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オクトリング ドールの解説

たまきです🐳
今回はオクトリングドールの構造や仕組み、制作過程の解説です。
制作からしばらく経ってガタがきてるので作り直そうと思ってたのでいい機会と思い書く次第。

お気に入りの1枚


はじめに、関節を除いた全てのパーツ制作は1人で行ってます🐶
素体の大きさはピコニーモ Pボディにかなり近いです。大きすぎず小さすぎず絶妙なサイズで手のひらいっぱいくらいですね
関節パーツは「関節技シリーズ」使用、耐久性がそこまでなくよく割れるので消耗品として割り切ってます😔(ここがネック)

カラー版
レイヤー分け

全パーツに使用しているレジンは3Dプリンターの水洗いタイプを肌色に着色したもの。パーツ同士が擦れても問題ないようにしてます🐙塗装ハゲが起きないストレスフリーな仕様です。

顔と体の間にあるパーツは首を繋げるパーツ

髪型のゲソはこんな感じで分割してます。頭がかなり重たいので余分なスペースは肉抜きして少しでも軽くしてます。
市販されてる可動系フィギュアやドールにもよく見られる形ですね🐬
構造的に髪型は凹凸さえ合わせればハマるように作ってるので違う髪型に変更もやろうと思えばできます。いかんせんタコちゃんは髪のレパートリーが少ないのが残念ですが🙄

実は作っていたポニテ差分

手は3種類 平手、握りこぶし、すり身
表情は4種類 通常、笑顔、泣き、おこ
目は4種類 左右 薄目 目閉じ

差分パーツ

お洋服
生憎手芸の技術が皆無なのでパワープレイで制作。2018年頃に作った東方のドールの時もそうでしたが書籍を読んでもアホアホなので分からず結局キッチンペーパーとマスキングテープで作ってました。

2018年 天子の自作ドール
2018年 幽々子のドール
2023年 タコちゃん

塗料の話
塗装はエアブラシです。
下地のサーフェイサーを吹いて傷を無くします。
オクトリングは曲面が多いので傷が特に目立ちツヤツヤな光沢を出した時にも弊害となるので力入れました🐙

・ラッカー塗料 毒性強め。匂いでわかる「死」
しかし耐久性が高いのは魅力あり
・水性塗料 毒性弱めで比較的安全。ゼロではないことは留意。耐久性はラッカーと比べると弱め
・薄め液 絵の具でいうところの水です。ラッカーは必須、水性塗料は水でも良いという記載がありますが個人的に専用のものの方が耐久性高くなるのでオススメ。ラッカーと水性それぞれ別のものかも必要なので2種類
容量がいっぱいあるガイアノーツの使ってます。

※ツールウォッシュも販売されてます。
これは道具を洗ったり部屋に付着した際に使用する洗浄する為の液体です。同じくガイアから発売されてますが毒性が強いのと強力なので取り扱い、換気、隔離、絶対です😱
市販されてる野菜タッパー程度であれば溶かしてしまう程度には強いです

このこれらを使い分けて塗装しました。
薄め液を使い調度良い濃度にします。現役そのままだとベタベタしすぎてとても濡れたものじゃありません。試しで塗る時は百均の透明プラスチックスプーンがオススメですよ
筆塗りでもエアブラシでもガスマスクは必須(Amazonで安価に買えます。)換気も絶対してくださいね💀塗装ブースが望ましいです。
また、ペットやお子様がいるご家庭も隔離してください。塗料の毒性は身体に蓄積したりするようです...🙄
ほんとにいい事ないのでやり過ぎなくらいでいいと思います。
塗装の詳細は調べると出てくるので塗装関係に興味ある方はプラモデルの塗装の記事辺りを見ると参考になるかと思います。

手順をまとめると
PCで3D造形ソフトでモデリング

3Dプリンターで出力

表面処理(傷埋め、下地塗装)

塗装

完成

制作過程のやり方に答えはなく、たまきも試行錯誤しながらたどり着いているので日々変わります。参考になれば幸いです!

たまき🐳

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