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フリーランスは「自分で自分をよろこばせられる」ことが出来たほうがいい。
東京から福岡に移住してフリーランスデザイナーをしています。酒井です。
さて、福岡に来てフリーランスのパパ友がまだ一人もいない…ということで、まだまだ僕は変わり者の様な扱いを受けています。
特に役所関係で、健康保険の届出をすると「ちょっと、待ってください(あなたはレアケースです)」…的な扱いを受けたり笑
なんだかんだでもう最後の会社を辞めて、8年近くフリーランスを続けていけているワケですが、なんで出来ているかを改めて考えると、
「自分で自分を喜ばせることにについては、しっかりやってるな」
と思ったわけです。
自己管理がしっかりできる=自分が無理なことはしない。
これってどういうことかというと、カンタンに言えば
「自分の心が折れない様に立ち回る」ってことじゃないかと思うんです。
最初から仕事がバツっとくる様な有名人がフリーランスになるなら心配はないんでしょうが、僕も含めそんな人ばっかりじゃないんですね。
収入がゼロになっちゃうリスクを常に抱えながら、次から次へともらえる仕事をこなしていく。っていうイメージあると思うんですが、結構、自分もそうなるかもって自覚はあります。
会社員時代は、正直、パソコンをつけてメールチェックして、たまになんかキーボードをカタカタしたり、飲み会に行ったりしていれば、食えるくらいのお金をもらえる保証はあったので、そこがないのがフリーランスになってから大きく違うところなのは間違いない。
ただ、フリーランスって良い意味でも悪い意味でも「自分がこう思うから、こうします」的な動き方してもあまり怒られないんですよ。
極端にいってしまえば、会社だと気持ちが滅入る様な案件を振られたら、基本はそれが嫌でもある程度結果を出す必要がありますよね。
フリーランスは気が滅入りそうだなぁ…と思ったら断っても良いんです。その案件。
もちろん収入は減っちゃいますが、それよりも大事なのが「自分が働ける精神状態にある」ということだと思うんですよ。
僕の経験上、一つの「やだなぁ…」みたいな案件が、他に抱えている案件すべてに良からぬ影響を出してしまうこともありました。
良い仕事をしたいなら、まずは機嫌良く仕事できるイスを買え。
あと、フリーランスになると「家」がメインオフィスになることも大いに考えられます。
僕は通勤時間に、人と背中をぎゅうぎゅう押し合うのが無理な人なんです。特に夏とか、じっとりした服でおしくらまんじゅうするって考えただけで気絶しそうになります。
というわけで、なるべく電車に乗らずに「家のオフィス化」をしているわけですが、ここで大事なのが「居心地の良さ」。
「そもそも自分の家なんだから、居心地いいんじゃない?」
という声もありそうですが、ちょっと違うんですね。
住居としての居心地ではなく、「仕事場として居心地」です。
これを実現するために、僕はとにかくオススメしたいのが
「イスに金をかけろ。」ということ。
僕はオフィスチェアには「オカムラのコンテッサ」。
一脚新品で買えば20マンもしてしまうイスです(中古で5万で買いました。)
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そして、ベランダにはマルセル・ブロイヤーというデザイナーが100年前にデザインした「ワシリーチェア」というラウンジチェアを置いてます。
これも新品で買ったら50万弱するらしい(もちろんこれも中古で購入)
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イス貧乏って言われそうですが、そうでもないんです。
これからフリーランスを始めるあなたが一番いる場所、それはイスの上になることを考えるとここをケチるのは良くない。
体の負担もそうですし、とにかく気分良く仕事するためにはイスの座り心地は本当に大事。
いい仕事は、いいイスから生まれると言っても過言ではないでしょう。
本当に良いイスに座るとビックリしますよ。なんで早く買わなかったんだ…って。
自分の機嫌は自分で取れて、フリーランスは長く続く。
フリーランスをする上で、自分に厳しくすることはもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは「長く続けられる体制をつくること」。
そのためには、ある程度、自分が良い状況にいるための環境整備と自分を俯瞰する目が必要なんです。
これ意外と出来そうで出来ない方もいると思います。
「やるべき仕事って他の人からもらうもんじゃないの?」
って方はやっぱりフリーランスには向いてないと思うんですよね。
それよりも、
「さーて、今日はどうやってさぼろっかなー。」
って会社で思っている人は本当にフリーランス向きだと思うんですよ。ある意味サボり方も自分の機嫌を取るためのクリエイティブですからね。
しかもその先にあるのは「楽しさ」だったりするので、やっぱりそういう人から生まれてくるものって独特で面白かったりするんだと思います。