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アラフィフおばさんインにこもる

「インテリア」
が大好きです。

好きなインテリアに全投入できる金銭的余裕もないし、
自分の趣味が良いか悪いかなんてのもわからないけれども
それなりに気に入ったもの、欲しかったものを時間をかけてコツコツ集め続けてきたものがお家にはあります。
そうやってこの20年程で随分納得のいく部屋作りは出来てきました。

いきなり余談ですが、
夫はそんな私の趣味嗜好など一度も理解を示したことなどなく
私が働いて私が欲しくて買った家具すら
「こんなもの」
と言い捨て、掃除を頼めば掃除機でがんがんぶつけて傷をつけたり
食器に至っては奮発したものからどんどん割っていくという。
勿論、頼み事は減っていき、今じゃ何も会話無し。
金はあるが家は汚い夫の実家を知っているのできっと
生活をしたら家は汚くなって当たり前、だと思っている節は確かにある。
気持ちは「離婚一択」

さて、そんな私はおひとり様で過ごすことが当たり前なのですが
おひとり様の食事時などにはよくYouTubeを共にしております。
勿論、インテリアだのDIYだのリノベだの。そういった類のものを。

で、思ったのです。
「インテリア好きはキラッキラしている」って。

彼ら彼女らはなぜそこまで拘ってインテリアを調えるのかというと
口をそろえて
「友達呼んでワイワイ」
「人を呼ぶことが多い」
「自慢したい」
なんですね。
(たまたまぼっち系にHITしなかったからなのかもしれないけど)
私には程遠い…

「インダストリアルなテイスト」をはじめとした「〇〇なテイスト」
「コンセプト」(しっかりそんなもんあるんですね)
「おもてなし」(人を呼ぶことが前提過ぎる)
「ここは○○スポット」(テーマ別空間の作り方)
「躯体表しってかっこいいじゃないですか」等々
きちんと言語化してインテリアを表現、そして友人らを招いて披露。
意識高杉晋作。
てゆーか、躯体まんまって、断熱どうなってんの???

そういえば私も以前何人か招いたことはあるんだよねー
PTA繋がりで
「うちは汚いからobabaさん家で!」とか言われてね。
確かに見た目は私なんかよりはるかにいつもきれいにしてるけど
家の中は絶対汚そう…ってのは話しててなんとなくわかったというか
高いバッグ持っててもバッグの中が汚さそうな人って絶対家も同じだってのは確信があったというか。
だから渋々言われるがまま自分家の方に招いたんですねえ。
招いて言われたことが強烈だった。

「えーーー!椅子バラバラ!ダイニングセット買えなかったの!?」
「ねえ、滅茶苦茶きれいじゃない?まさか潔癖?ウケる~」
「変わった家よね~~これで良いと思ってんの??」
「木、多くない?好きなんだ~へ~~私嫌い」等など。

確かに変わってるよ。
所謂田の字型間取りじゃないし、家のど真ん中がデデンとダイニングだし、
ダイニングテーブルは長年使いこんだ傷だらけの年季入りでお気に入りだし
椅子は一つ一つ吟味して買い足したものばかりで確かにバラバラですよ。
照明も子供部屋以外蛍光灯ありませんよ。
嫌いなら嫌いで良いじゃない。それ、言う?

10年程前の話ですがね。
そういうのが立て続けにあったももですから誰も呼びません。
姉が家族で来たりしてましたが小学生も高学年になっても
「いやちょっとそれだけは勘弁…」ってことを聞いてくれなくて
思いっきりお気に入りの椅子を破壊されたり、気に入っていたグラスを割られたり、犬に食べさせちゃいけないものをわざとこぼしたり。
帰ったら帰ったで布製ソファには菓子くずとゴミがたんまり。
「え~~そんなことする子たちじゃないけどねー。来ていいっていうからじゃん。断ればよかったのに知らないよ。」

ここまで書いて思った。
やはり会う人会う人、身内まで、私は恵まれていない。
これはやはり自分が悪いのかと思ったが
(いずれ書こうとは思うが)こういうのは全て「東京」に来てからの事。
それまでは、ない。

私はね、ただ「部屋」が好きなの。昔っから。
ひとりで寛げる自分だけのお城が好きなの。
「お気に入り」の「テイスト」がくっきりはっきりあるわけではない。
強いて言うなら割と古道具やアンティーク家具は好きだがなかなか手が出ない。手が出ないなりに手が出るもので気に入ったものを時間をかけて居心地の良いようにしてきたつもり。
掃除もきちんとそれなりにしているからいつだれが来ても問題はない。
ただ、呼べる人が一人もいない。呼びたいとも思わない。
だけど自分が気持ちよくいられたらそれでいい、そのために奇麗にしている。
ひとりがとことん好き。

YouTubeを観ながら生活空間のインテリアすら外を向いていて
「誰かを呼ぶための部屋作り」ばかりにかなり衝撃を受けている。
私の部屋には「コンセプト」なるものもない。
「テイスト」もきっとばらばら。
なんたらスポットもない。
ただ私の気分が上がればそれだけで良い。

それが私のインテリアなのであります。

5/25 エトワールのペンダントライトはいつだってどんな時だっておひとりさまで気分が上がる「お気に入り」のひとつです。


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