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感情の大波に襲われた時、唱える魔法の言葉
職場で久しぶりにパニックになった。
先日ちょっとしたミスをした際、上司に「このままだと俺が上から怒られるんだよ、小澤さんのせいで!」という言葉を発したとき、頭が真っ白になった。
吐き気を抑えながら自席に戻り、解決策を見つけようと必死にマニュアルを読み込んでいる間、身体中の血が逆流しているような気がした。
生きていると、感情の波に大きく飲まれそうになることがある。
こういうことを他人に話すと「小澤さんは神経質ですね~私は全然そんなことないですよw」と一笑されることがあるけど、ついカッとなって怒ってしまったり、動揺して何かを落っことしてしまったことは、誰にでもあるのではないだろうか。
我を忘れて感情に飲み込まれるトリガーは人それぞれだと思うが、私の場合は共感性が高いせいか他人の感情もモロに引き受けてしまい、他人が怒ってるのを見るとよくパニックになる。
なんとかしたくて色々な方法を試したが、感情に飲み込まれても自分に還ってくるのによかったのが「気づいて受け入れる」という自己受容法だった。
感情が心の中で渦巻いていると気づいた時、多くの人がそれをなかったことにしようとしたり、無視したりする。
しかし感情が溢れているときというのは往々にして自分の大切にしている価値観が大きく揺さぶられている時でもあるので、なんとか抑えようとすると余計に暴れたりする。
どんな感情が出てきても、魔法の言葉「そう感じてるんだね。それもあっていいよ」と自分で自分に声を掛けると良いと聞いてから、そうするようにしている。
「そう感じているんだね。それもあっていいよ」と声を掛けてあげると涙が出てしまうこともあるが、怒りは徐々に成仏していくのを感じる。
それももはや難しいくらいの大津波が心に押し寄せてきたときは、ハワイの智慧オ・ホノポノをするようにしている。
何も考えずに「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛してます」を心の中で何十回も繰り返すと、言霊というのは確かにあるようで、マントラやお経のように正しい言葉をただ繰り返していくだけでも、心の波は穏やかになる。
パニックになる・怒りの炎が収まらない時、その激流の中にいることで人は今世のカルマの解消をしているらしい。
もう二度と関わりたくない、殺してやりたいほど憎い。こういった感情を抱くのは良くないことといわれている。しかし認めなきゃ、なんとかしなきゃと思えば思うほど自分は苦しくなる。
太陽や花を見て「あの星を理解しなきゃ、あの花を認めなきゃ」とは思わないように、自分の中に溢れる感情を、ただ見る。
そして「それもあっていいよ」と声を掛けてあげる。そうすることが自分を救うのだと思う。
これを書いている横で、家族が金切声で言い争っているのが聞こえる。
私の中に色んな感情が渦巻くのを感じるが、ただそのままにして、心の水面に自分の顔が映るまで待とうと思う。
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