資格がなくてもプロコーチになれる
こんにちは。おはなし屋なおとです。ライフコーチとしてクライアントさんからいただく報酬で生計をたてて4年目の個人事業主です。
僕は4年前に「人と話すことを仕事にしたい!」というモチベーションでコーチングをはじめましたが、どこかのスクールに通ったり認定資格を獲得したりせず、いきなりプロとしてビジネスをはじめました。
「コーチングを仕事にするには資格が必要だ」と考えてまず一番にお金を払って学び始める人が多いなか、僕は違うルートでプロとして独立をしました。
今日はそんな僕の資格に対する考え方と、資格がなくてもプロコーチになるというかなれた方法について話ていきます。
それではスタート!
プロとはなんぞや
プロコーチを目指す前にまず、プロコーチとはどういう状態の人のことを指すのか定義しましょう。
多くの人はこの時点で誤解をしています。プロ=プロ級の実力を持っている人だと思っている人が多く、プロコーチ=プロ級にコーチングが上手い人だと捉えている人がほとんどです。
この捉え方は誤っています。コーチングの上手さなど客観的に図れるものではないからです。プロの歌手より歌がうまい素人はいないのか?と言われると返答に困っていまいますよね。そういうことです。
ではプロとはいったい何なのでしょう。これは僕の見解も含んでいますが、プロとは役割です。「あなたにプロとしての役割を担って欲しい」とお金を出す人に言われればプロです。
プロ=役割 という定義に当てはめると、プロコーチはクライアントになる人に「私のコーチとしての役割を担ってください」と言われ、コーチがそれに同意をし、合意が形成されたその時点でプロになるのです。
資格がなくてもプロやっていいの?
プロは相手に「役割を担って欲しい」と言われることが必要条件です。資格を持っていることで「担って欲しい」と言われることに一役買うことはあるかもしれません。
資格を持っていないからといって、プロとして選ばれないかと言われるとそんなことはありません。
今では様々な営利団体が資格を発行しており、資格とひとくくりにするのも難しいくらい技能にもばらつきがあるのが現状です。
そもそも資格と免許は違います。コーチングは免許が必要なものではなく、ただのコミュニケーション技法の1つです。
学んだだけでビジネスになるような特殊な技術でも、資格を持っているだけで依頼が来るようなメジャーな技能でも、ありません。
資格っていったい何なの・・・?
コーチに向けた商品です。需要があるのでよく売れます。時代が不安定であればあるほど資格は売れます。
コーチングは資格販売ビジネスが一番儲かります。コーチング業界の消費者はコーチングを求めるクライアントではなく、自分の活動に不安があるコーチだったり・・・(言っちゃった〜〜)
プロコーチになる方法
さんざんひどいことを言い散らかしてしまいましたが、コーチングをビジネスだと捉えることができればプロになることはそんなに難しいことではありません。
資格をすでに持っている人は資格を取るために学んだことを使って、資格を持っていない人は自分のクライアント経験や独学したことを使って、この3つの段階を踏めばいいのです。
①知ってもらう
②好きになってもらう
③提案して合意
今日は資格についてのおはなしなので、ここについての深い解説はしませんが、そんなに難しいことじゃないのはわかるはず。
対面でセッションの案内をするときも、ネットを使ってお客さんとコミュニケーションを取るときも、この3段階だけちゃんと意識すれば大丈夫。
コーチングに限らず、商売の基本ですね。知ってもらえなければ好きになってもらえない。好きになってもらえなければ提案はできない。合意に至らないとお金にはならない。シンプルですが、誰も教えてくれない本質です。
なおとのひとこと
資格に関しては、賛否両論あるところだと思います。僕は資格をそもそももっていないので、僕にはわからない資格の良さがきっとあるのだと思います。
資格が必要なコーチングビジネスがあるのも確かです。コーチのプラットフォームなど参画しようと思うとある程度の技術があることを証明しなくてはいけないので、僕のような野良犬タイプのコーチは門前払いされると思います。
またコーチングスクールの運営に携わりたかったり、経営者層などのコーチングがしたければ、客観的な能力の証明として資格を持っていると有利なことは間違いないです。
考え方としては『コーチングを受けたいという人に高い技術のコーチングを提供する』ならコーチング資格はあったほうがいい。
『あなたが欲しいと言ってくれた人相手に手段としてコーチングを提供する』ならコーチング資格はなくてもいい。その人に選んでもらえるような表現力や価値観の発信が必要。
そんな感じでいいのかなあと思います。僕は後者なので資格はいらないかな〜という感覚ですかね。
ちなみに
僕が伝えたいのは『プロとして生きる以上肩書ではなく品質で語ろうね』ということなので、自分のセッションのクオリティを自分で追い求めることは大前提の上で話をしています。
資格さえあればいいってもんじゃないから、その時間で頭使って自分でかってに自分を磨け、です。プロとしての品質は資格ではなく自分で担保するべき、と伝えたいのです。
「資格なんかなくてもいいぜー!おれでもすぐにプロになれるぜー!」みたいな受け取り方をしてる人がたまにいるのですが、そういうことが伝えたいわけじゃないのでそこんところよろしくです。以上。
まとめ
なれる(なれた)
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