だから言うとかではなく、本当に部活の延長みたいで本気で楽しいです。(笑)
弊社が掲げる企業理念がこちらです。
これだけ書くと、元アスリートしかいないゴリゴリ体育会系の会社みたいになるけど、もちろんそんなことありません。(笑)
本当に入ってきてくれる理由はそれぞれです。
ただ、共通しているのが全員会社のためではなく、自分自身の成長ややりがいの為に本気で仕事をしているので、最高におもろい会社だと思います。
◆アスリートの価値
“セカンドキャリア” や “デュアルキャリア”などの言葉がある今、競技だけではなく、【競技×〇〇】という選手は昔に比べて多いかと思います。これはもしかすると時代の変化なのかもしれません。
何かを一生懸命に頑張ってきた人や、アスリートに対して可能性や価値を感じる理由は、
あげればまだまだあると思いますが、こういう能力がずば抜けて長けていると思うからです。
自分が経営者になった今だからこそ、スポーツとビジネスは違うけど、本質は一緒だなと毎日思います。
何かに対してこれだけ打ち込んで頑張れることは素晴らしい能力であり、可能性しか感じないです。アスリートはみんな、しっかり学んで、将来的に自分で事業やった方がいいよと本気で思います。もし、そういう元アスリートがいれば全力でサポートします。
◆時代の変化と自分で学ぶ時代だからこそ
今は大手企業でさえ副業OKや、終身雇用制度が崩壊し、時代の流れと共に、働き方も変わってきたように感じます。
いい大学に出て、大手企業に就職というのがステータスだった時代から、ベンチャー企業や、フリーランス、インフルエンサーやYouTuberなど働き方も多種多様です。
私自身が、フリーランスに挑戦して、失敗した経験があったからこそ、経営者になるキッカケになった言葉 “どこにいても何をしていても自分でやっていけるくらいの実力をつけることが大事“ と言うことに何となく気づいていたのかもしれません。
今の時代、情報過多で学ぼうと思えばいくらでも本や、YouTubeで勉強はできます。自分次第でいくらでも独学できる時代ですが、問題点を上げるとすれば、学んだことをアウトプットする場がない所かなと思います。
スポーツも同じで、学んだことを実際に練習(アウトプット)するから上手くなる訳で、ビジネスでも同様と感じ、弊社は学んだことをすぐに実践できる環境を整えています。
そこを強みに、スピーディーに成長できる環境を整え、自分自身のために楽しく成長できる会社になればいいなと思ってます。
事業拡大に向けて、新規スタッフを募集しているので、少しでも興味を持って下さった方は、インスタのDMこちらからご連絡ください!
SUN LOTUS Instagram:https://instagram.com/sunlotus.co.ltd
◆今後の展望
冒頭にも記載した通り
今後は三足の草鞋でやっていきます。
どの分野においてもこれまで以上に大変になりますし、求められる結果も今まで以上になるかと思います。
自分で決めた道なので、一切妥協はせず、どれもプロとして本気で楽しく、私らしくやっていきたいと思ってます。
変わらず尾田緩奈を応援していただけると嬉しいです!!
長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました!
人生1度きり🫶🫶おもっきり楽しみます!!🫰🏾⚽️
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