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向かい風を受けて、鳥は高く飛び立つ
ほぼ毎日noteを始めて一年になりました🎊
当初はフォロワー様5名(さっちゃん、まーゆさん、てっつーさん、くりちゃん、宏枝さん)とアットホームな運営でしたが、気づけば顔も名前も知らない300名以上の方が読みに来て下さる場に。
雨の日に駅で定期を忘れたのに気づいた日も、職場で上司にボコボコに詰められた日も、この世界の誰かが私の文章を見に来てくれてる、という事実に励まされています。いつもありがとうございます。
今日は1周年記念に、noteをやっていてよく聞かれる「どうしたらブログはバズるのか?」というテーマで記事を書いてみました。
「バズる」
俗に、web上である特定の事柄について話題にする。特にSNSを通して多人数がうわさをしたり、意見や感想を述べあったりして、一挙に注目が広まることを指す。
ブログをしていなかったころの私は「バズる」というのは下のような現象だと思っていました。
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低空飛行を続けていたら、ある日たまたま投稿したものが突然ヒットする、的なイメージです。
それでは実際はどうだったかというと。
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書いても友だちしか見てもらえない状態
↓
少しずつ知らない人からのいいねが増えて、無風状態から、少しずつ風が吹いてきたことを実感する
↓
ガクッとフォロワーさんが減ったり、分野外のことを書いてみたり、迷走しつつも定期的に見に来て下さる常連さんが少しずつ増えてくる
↓
いつものように投稿したものの一つが、本人の予想を大きく超えてヒットする
私はまだ2~3回しか記事が急激に注目されたこと(いいねの通知が数日止まらない)はないのですが、その当時のことを振り返るとこんな感じでした。
サーフィンに例えるなら波に乗れてるというか、マラソンなら追い風が吹いてるという感じでした。
バズる人というのは周りから見るとポッと出てきたような印象がありますが、バズった本人は地道にコツコツと同じことを繰り返していたら、ある日「えっ?あの記事が!?」ということが多いです。
たまたま書いたものがすぐバズったというケースは、周りの話を聞いてもあまりないようです。
ただ人間、生きていると流れに乗れているときもあれば、流れから大幅に外れてしまうことも、どうしても波に乗れない時もあります。24時間365日波乗りジョニーではいられません。
私もコロナになったときは更新を一週間お休みして、その後も後遺症で文章の質がガクッと下がったときもありました。
ポイントは、こうした流れに乗れてない日々でも、向かい風が吹いていても、手は止めずに投稿し続けること。体調不良で動けないときも「これ、ネタにならないか?」と意識は向け続けること。
つまり何かしら行動を起こし続けることで、流れを自分の方に取り戻していくことが重要だと思います。
公式には発表されていませんが、noteは過去にたくさんいいねがついたけど今は放置しているクリエイターより、あまり反応はなくても書き続けるクリエイターを優遇している節があります。
それは「たまにしか営業してない気まぐれパン屋さん」より「毎日地道に営業しているパン屋さん」の方がなんとなく応援したくなる、みたいなことかもしれません。
あるいは「かつては栄えていたけど今は人が全然いない場」より「昨日も今日も人が集まっていて、明日もきっと誰かはいるだろう的な場」の方がなんとなく心地よい、みたいなことかもしれません。
歩くのをやめない。一歩でも良いから前に進む、これを続ける。
表現をし続けるということは時に、完璧ではないとわかってるものを自分の名前で世に出す辛さや、質より完成を優先させなければならない辛さを味わうということでもあります。
それら全て抱えて、走り続ける。その向かい風の中で走った感情も、いつか飛躍するとき踏み切る台の一部になる日が来る。
鳥や飛行機は向かい風を受けて高く飛び立ちますが、向かい風が吹く日でも走り続けた距離は自分に吹いてくる風の流れを変え、いつか飛翔するその時を支えてくれるように思います。
体脂肪は簡単に私を裏切りますが、自分が走ってきた距離は裏切ることはありません。
たしかにバズるのは運やタイミングも関係します。
私のnoteが数回大きな反響が起きたのは単に運がよかったから、たまたまその時の流れにうまく乗れただけという側面も大きかったでしょう。
しかしブログに限らず素敵な表現をしている人を見ると、単に「運がよくていいよね」で済ませられないだけのものを持っているように感じます。
評価も無視もあらぬ噂も、全てを引き受ける覚悟。最後まで走り続ける執念。あるいは必要に応じて大事に育てたものを手放す勇気などなど。
その人が脚光を浴びたのは、一時的に運が良かっただけかもしれない。
しかし同時に、運を引き寄せたのも間違いなくその人の資質であり「運も実力のうち」という言葉はこういうところから来るのだと思います。
一度バズった後は、また新しい自分との闘いが始まります。過去の栄光は往々にして創造の足を引っ張るのです。この辺りのマイ失敗エピソードについても書きたいところですが、長くなりそうなので今日はこの辺で。
最後に、最近のドラマで響いた言葉を一言。
「才能もないのにやるのが偉いんやろ!やめたらそこで終わりや。続けるんが一番むずかしいねん!」
楽して、寝っ転がったままバズりたい。
なんの努力もせず、面白くてみんなに愛されるケッサク文章を毎日書き続ける方法はないかなー。
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これからも頑張ります!
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