小学一年の娘に二ノ国をやらせたら、人間力が爆上がりした話。
こんにちは。福岡でフリーランスをやっている酒井です。
お客様のブランド力を磨いて売上をあげるためのデザインを毎日コツコツと作っています。
さて、我が家には小学一年生の娘がいるんですが、昨日「二ノ国」ってゲームをクリアしたんですよ。ちなみにNitendo DS版の二ノ国です。2010年発売です。
小学校に入る前からですが、娘の友達はみんなNitendo Switchが家にあるんですよ。
友達の家に遊びに行くと、必ずと言って良いほど「Switch面白い」となるウチの娘。やっぱり買って欲しそうにするわけです。
ただ、特別な日でもなんでもない日に買ってあげるのは、なんか僕的に違うな。と思っていたので買わないんですよ。
ただ、ある日、ウチの娘が保育園で「しょうらいのゆめ」みたいなことを園の発表会かなにかで発表する機会があって、その時僕らに伝えたのが、
「しょうらいはゲームクリエイターになりたいです」
だったんですね。
正直、意表をつかれました。ゲームをやるのに興味があるだけではなく、ゲームを作るのにも興味が出てきたとは…。
気持ちは揺らぎました。このタイミングでSwitchを買ってあげるのがもしかしたらベストなのでは…。でも買わなかったんですよ。その代わりに娘に渡したのが、僕が昔遊んでいたNintendo DSです。
もう20年近く前に買ったのに、全然動く。バッテリーなんかも膨らまずに全然使える。それだけでちょっと感動。そんなDSを娘に渡したんですね。
そしたら、やっぱり面白いわけですよ。カービィのウルトラスーパーデラックスから始め、Mother1+2、Mother3、リズム天国、メイドインワリオ…
今、遊んでも面白いらしく、娘も全部楽しんでやっているわけですよ。Switchのことなんかもう頭から消えちゃってるんです。
そして、昨日、「二ノ国」をクリアしたんですが、このゲームはクリアするまでに結構時間がかかった。超大作RPGな上に、物語中に漢字がでてくるわけです。ふりがなはふってあるんですけど、意味がわからない言葉が多いわけですね。
その都度、僕らにその感じの意味を聞きながらやっていたから、なんか頑張ってやってるなぁ。くらいに見ていたんですが、昨日ついにクリアした!!と見せてくれたんですね。
その時に驚いたのが、「ゲームのプレイじかん」
セーブ画面に出てくるんですが、
「99:59:59」ってなってたんですよ。
これ、どう言うことかいいますと、ゲームの特性上100時間以上プレーするとこの表示が出るわけですね。つまり、プレイ時間の表示をカンスト(表示可能な最高レベルや上限に達した状態)までやって、クリアしているわけです。
よくここまで粘り通したな。と、感心しちゃったんですよ。
わからないことも多くあったんだろうけど、ちゃんとやり切ったことに。
小さいながら、使命感みたいなものを持ってやっていたのか…と思うくらいやりこんでいたんですよね。
で、さらにびっくりしたのが、そのゲームを持ってきて…
「二ノ国おもしろかったから、おとうさんもやってみれば?データうわがきしてもいいから」と言ってきた娘の言葉。
そう、二ノ国って一つのカートリッジで、一つのセーブデータしか作れないんですよ。
娘が99:59:59やったそのデータを消さないと、新しい冒険ができないわけですが、そのデータをクリアした直後にあっさりと「うわがきしてもいいから」と言える娘。
面白いものを人と分け合いたいという気持ち、そこでめちゃくちゃ受け取れるわけです。ゲームって本当に親子のコミュニケーションツールになりうるもんだよなぁ。と改めて感心しちゃいました。
あと、娘の言葉と人の感情を察する気持ちが二ノ国をやることでめちゃくちゃ進んだ気がするんです。
「ほんもののまほうつかいはウソはつかない」ってことも二ノ国に書いてありますからね。小学生低学年の息子、娘をもっている親御さん。DSの二ノ国をこのタイミングでやらせるのいいかもしれませんよ。