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コロナウイルス統計メモ(2020.06)
自分の Facebook 投稿からコロナウイルスに関する統計やデータに関するものを転載。投稿後なるべく早めに追加・アップデートします。(6/30更新)
◇ 2020.04 作成中
◇ 2020.05 公開中
◇ 2020.06 公開中
■2020.06.30 重力方程式で感染拡大を説明
JETRO アジア経済研究所より。東アジアで感染や死者が少ない理由(ファクターX)に関するかなり斬新な仮説と検証。貿易額を予測するために2国間の地理的な距離を変数に組み込んだ「重力方程式」を適用、真偽を判断できる知識はないけど、知的好奇心はくすぐられる。国境を超えるモノの流れ(貿易)もヒトの流れ(感染)も同じと考えれば、ありうるのかも。
>2国間の貿易額は、各国のGDP規模が2倍になればほぼ2倍になり、2国間の距離が2倍になれば、約半分に減少することが知られている。いわゆる「重力方程式」である。(中略)ここでは、COVID-19の初期感染者もこの重力方程式に従って世界各国に広がったと想定する。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223190700457204
■2020.06.30 世界の感染分布が大きく変化
>データで読み解くコロナ感染 世界をどう侵食したのか(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASN6Z05GNN6XUHBI00M.html
多くの国内外メディアのデータの見せ方をウォッチしてきた私からみても、この記事のグラフはどれも理解しやすい。特にサムネイルになっているこのグラフは深刻さが伝わる。とても年内で収まる気がしないよ...
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223190745978342
■2020.06.29 普通に戻るのはいつごろか
ダボス会議で有名な世界経済フォーラムより。疫学者、感染症専門家など約500人への「どんなことがいつごろノーマルになるか」の予測アンケート。紫が「1年かそれ以上先」でオレンジが「1年以内」。「1年以上先」が 64%で最も多かったのが「スポーツイベント、コンサート、演劇を観ること (Attend Sporting Event, Concert, Play)」で、こういうデータみるかぎりは、オリンピックも厳しい状況ではある。
なお、回答者間のばらつきは大きいので「デルファイ法」あたりを使ってもう少し予測の幅を小さくすべきかもしれない。またこのグラフは有名なナイチンゲールの鶏頭図ですね。紫は実際の比率より大きく見えるのでホントは適切ではないんだが(笑
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223181770273955
■2020.06.28 米・伊・日で再拡大の兆し
FTより。感染者数では米国とブラジルとインドだが(人口も多いしね)、再拡大については、米国に加えてイタリア、実は日本も警戒が必要だ。
https://ig.ft.com/coronavirus-chart/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223171703542293
■2020.06.28 米南部・西部で感染拡大
日経朝刊、このところ米国で感染再拡大というニュースが断片的に流れていたが、このグラフで深刻さがよくわかった。4月のNYなど東部が収束する一方で、南部・西部が第1波と同じくらいの勢いで増加している。世界で4月の欧米が収束する一方で、南アジアや中南米で第1波と同じくらいの勢いで増加している状況とそっくりではないか。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60895390X20C20A6EA2000/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223166906382367
■2020.06.27 東京アラートを再検証する
日経と東京新聞が「東京アラート」をデータから検証。少なくとも当初は指標と基準が明確だったが、結局はデータより空気になりそう。データも万能ではないが、基準が適当とか結論ありきとか思われないくらいの説明は必要だと思う。
>経済と感染対策の板挟み 自粛要請基準作り難航(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60880940W0A620C2EA1000/
>解除後に増え続ける感染者、その感染時期は(東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/24233
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223158532373022
■2020.06.27 接触確認アプリは浸透するか
不具合でブレーキがかかったのかもしれないが、接触確認アプリのダウンロード数が早くも頭打ちだ(グラフは厚労省発表から萩原作成)。1週間で450万はそれなりにすごいのだが、なにしろ最初に国民の6割(約7000万=LINE並み)という目標が喧伝されたので少なく見えてしまう。
そういえばこれ「COCOA」というんですよね。グラフ書いてから気付いたよ(笑。愛称が浸透して皆がそう呼ぶくらいでないと1000万レベルは難しいかも。皮肉だけど、普及に効果があるとすれば感染再拡大であり、再度緊急事態宣言が検討されるようなことになれば劇的に増えるとは思う。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223157968398923
■2020.06.26 4月の人口動態統計速報
人口動態統計速報(4月)
死亡者数(前年同月比)
全国 113,362人(+0.4%)
東京 9,933人(+4.1%)
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223150788379427
■2020.06.25 中国の死者数をいまみれば
私が2月に中国の新規死者数を回帰線つけて毎日グラフ更新して投稿していたのを覚えてますか。当時はあれがたいへんなことだと思っていたが、現在からみればほとんど見えないほどだ。日経の新規死者数のグラフで先ほど気づいた。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223136409739970
■2020.06.24 日経の統計ダッシュボード
日経のコロナ統計ダッシュボードがいつのまにか進化していたので、ビジュアライズの教材につかう予定。世界地域別の新規感染者数、新規死者数のチャートは移動平均で表示する FT のより良いかもしれない。新規感染者数みるとグローバルでみれば第2波どころか第1波が加速していると見た方がよいのかも。死者数も再び増加トレンド。アジアについては国別のヒートマップもインフォーマティブだ。データがDLできるとなお良いのだが。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-chart-list/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223131192689547
■2020.06.23 人が戻らないビジネス街
モバイル空間統計で今日のデータを定点観測。朝夕の通勤電車の混雑はかなり戻っているという情報も多いが、大手町、日本橋、虎ノ門などビジネス街はいまだ昨年の 50-60%程度、5月末とあまり変わらない。一方、渋谷や新宿は 70-80%くらいで明らかに上昇、買物や飲食客も多いからだろう。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223123526937908
■2020.06.22 「統計調査ニュース」に寄稿
総務省統計局が毎月発行している広報誌「統計調査ニュース」6月号の巻頭コラムを寄稿しました。テーマは「新型コロナウイルスと国勢調査」で、全国の自治体の統計担当者などに送付されるものです。バックナンバーもすべて統計局のサイトで読めます。5月号では佐伯修司統計局長が「緊急事態だからこそ,公的統計にエールを!」というタイトルで、やはり国勢調査に向けたメッセージを寄稿されてました。調査員不足や面接プロセスへの対策も進んでいるようです。
追伸:川邊 健太郎 (Kentaro Kawabe) さん、よろしくお願いします!>「従来のような広報や広告,ポスターだけでは限界があるのも事実です。LINEや Yahoo! JAPANなど国民生活に欠かせないオンラインサービスの協力を依頼するのも一案でしょう。」
https://www.stat.go.jp/info/t-news/index.html
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223112711467528
■2020.06.22 テレワーク3割以上が経験
内閣府に調査結果の発表資料がまだアップされていないので詳細未確認だが、1万人のインターネット調査である。この内容だから枠母集団がネット利用者というのはかまわないが、特に地方のテレワーク率は例の LINE による 2800万人調査よりはかなり高い数字なので、調査会社のパネル利用なのか、別のサンプリングなのかは気にする必要があると思う。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223110832500555
■2020.06.21 拡大・収束がわかる循環図
東京都が感染者増加傾向となってるが、自粛解除、都道府県を越える移動も解除。とはいえ、日本は新ノーマルの生活スタイルで、withコロナを生きることになったので、今後どのようになるか注意しながらいくしかない。#covid-19 #withコロナ
— 山本義郎 (@yoshiroy) June 21, 2020
グラフについての詳しい説明は以下https://t.co/YbVeE6EpSS pic.twitter.com/RUPSFbOnfB
感染拡大・縮小ステージの表現法として初めて見た。循環して欲しくないのに、なんとなく在庫循環図を連想させてやな感じだ。3か月前と同じ状況だが、東京は2周目に入ってしまうのか。山本義郎教授は統計情報視覚化の専門家で「グラフの表現術」(講談社現代新書)の著作もある。
↗:7D/28Dともに増
↖:7D減28D増
↙:7D28Dともに減
→本来はここで終息だが2周目へ
↘:7D増28D減
↗:7D/28Dともに増
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223098452151054
■2020.06.20 接触確認アプリの実用性 (2)
多くの人がダウンロードするのは何よりだが、いま全国で毎日50~60人(うち東京が 30~40人)が新規感染者で、そのうちアプリをダウンロード済でかつ検査を受けて「自分は陽性」と登録するのは何割、何人くらいになるのか。当初はごくわずかだろうが、それこそがこのアプリの有用性に直結する。登録率=陽性登録者数/陽性判明者数は KPI にしてもいいほど重要。2週間くらいしたらそれらの数字も公表してほしい。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223088422260313
■2020.06.20 接触確認アプリの実用性 (1)
普通の生活をしていて、「1メートル以内15分以上」接触した人が記録されていくわけだが、隣席の会社同僚やランチした友人ならたぶん陽性になったら直接その人に伝えるので、アプリが役立つのは見知らぬ人との接触記録だろう。通勤電車で10人くらい、飲食店のカウンターや隣テーブルなどの数人くらい、あと美容院とか病院の待合室とか、ほかどんな可能性ありますかね。あ、ユニクロのマスクを求める行列とか(笑
もちろん、その人がアプリをダウンロードしているのが前提で、厚労省は国民の6割(約7500万人)目標を掲げているが、LINE 並みということでなかなかハードルは高そうだ(というか現実的とは思えない、LINE の追加機能ならよかったかも)。本領発揮は第二波が爆発的流行になった時とすれば「転ばぬ先の杖」という感じか。
https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223066399469757
■2020.06.18 インドの新規死亡者が5倍に
インドの1日あたり死者数が5倍に。何らかの統計要因と思うが。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223066399469757
■2020.06.17 抗体保有率からの拡大推計
色使いからして News ZERO だろうか。アルベルト創業者の山川義介さんはこういう推計のおかしさは十分にご存じの上で、お怒りの投稿である。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223056844910899
■2020.06.16 無作為抽出ではない抗体検査
大阪府の抗体検査対象者、どこが無作為抽出やねん >約12万人の「アスマイル」登録者に抗体検査の希望者を募ったところ、3000人の募集に対して19倍となる約5万7000人の応募があった。
残念ながらこれは間違い>10万人あたりの感染者数が最も多い東京と大阪、最も少ない宮城の3都府県で、無作為抽出した20歳以上の男女合わせて7950人を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しました。(NHKニュース)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200616/2000031048.html
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223049632570595
■2020.06.16 モバイル空間統計に新機能
リアルタイムモバイル空間統計がバージョンアップして、過去24時間の昨年との比較が折れ線グラフで表示できるようになってました。大手町と調布をはっておきます。大手町は昨年の5万人から今日は 2.5万人。調布はほぼ変わらず。ビジネス街は約5割ほどですね。このまま定着するのかも。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223048972234087
■2020.06.16 抗体保有率の信頼性 (2)
偽陽性が 0.2%とされる抗体検査、無作為に抽出した約2000人を対象に実施して陽性者が 0.1%(2人)だった場合、どう解釈をすべきだろうか(厚労省実話)
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223048927832977
■2020.06.16 抗体保有率の信頼性 (1)
いくつかの報道で「東京 0.10%」と小数点2位まで出してるが、このサンプルサイズでは誤差考えるとほとんど意味がなく、実態以上に正確そうな印象を与えるだけ。「1971人中 2人」の方がまだましではないか。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223048824670398
■2020.06.16 News Digest に「K値」表示
政府も指標にすると言ってた「K値」(1週間の新規感染者/累計感染者)の話を最近聞かない。東京は現在 0.03(0.05が警戒水準)、累計感染者数が多いので最近多少増えていても K値はあまり大きく変動しないが、ざっくり 50人前後があと 5日間続くと 350/5842=0.06となる。ちなみに JX通信社の NewsDigest アプリで最新の K値が表示されるようになっている。これ患者の発生地域や個別情報などエリア情報の見せ方は抜群だ。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223047170429043
■2020.06.13 ツイート分析にみる意見分断
国立情報学研究所(NII)オープンハウス2020、オンライン講演をぼちぼち視聴中。「コロナ時における Twitter 解析」では議論極化の例として「PCR検査」を取り上げ、検査の抑制派も推進派も自分と同じ意見しかRTしないため分断しているという指摘。「ソーシャルメディアを使って社会の動向を観測していくことが重要」とのメッセージ。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223018707557489
■2020.06.12 消費意欲が回復しつつある
Tableau Dashboard になったマクロミル・ウィークリー・インデクス。先週(3日調査)今週(10日調査)は外食や洋服購入などの回復傾向がくっきり。気分も不安や憂鬱が急速に低下している。ぜひいじってみて下さい。
https://www.macromill.com/data_and_insights/weeklyindex/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223008616945230
■2020.06.12 日経の経済データサイト
感染状況とは別に経済状況データをまとめている日経ビジュアルデータページがとてもよい。しかしニューヨークやロンドンはまだまだ厳しいのだなあ。 https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-economy/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223008211535095
■2020.06.12 ブラジルの司法独立性が凄い
これは素晴らしい。ブラジルのこと批判してすみませんでした。おかしいのは政府であって司法との分権はきちんと機能していますね。めちゃ先進国ではないか。しかも迅速。
>最高裁は8日夜(日本時間9日午前)、従来の詳細なデータを発表するよう保健省に命じた。これを受け、同省は9日、公表内容を元に戻した。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223006334808178
■2020.06.12 6月に入り死者数が再増加
FT Coronavirus Tracked 定期観測。死者数グラフの北米と中南米の色が入れ替わり、アジアからインド独立。毎日の死者数(7日移動平均)は5月下旬がいったんボトムになったのだが、その後、再上昇トレンドにある。6月のふくらみ方は嫌な予感しかしない。世界の1日の感染者数は今週に入って4月の流行時を上回り過去最高を記録している。なおFTは、死者数については公式発表ではなく超過死亡をモニターすべきと主張している。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223006293887155
■2020.06.11 4月に超過死亡の可能性
これは新データ。3月の「超過死亡」はわずかだったが、4月に感染拡大した1都3県、愛知県、大阪府などの高い超過率をみれば、コロナと判定されずに亡くなったひとがかなりいそうだ。4月の全国の死者数は 391人(NHKによる)だが、仮にこの超過死亡の「半分」がコロナ原因としても、4月の実際の死者数は 2000~3000人の可能性も出てくる。
東京都の場合>過去4年間の同月の平均死者数(9052人)を12%上回り、1000人程度の超過死亡の可能性が示された。昨年比では7%増加した。4月の新型コロナ感染による死者数は104人だった。(ブルームバーグより)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-11/QBQYBXDWLU6901
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223000669266543
■2020.06.11 死者数「20代ゼロ」の謎
厚労省の公式統計ではなぜいまだ「20代死亡者ゼロ」なのか。都と厚労省個別の取材のやりとりが生々しくてゲンダイはいい仕事しているが、コロナ統計の中でも過去最大級の意味不明。勝武士もこれでは浮かばれない。同様のケースはたくさんあるはずだ。まあメディアは NHK はじめ自治体から個別に集めて独自集計しているのが実情。厚労省の公式データ信じてるのは海外研究者くらいかもしれない。
>「都の報告は感染症法に基づく正式な届け出ではなく、勝武士はカウントされていないようです。ただ、(正式ではない)都の報告に基づいてカウントすることもある」
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10223000241815857
■2020.06.10 昨年の武漢感染拡大データ
事実かどうかはまだ不明だが、昨年秋の衛星写真による武漢の病院の来院者増加、武漢エリアでの百度検索データで「下痢」の検索数増加、そして両者のタイミング一致という名探偵風のエビデンスがしぶい。新型コロナウイルスは2019年秋に広がり始めていた可能性を研究者が指摘(Gigazine)
https://gigazine.net/…/20200609-coronavirus-hit-china-earl…/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222986448391030
■2020.06.09 5月倒産件数が激減の理由
5月の倒産件数はまさかの記録的低水準。法律事務所などがテレワークに移行して破産の法的手続きに支障が生じ、コロナ特例融資や持続化給付金が倒産予備軍の「止血なき輸血」となり倒産を延命。統計数字の読み方は難しい。
>緊急事態宣言の解除に伴い、法的手続きが正常化すると、倒産が再び増加に向かうことは必至だ
https://blogos.com/article/463492/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222980690447085
■2020.06.09 死因別にみた死亡者数の変化
よくあるコロナの国別死者数のバーチャートレースかと思ったら違った。今年に入ってからの死因別死者数の推移。マラリア、栄養失調、殺人、パーキンソン、溺死などが上位に来ていたが、コロナはやはり異常である。30秒ほどなので正しい世界認識のため一度は見といた方がよいかも。あとアルコール、ドラッグ、テロリズムの死者が多くて驚く。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222977097717269
■2020.06.08 ブラジルデータ非公開 (3)
ブラジルの死者数データ削除の件、正確には累計データを削除したのだそうだ大統領は「累計データは現在の我が国の状況を反映していない 」 the cumulative data does not reflect the moment the country is in とツイートしたそうだが、今年度決算は現在の我が社の状況を反映してないから出さないよと言ってるのと同じ。いったい何を言っているのであろうか。
さらに新規死者数もいったん発表したものを6割も下方修正とは。政治的な都合でサイエンスが歪められてはならない。これらの海外報道が事実なら、世界中の感染研究者が激怒すべき案件。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60093470Y0A600C2FF8000/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222971730783099
■2020.06.07 ブラジルデータ非公開 (2)
ロイターは、ブラジルは急上昇する死者数を隠すためにデータを非公開にと見出しに書いとる。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222956026190494
■2020.06.07 ブラジルデータ非公開 (1)
ブラジルのデータが非公開に。昨日「この2週間ほどでブラジルが急増し3位となり、2位も時間の問題」と投稿したばかりだが、なんとも。
>ボルソナロ政権がコロナ対策で失敗したとの印象を薄めるために情報操作に乗り出したとの見方が多い。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222955941188369
■2020.06.06 コロナ関連データ開示状況
日経朝刊「データの世紀」より。この評価はおおむねそうだと思うが、統計やデータそのものがダメなわけでなく公開の仕方、見せ方がダメなのだ。なんで自分の国のデータをよその国からダウンロードする方が便利なんだよ。コロナ関連統計に限ったことではなく、ほかの公的統計でも感じること。とりあえず PDF を止めるだけでも進化できる(笑
>日本はデータ貧困国 開示不十分、コロナ対応の足かせ(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60026400V00C20A6EA4000/
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222946810480107
■2020.06.06 死者数の多い国はどこか
英国の累計死者数が4万人を超え世界2位というニュースが流れたので現状を確認。世界でみて他国より圧倒的に多いのが、米国、英国、イタリア、フランス、スペインの5カ国なのだが、この2週間ほどでブラジルが急増し3位となり、2位も時間の問題。現在のところ欧州各国を抜く可能性があるのはメキシコだろう。(FT trackedで作成、実数線形スケール)
ちなみにあまり報道されていないけど、100万人あたりの死者数がダントツに高いのはベルギーである。米国やブラジルは人口が多いので 100万人あたりだとかなり下位に落ちる。(コメント欄グラフ参照)
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222946607555034
■2020.06.06 無作為抽出で感染者数推計
日経1面トップ「データの世紀」にオーストリアの感染者推計の事例が出ている。感染者発見ではなく状況を把握するための疫学的調査だ。「世論調査向けのデータ技術」とは、1500人ほどの無作為抽出と統計学による母集団推計のこと。検査が選択的に(症状の出た人や接触者中心に非確率抽出で)行われる以上、毎日発表の感染者数が数人単位で増えた減ったと一喜一憂するのもおかしなことだ。こういう全体のトレンドがわかる定点調査も併用すると自粛の緩急など政策判断もしやすい。まさに世論調査と同じ。
>「感染者数が公式統計の4倍の2万8500人に上る可能性がある」。4月には政府が自らの統計に限界を認め、民間企業に委託して潜在感染数を割り出した。世論調査向けのデータ技術を応用した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60046200V00C20A6MM8000
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222944316137750
■2020.06.04 国勢調査への影響はあるか
おはよう日本より。10/1調査のタイミングを守るとすれば、高齢者も多い約70万人の調査員確保はこれまで以上に難しくなるだろうから、対面接触を減らす配布と回収の工夫は必要だ。期限延長だけではなく、IDや調査票の配布におけるポスティング活用、回収では郵送かネット回答があたりまえという空気を作るのが重要だと思う。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222922842560924
■2020.06.04 感染拡大中の国はどこか
定点観測。欧米が収束ステージに入り世界全体でも新規感染者数は減少していたが、中南米(メキシコ、ブラジル、チリ、ペルー、コロンビア)だけでなく南アジア(インド、パキスタン)やエジプト、南アフリカなどが増加中で、ふたたび世界全体で増加に転じている。比較のため日本とイタリアも掲載。OWID で作成(6/2現在、7日移動平均、対数表示)
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222916636405774
■2020.06.03 病院独自発表で報道が混乱
夕方、東京都から34人感染と発表、ほぼ同時間に武蔵野中央病院から15人感染と発表されたため、34人に15人が含まれるかどうかでメディア報道が分かれて混乱している。ちなみに NHK は 15人のうち13人が東京都の発表に含まれると報道。どれが正しいのかまだ不明。これだけの関心事なのに、受け手が混乱するような発表の仕方をするのがおかしいよね。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222910102482430
■2020.06.01 ビジネス街は人出が半分
昨日は週末比較で新宿東口と池袋西口の2か所が赤(25600-)であったが、本日10時でみると大手町と八重洲と新宿西口の3か所が赤(25600-)である。超高層オフィスビルが効いてそうだ。前年比較では同じ大手町と八重洲が真っ赤(51200-)であり、人数はほぼ半分程度であると思われる。大企業は週2,3日出社や総出社人数を50%に抑えるなどの対策をとっているところが多く、解釈しやすい結果がでるのは面白い。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222895197149806
■2020.06.01 東京都と福岡県の「K値」
政府がコロナ戦略でモニターしている「K値」をグラフ化してみました。注目すべきは東京都と福岡県の比較。
— 細野雄紀 | JX通信社&湘南ベルマーレ (@healthyboy5) June 1, 2020
「K値」は0.05を下回ると自粛緩和などの目安になるとされていますが、福岡県は「0.13」と全国ダントツの水準に。緩和目安を大きく超過してしまいました…。 pic.twitter.com/x1YfsaaFoY
政府がモニタリング指標として採用する「K値」(直近7日間新規感染/累計感染)はこういう時のために使うのでは。
👉 https://www.facebook.com/masashi.hagihara/posts/10222898401749919