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ハワイ州での嗜好用大麻の合法化&CBD最新研究報告

ハワイでの大麻利用はどうなの??
そんな疑問をお持ちの方も少なからずいらっしゃるかと思います。
そこで本日はハワイ州での大麻利用についてフォーカスいたします!

日本人に大人気の観光スポットであるハワイ。
アメリカの州ですから、アメリカ州法による法律が適用されています。
なのでアメリカ連邦法やハワイ州の州法が適用となります。

※元記事はこちら

◉ハワイでの大麻利用について

まずハワイ州での嗜好用大麻利用については、現状は利用NGとなっています。
ただし、医療用大麻については2000年に合法化されて、2017年より販売が開始されているのが実情です。

※こちらの記事も参考にしてください


実はハワイ州ではこれまでに嗜好用大麻の合法化に向けた動きがいくつもありました。
例えば2021年には上院において大麻に関する合法化法案が一旦可決されたのですが、下院では通過せずで却下。
そして2022年には、65歳以上の高齢者においてのみ、自身の病気有無に関わらず大麻使用ができるとした法案が上院で可決されましたが、これも結局は最終的に成立せず終わりました。

ただ、大麻所持については2021年1月10日からは3グラム以下であれば犯罪とならないことになりました。
これは当時の州知事デビッド・イゲ氏から署名されることなく、拒否権の行使がされなかった結果として法律が施行されたという経緯によるものです。

そもそも2014年からハワイ州知事であったデビッド・イゲ氏は、アメリカ連邦法で大麻が違法であることを理由に、嗜好用大麻の合法化には賛成していませんでした。しかしながら、イゲ氏はこの3グラム以下の大麻所持の非犯罪化については容認したのです。

そして2022年11月に選挙が行われてデビッド・イゲ氏に替わり大麻合法化を推進するジョシュ・グリーン氏がハワイ州知事に就任しました。

この方は合法化推進派であり、副知事に当選した人も同じく大麻合法化の支持派でしたので、今後のハワイでは大麻合法化が進むものと思われます。

推進派の知事が当選したことにより、2023年から一気にハワイでも大麻利用の制度化が進んでいくと思われます。
ハワイ州の税務省は嗜好用大麻の合法化がされると、大麻の年間の売上レベルが2億~2億7300万ドルとなり、今より5000万ドル以上の税収が見込まれると予測されているとのこと。
アメリカの他州と同じく、嗜好用大麻のほとんどが違法市場で出回っているとされています。
アメリカの他州と同じく税収増メリットとアンダーグラウンドでの流通取引を減らすことが目的のようですね。

◉CBD成分による虫歯予防、虫歯対策

2022年12月14日になりますが、CBDが虫歯の主な原因である「ストレプトコッカスミュータンス」に対し殺菌・予防に関しての効果を示したとイスラエル研究者による発表が行われました。

※ヤクルト中央研究所ホームページより引用

この「ストレプトコッカスミュータンス」菌は、ヒトの口の中に好んで住みつきますが、糖類を摂取する動物の口腔や糞便からも検出することができます。
ヒトの場合はとくに歯垢中に多く、舌面や唾液中からはあまり検出されません。
年齢的にみると、生まれたての乳児の口からはあまり見出されませんが、乳歯が生え始める頃から見られるようになり、2~13歳ごろまでが最も高い検出率(80~93%)を示すようになります。

ヤクルト中央研究所

歯のエナメル質表層に強固な歯垢が形成されると、このストレプトコッカスミュータンス菌が乳酸発酵を行います。すると歯垢の中に乳酸が蓄積されていき、これがエナメル質を腐蝕させて、虫歯が始まるのだそうです。
むし歯の発生については、このストレプトコッカスミュータンス菌の出現頻度や菌の数との関係については、今までも多くの調査研究結果から高い関連性が認められています。
さらに生物学的な研究からも、このストレプトコッカスミュータンス菌が虫歯の発生に重要な役割となっていると報告されているのです。

そしてCBD(カンナビジオール)をはじめとするカンナビノイドには、通常お店で売っているような歯磨き粉よりも歯垢に付いている細菌の数を減少させたことがベルギーでの研究で分かっています。

そもそも人間の口腔内には常時あらゆる菌が存在しており、その数は歯磨きを頻繁に行う人であっても1000億個~2000億個とも言われています。
ストレプトコッカス・ミュータンス菌は、我々の歯に残った糖をエサとして、歯の表面にヌメリをもたらして、口の中に細菌の集合体であるバイオフィルムを形成し、歯垢(プラーク)をつくるのです。

バイオフィルムによって、歯がコーティングカバーされたような状態となってしまい、せっかくの唾液の殺菌作用が通じなくなってしまいます。
そうなると歯磨きをしても効果があまりなくなってしまい、ストレプトコッカスミュータンス菌が繁殖をしていくようになります。

このストレプトコッカスミュータンス菌は酸を出して徐々に歯を溶かしてしまうので、虫歯が発生してしまうのですね。
このような研究の結果から、CBDはストレプトコッカスミュータンス菌の増殖と「ぬめり」の正体であるバイオフィルムの形成を抑制することが明らかになりました
また、口の中がストレプトコッカスミュータンス菌により、どうしても酸性に傾くのですが、これを防いでくれて中性を保つ働きがあることも分かったのだそうです。
さらにCBDあるいはCBGを配合した洗口液により、強い殺菌作用が判明できたことも報告しています。

さらに驚きなのがCBDは形成されたバイオフィルムに対しても有効性を示したとのこと。
その効果はCBDを洗い流してから48時間も持続していたというのです。

CBDの予防効果を検証した結果、事前にCBDで培養プレートをコーティングすることで、ストレプトコッカスミュータンス菌の増殖やバイオフィルムの形成が抑制されることも明らかとなったのです。

なので、これらの研究による結果で、CBDが虫歯の治療や予防において有望であるということが言えるでしょう。

もちろん研究での結果になるので、実際に人に使用することでCBDが本当に有効となるのかはまだ不明です。

でも、CBDが虫歯予防や虫歯に対して有効という、大きな期待が持てることは確かですね。

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