見出し画像

罪悪感になりがちなスマホタイムは、仕事であり未来の自分のため

数週間前、実家の父ときょうだいがコロナに罹患した。幸いなことに二人ともすぐ熱は下がったのだが、咳が抜けないらしくゴホゴホやっている。気の毒にと思う一方、コロナに罹ったのにマスクをしないことが、自分の勘に触っていた。

私が以前実家でコロナに罹患した際は、家族にうつさないように必死だった。

自室から決して出ないように、トイレやお風呂で出たときはマスクと手袋をして、自分の身体が触れる箇所にはアルコール消毒をする。
マスクやワクチンなど、コロナに関する意識の違いはしばしば社会でも問題になっていると思うが、家族への気遣いが一向に見られない男どもに、非常に腹が立っていた。

何とか怒りに我を乗っ取られないでいたのは、以前友人から似たような話を聞いていたからだと思う。

友人の旦那さんはコロナ罹患者なのにリビングをうろうろしてマスクせずゴホゴホして、友人も具合が悪くなってしまったという話を聞いていて、他人事にも関わらず聞いていて「いや、少しは気遣いをしろよ」と自分もイライラしてしまった。
だから今回家族が同じようなことをした時「あーこれかあ」と怒りながらもどこか冷静でいられた気がする。

人は未知の突発的なことが起こった際「な、何これ!?」となりがちだが、「そういうこともあるらしい」と一報を得ているだけで心の落ち着きが違う。
今回でいえば「家族に感染症が移らないようにと気を遣わない人間が世の中にはいる」ということを知っていたおかげで「どうしてうちだけ・・」と悲観せずに済んだのが大きかったように思う。

そう考えると、本を読んだり人と話したりして「世の中にはそういうこともあるのか」と知識を持っておくことは、自分を助ける鍵になるみたいだ。

フリーランスになると、自由な時間が多い。ついSNSパトロールしたりyoutubeを見たりするくせに「あの人の文章教室は満員御礼かあ・・いいなあ・・」と他人の行動を羨ましく感じる。その分行動に移せよと言いたくなるが、ついついスマホ片手にゴロゴロしてしまう自分が嫌だった。

でも同じくフリーランスの知人の一人が「ゴロゴロしてスマホを見るのも仕事のうちだよ」と言っていた。
何が仕事のヒントになるか、ブログのネタになるか、はたまた講座の例え話に使えるかはわからない。罪悪感にまみれながら同じ時間を過ごすより「これも仕事だ!」と割り切ってスマホタイムしていた方がよっぽどいいと話していた。

生きていると不安なことやどうしようもないことは多く、その度に落ち込んだり起こったりする。でも世界には同じような人もいると知ることで、幾分心が楽になるのも事実だ。

こうやってスマホ見るのも、未来の自分を助けるためだもんね。
そう言い聞かせて、私は今日もゴロゴロしてスマホをいじっている。









文章技術を身につけ、過去の記憶を整理する講座です。お得な早割は8月末まで。

気軽な入門ワークショップは毎月やっています。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。
週末はどうぞ台風にお気をつけ下さい。今日もお疲れ様でした〜〜


いいなと思ったら応援しよう!

小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。