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お口のさっぱりで運が上がる、は言い過ぎかもしれないが

大人の階段を登るということは、歯の大切さを身をもって知ること、でもある。

子どもの頃はだいぶいい加減に歯を磨いていた。虫歯にさえならなければよいと思っていた。しかし大人になると「歯肉炎」という、歯そのものをダメにしてしまう病の恐ろしさを知る。

子どもの頃は①朝食後の歯みがき、②夕食後の歯みがきの2つだけだった行程に、社会人になった頃から自然とフロスという存在が加わった。歯みがきだけでは取りきれない汚れを取る。ちょっとめんどくさくてサボってしまう日もあるけれど、ごっそり取れた日などは「やっぱりフロスしないと、あかんなあ」などその重要性を思い知る日々を送っていた。

歯みがきにたまにフロス。長年この2つが自分の相棒だったが、近年新メンバーがここに加わった。それがコンクールFというマウスウォッシュだ。

長年、自分にとって歯のブクブクはリステリンだった。しかし昨年実家の母が抜歯した際、リステリンは刺激が強すぎた。代わりの製品を探していたところ見つけたのがこちら。出血が続く腫れた歯茎にも染みず、それでいてさっぱりするというので試しにやってみた自分も、すっかりリステリンからコンクール派へ寝返ってしまった。

100mlで1,100円と少しお高く感じるかもしれないが、コップの水に数滴垂らすものなので、コスパはなかなかいい。一般の薬局や店頭ではあまり取り扱っておらず、amazonで頼むかドンキに行くしかないので、たまにドンキを見つけるとコンクールを買っておくように。

歯肉炎や歯槽膿漏の予防など、マウスウォッシュには歯の健康を守るための大切なグッズである。しかしやってみて感じるのは、お口の中のさっぱり加減は、それ即ち自分のご機嫌に直結しているということである。

以前自分の友人がうがいのワークショップというのを主催していた。世の中には変わった催しがあるものだ。そこでは燻製してない透明なごま油、牛乳、はちみつなど、昔の人がマウスウォッシュとして使っていたものを体験してみるというもの。意外と透明ごま油が「口がさっぱりして気持ちいい!」と好評だったそうだ。昔の人も、お口の健康をあらゆるもので守ろうとしていたのだろう。

口の中がさっぱりしていると運が上がるというのは言い過ぎだが、刺激がないのにすっきりするコンクールFのおかげで、だいぶ気持ちが上向きになった気がする。そうなるとますます実感するのが口腔環境の大切さで、口の中を清潔に保とうという意識が高まり、それまで週に1回程度だったフロスも、ちょいちょいやるようになった。

当たり前すぎるものほど失ってから気づくというが、そうはいっても元気な時はあまり当たり前の大切さに気づかないものである。歯みがきやフロス、君たちの大切さは分かってはいるんだけど・・と、疲れているとおざなりになる日もある。

しかしマウスウォッシュのさっぱりさで、歯やお口の環境の大切さを感じることができる。能力は抜群だけど口下手の社長が、人望に厚い副社長を介して社員とコミュニケーションを取れてる、的な感じだろうか。

歯みがきにフロス、マウスウォッシュ。口内という聖域を守る自分にとっての三種の神器を携えて、8020(80歳まで20本の歯)を目指していきたい。






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小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。