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日本の夏、おばさんの夏、

さて。
セミは脱皮、人は解脱。
しかし、暑すぎて為らず…。

やっては休みやっては休みの簿記勉、少しずつ再々々々々々開(くらい?)で進めておりまして、まあ、大体の問題解けます。
(なら試験受けろよなー)
と心の声は聞こえてきますが

外は暑い。
化粧が面倒。
夕立に遭うかも。
卑屈さを競えばオリンピックに出れる。
坐骨神経痛が集中力を削ぐ。
加えてぎっくり腰。
犬っこが行くなという。

等など。
言い訳コンテストも上位を狙えそう。。。。。
ずっと誰からも承認されずに生きてきたら
たった一歩前に出ることすら無駄に時間を要して
心臓がバクバク早打ちしだす。
ホント、笑っちゃいますよね~(笑)

そんなこんなで全く外に出ない、誰とも顔を合わせない、会話をしない
そんな「ニートばばあ」然な私ですが
上野の国立博物館へ行ってきました。
「神護寺展」
生粋の蒙古斑持ち日本人でありますのでね
仏様にお会いできるのであれば
そのご尊顔を拝したい、ただそれだけで行って参りました。

迫 力 満 点

知識と語彙の少ない私の感想です。

展示物で一番惹かれたのが
後白河上皇の院宣
「おいこら曼荼羅返せ」の書です。
「院宣!」とはっきりくっきり大きな文字で書かれるのですね。
性格が卑屈な私はそういった命令口調に弱く
「おおおおおおおっと…きっつ…マジかよ…」
となりますもので一番リアルに感じる何かがありました(笑)

空海の書いた書などは
なんて書いてあるのかちっともわからないけれども
ところどころ知っている文字があるとちょっと心が小躍りすると言いますか
直にこの目で拝謁できる有難みと言いますか
単純に「平たい顔族だけど日本人で良かった」と心が安らぎました。
筆の運びなどそれはそれは「美しい文字」でしたね。
そして安らぐと言えば
薬師如来様。
言わずもがなです。
拝ませていただいている間、勝手に手と手は合わさります。
すっと痛みの引く腰痛も、きっと薬師如来様がその苦悩を解き放ってくださったのであろうと有難く有難く頭を下げて参りました。

そっか
もっと積極的に手を合わせに行けば良いんだ

ふっと、苦悩に取り囲まれている自分の今に、出口が見えたような
そんな気がした50過ぎの夏。

突破できるか。

8/26 12神のうち自分の干支のフィギュアを買って帰りたかったのに売り切れだった…



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