新・一介の読書好き、自己紹介の代わりに読書遍歴を語る
前の自己紹介記事を書いてから、はや2年。
最初は、読書や図書館について書くライター副業を目指して……サンプル記事を作るつもりでnoteを始めました。
ですが、今の仕事で評価されたり、キャリアが見えてきて、副業計画は頓挫。
いま現在の投稿は、読書感想メインに。
「読書やKindle Unlimitedの話題で人と交流できたらな〜」というアカウントになってきています。
変わっていることも多いので、この自己紹介記事を書き直そうかなと思います。
同じ部分もあるので、前記事を既読の方はザクっと読んでやってください。
一介の読書好き的ステータス
【読書属性】
雑食のつもりで色々読んでるけど、上には上がいますよね。
かなりのラノベオタ。SFも読みますが、SF好きとは名乗れない。
ミステリは純ミステリよりハードボイルドやコージなど亜流が好き。
一般向け学術書は生物学が多め。そのほか、民俗学や法学などなんでも手を出します。
【一ヶ月の読書量】15~50冊
【利用可能図書館】4館
【好きな作家(敬称略・順不同)】クラーク・アシュトン・スミス、ル=グウィン、ダレン・シャン、ローレンス・ブロック、ジョン・スコルジー、霜島ケイ、大迫純一、川上稔、甲田学人……etc
【好きな翻訳家(敬称略・順不同)】橋本恵、田口俊樹
【人生に影響を与えた10タイトル】
ダレン・シャン『ダレン・シャン』
ル=グウィン『ゲド戦記』
大迫純一『ゾアハンター』
上遠野浩平『ブギーポップシリーズ』
甲田学人『missing』
浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』
リン・フルエリン『ナイトランナー』
紅玉いづき『ミミズクと夜の王』
グレッグ・イーガン『ディアスポラ』
ローレンス・ブロック『マット・スカダー・シリーズ』
【これからの読書】
好き勝手読んでいきます。
小説
有川浩さん、竹宮ゆゆこさんが再熱中。河野 裕さんにハマりかけてる。
一般学術書
専門的なものからライトなものまで生物学をどんどん読んでいきたい。あまり読まない分野の知識もどんどん吸収していきたいと思っています。
【書く記事】
月刊
「新着Kindle Unlimited傾向&新着」
「新着KUチェック」
「読書計画」
随時更新
「単巻5冊読書感想」
「たっぷり1シリーズ読書感想」
「ラノベ☆ヲタっ!!」
「読書エッセイ」
読書遍歴①海外ファンタジーから始まった。
海外ファンタジーから始まりました。『エルマーとりゅう』とかからですね。
そして、きっちり『デルトラ・クエスト』を履修しました。アニメもしてましたしね。
で、『ハリー・ポッター』も読んだんですけど、それよりも『ダレン・シャン』にハマりまして。
『バーティミアス』にも感銘を受けまして、メリバにどっぷりですよ。
そういう小学生いますよね。
メリバを一応解説しておきますと、メリーバッドエンドの略。
ハッピーエンドともバッドエンドともどっちとも言い難い、ってやつですね。
「童話のめでたしめでたしの後には、何が待っているか分からない」とか「人生はどっちかというとメリバ。これ、真理」とか思ってました。
ちなみに好きなグリム童話は『青髭』。
……。
嫌だな、そんな小学生。
読書遍歴②ラノベにハマる。
まぁ、中学入ってラノベにハマるわけですね。
ラノベオタと言っても割と若い方です。
あまりいうと年齢バレますが、『境界線上のホライゾン』二期をリアタイし損なって、後から一気読みしたとかいうそういう世代です。
とはいえ、古めのシリーズも読んでますね。『ブギーポップシリーズ』とかですとか『ロードス島戦記』ですとか。
今からでも有名タイトル全履修したいですけどね、時間が……。
まぁ、読んだ大半は電撃文庫で、「電撃文庫作品全部読みたい」とか思っておりました。3500タイトル以上あるんでちょっと無理ですけどね。
電撃文庫に限れば、マイナーなものも読んでいます。
そして、女性向けもちょこっと読んでます。
ていうか、女性向けのここらのタイトルって流行の先駆けすぎじゃないですか?
『まるマシリーズ』とか『デルフィニア戦記』とか、既に異世界転移を果たしてますからね。
「陰陽師ってなんて読むの?」と言われたという『封殺鬼』とか好きなので読んでください。陰陽師ブームとか、ライト文芸の流行とかでもはや「陰陽師読めない」って想像できないですよねー……。
読書遍歴③色々履修する。
小学生の頃にジブリ映画の影響で『ゲド戦記』を読んでたわけですが、ここからSFへの適性が開花します。
一番好きなSFは『老人と宇宙』です。エンタメ系ですが、序盤結構ぶっ飛んでて、当時は色々ぶっ飛ばされました。科学きっちり系だと、『ディアスポラ』が好きですね。
順当に、クトゥルフ神話も履修します。『暗黒神話大系シリーズ』は最後2、3巻読んでませんが。『ラヴクラフト全集』もどこまで読んだかなーというくらいですね。
一番好きなクトゥルフ作家はクラーク・アシュトン・スミスです。ラヴクラフトに熱烈に誘われて、詩とか小説書き始めて結構ウケるけど、うまくもないのに彫刻にシフトして大成せずそのまま亡くなったとかいう人です。
一人だけ、現代ホラーじゃなくてファンタジー書いてるんですよね。『暗黒神話大系シリーズ』だと4巻に収録されているので、ぜひ読んでみてください。
TRPG? 本読んでる方が好きなので適性なかったですね。
で、講談社ノベルスの翻訳のBLファンタジーを履修して、恋愛ものは全部読めるようになります。男性向けも女性向けもTLもBLもGLもって感じですね。
最後に、ローレンス・ブロックにハマって、ハードボイルド系のミステリを履修します。ローレンス・ブロックは翻訳されいてる長編は全部読みました。
大変でした……。ペーパーブックの出版なんだもの……。
その影響で、『リディア・チン&ビル・スミスシリーズ』とか、ピエール・メルトールとか読みました。創元社サイコー。
読書遍歴④小説以外は?
小説以外、一般向け学術書も、読書冊数の2割程度読んでいます。
年間80冊くらいですね。
生物学のタイトルがその半分くらい。
生物の多様性というか、藻類や菌類をはじめ、いろんな生物種が共生している……というのを知ることが好きです。
また、個々の生物の生活史もたいへんに面白い。
そのほかは、民俗学とか法学とか政治哲学とか社会学とか、その時気になったタイトルを手に取るスタイルです。
前回の記事であげたタイトルの他に、「面白い!」というタイトルがあったので、この項目は全部書きかえたいと思います。
ちなみに。
🔽前の自己紹介記事であげたタイトルはこちらになります。
それでは、去年の読書から、面白かったタイトルを挙げていきたいと思います。
まず、こちら。
葉を切ってきて、菌を育てる。
農業をするアリですね。
アリには、木を守って共に生きるツムギアリとか、甘露を出すアブラムシやカイガラムシを育てる、酪農をするトビイロケアリやアミメアリなんてのもいます。
写真豊富に、そんなハキリアリの生態から周辺生物までを紹介する一冊。
ハキリアリ一種、こんなに解明されているだ!
というのが、まず驚き。
アリの大きさによって分業が成立していたり。
成虫したてのアリは、巣の中で幼虫を育て、歳をとったアリは巣外で危険な仕事をする。
巣の外でも、道を整備し、アリの道が緑の中、黒々と伸びる。
この写真は圧巻!!!
アリが育てる菌以外を抑制する細菌や、規制する虫や菌、そしてアリに卵を産みつけようとするハエ……などなど、ハキリアリと生育菌以外の関係も紹介されています。
こんな写真までどうやって撮ったの!?
というくらい写真が豊富です。
虫が苦手な方は、読めないかもしれませんが、それでもハキリアリのワンダーランドにぜひ迷い込んでみてほしい。
そんな一冊です。
次はこちら。
生物は環境に適応する。
いま、地球上をすごい勢いで変えていっているのはヒト。
その、ヒトメイドの都市に合わせて生物は進化をはじめ、適応している。
ヒトを除外した自然環境をフィールドとしてきた生物学を、都市というヒト環境に当てはめた生物学へ。
都市生物学を紹介する一冊になっています。
自然環境に比べて、都市の生物は貧弱だと思われているけれど。
けれど、庭やベランダに、それぞれ皆が好きなように植物を植える。それに虫なんかが集まってきて……。
と、調べる場所と比例して生物種は増えていく!!
庭の数ほど、それだけの生態がある……とワクワクが広がります!!
道路で断絶され、公園や庭ごとに一つの生態系(遺伝子的に断絶されたグループ)が確認される。
遺伝子プールが少なくなるという欠点もあるけど、総数が少ないからこそ環境変化や病気の蔓延があったときに適応した遺伝要因がすぐに広まる利点もある。
などなど、実際の事例が多数紹介されているので、読み応え十分!!!
生物学から離れて、戦後史。
戦前。
金属の押収があって、刀や寺の鐘が取られた……という話は有名ですよね。
発電事業が成立しはじめ、その後に戦争が始まった。
個人事業主の発電機も押収され、戦後も返されなかった……。
という、衝撃の事実から始まります。
冷戦の煽りを受け、アメリカに翻弄される日本。
主要事業である発電事業だけに、その動乱を色濃く受けています。
発電史だけではなく、戦後日本の様子がわかる一冊になっています。
かなり憤ってしまうような事実がたくさん。
でも、知らないでいるのはもっとダメかも。
そんな歴史です。
詳しい感想はこちらをお読みください。
次は、「新しい言語学!」な一冊。
言語学の父は「人類は共通の言語取得能力がある」という仮説のもと、各言語の分析を進めました。
そのため、テキストベースで分析が進められてきましたが、「書き言葉よりも口語の方が先じゃん?」という言語学が新たに台頭しはじめています。
というわけで、そんな最新の言語学を紹介する一冊。
たくさんの研究が紹介されています。
会話に大切なのは、間と、そして相槌。
その二つが崩れると、話し手側も調子を崩してきます。
また、否定の返事よりも、肯定の返事の方が、各言語で間が短くなります。
言語によってこの間は変わりますが、面白いことに、日本語は肯定の返事の間はマイナスミリ秒!!
言語学科や心理学科の学生さんが読んで、卒業研究を考えたら、面白そう!!
特に現役の学生さんに読んでほしい、一冊です。
読書遍歴⑤これからの読書
小説
前の自己紹介記事では、「SF、ヒューゴー賞・ネビュラ賞作品を読んでいきたい」と書いていたのですが……。
多少は読んだのですが、SFって、こう……。
高カロリーですよね。
読むのに時間かかるし。集中力を使う。
なので、なかなか読めてません。
理性では読みたいけど、衝動までいかないので読まない。って感じですね。
理性と衝動の読みたい、についてはまた読書エッセイで語ろうかなーと思っています。
まぁ、「好き勝手に読もう」と思っているので、具体的に「何を読みたい……」というのは今はありません。
その場その場でラノベシリーズを読んだり。
有名作を読んだり。
していこうかなと思っています。
一般向け学術書
こちらも、「読みたいものを読む」というスタイルで読んでいこうと思っています。
多分、生物学のタイトルが多くはなるかなと思っています。
とはいえ、地元図書館の生物学タイトルはほとんど読んでしまった気が……。
いえ、まだ読むものはあるんですけど、たいていのタイトルを把握している状態になっている気がしてます。
ちょっと、都会の図書館に足を伸ばさなきゃいけないかも。
というか、図書館巡りして記事を書きたいっていう気持ちもあるんですよね。
さて、他分野のタイトルも気になったら読む、というつもりで読んでいきたいと思います。
最後に。noteで何を書いていく?
いま現在の記事投稿の通り、読書感想やラノベ記事が中心になります。
月刊の「Kindle Unlimited新着&傾向」に加え、その時々でKindle探索をして別途に記事を書いていきます。
図書館系の記事も書いていきたいんですが、なかなか……。
読書エッセイで図書館のトピックも語るかたちになるかなーと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いします!