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【ガチ回答】なぜ有料級の情報を無料で公開するの? コーチングサバンナで弱者ガゼルの私たちが生き延びる術
どうして有料級の情報を無料で公開するの?なんの意図が?と質問をもらいました。ガチ回答します。
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お前は何が目的なの…?という質問
単刀直入に答えます。
無料でコンテンツを公開し続けるのは
僕が『弱者』だからです。
個人でビジネスをやって生きるための戦略ですね。
コーチ向けにビジネスの情報発信をしている同業他社はたくさんいます。
何億円も資金を持っている企業もいれば、何十人もスタッフを抱えたスクールもあります。
その中で、たった一人の、個人の僕が戦うためには悠長なこと言ってられないわけです。
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コーチング企業はたくさんある
資金に余裕のある企業は、コストをかけてランディングページを作ったり、広告を売ったり、セミナー会場を準備したり、販促物を作ったり…ありとあらゆる施策を行うことができます。
累計受講生が何千人もいるビジネスセミナーの講師とか、キャリアコーチングのイケイケベンチャーとか、そういうところと個人の自分では普通にやり合っても絶対勝てない。
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だからこそ、個人じゃないと攻められないところを攻めるようにしているのです。
ここまで赤裸々に全部出して、本来なら「お金を払ってセミナーに参加しないと聞けない情報」を無料でばら撒きまくってる人間はそういないだろう、と自分では思ってます。
そんなことを企業がやってしまえば、講座が売れなくなるしお客さんのハードルも上がります。商品を無料で提供し続けてしまえば利益になりませんし、高い期待値のお客さんを満たすサービスには提供者の教育にもコストがかかります。
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無料で提供することで信頼を取る
ただ個人の場合は違う。 「有料級の情報全部読んだ上で、個人的な話がしたい人だけおいで」で全然成り立っちゃう。
問い合わせもセッションも全部僕が対応すればいいので、お客さんのハードルなんていくら高くなろうと関係ないわけです。
というわけで僕は属人性バリバリのセッションが売れたらそれで食っていけるんで、組織の人たちと『勝利条件』が違うんです。
「ここまで出されたら商売上がったりじゃねえかこのやろう」とライバルに言われるレベルまで出す。無料の情報提供に僕は命かけてます。
ここで勝負するしか生きていく道ないんで。
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逆に価値が薄いくらいの考えです
ビジネスの世界って弱肉強食のサバンナと同じなんですよ。
ライオン相手に真正面から立ち向かって勝てる動物なんていない。
ただ、サバンナにはライオンしか住んでないか?と言われると違いますよね。キリンもガゼルも虫も草もいて、たくさんの生き物が共存しているわけです。
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ライオン以外の生物もたくさん生きている
これと全く同じことがビジネスにも言えると思っていて。
ライオンにはできない立ち回りでやっていけば、個人だって食える。
僕は実際に9年やってます。
自分が弱者であることを認めた上で、生き残る方法を必死に考えてやった結果がこれ。
だから無料の情報発信に命かけてます。
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1人で淡々と続けるだけです
「有料級の情報だから…」ってそこで小銭稼ぐつもりはないんです。むしろそんなものはくれてやるから、その代わり『認知』してくれ。他は何もいらないから。
そこまでやってやっと「個人でも人の目に留まる」ができる。生半可な気持ちでやったって、ライオンには勝てない。
ライオンより牙も筋肉もないのに、どうやって余裕ぶっこいてるガゼルがライオンに立ち向かえるんですか。
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必死にやるなんて当たり前、その上で頭を使って考える。
「ライオンにできなくてガゼルにはできることってなんだ?」ってね。
コーチングの場だけ頑張っても遅い。
セールスに力を入れるのでもまだ遅い。
日が登ってライオンが活動を始める前には、もうすでにやるべきことを終えている。 それが弱者の生きる道でございます。
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草食獣はやることを全部終わらせればいい
これが僕が「有料級の情報をなぜ無料で配信するのか」の理由です。
ここまではXでつぶやいた投稿の内容でした。
ここから、noteだけの書き下ろしパート。
実はこっちの方が長い。
サバンナチャンス。
どうして有料級の情報を無料で公開するの?なんの意図が?と質問をもらいました。ガチ回答します。
— おはなし屋なおと🗣️ (@naoto_ohanashi) February 21, 2025
僕が『弱者』だからです。個人でビジネスをやって生きるための戦略ですね。…
草食獣の個人コーチが、ライオンだらけのコーチングサバンナで生き残るための2つのヒント
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コーチングサバンナで生きていく覚悟ができたのなら、もう少し具体的な話をしましょう。
弱小個人が生きていくための『弱者の戦略』の具体例を2つ。
両方とも僕自身が実際に体験して効果を実感していることですので、ガゼルさんたちには参考になると思います。
ではどうぞ。
ヒント①本音を語って『神話』を壊す
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薄々みんな思っているけど、暗黙の了解として言わないことがある。
これが『神話』だ。
「コーチングの資格を取ればコーチとして活躍できる」という神話がコーチングサバンナには存在する。
コーチング講座の受講者は薄々思っている。
「資格を取るだけでは不十分なのではないか?」
「この資格を獲得した人がコーチとして活躍していますよ」という折り込みのスクールの卒業生が、「資格を取ったけどそこから何をしていいのか全くわからず途方に暮れている」という話は至る所で聞く。
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いざ卒業したらその先には何もなかった…
だが口に出さない。いや、出せない。
一生懸命切磋琢磨して技術を磨いている集団では不都合な真実は『野暮』であり、頭のいい人であればあるほど業界の雰囲気を読み、口を紡ぐ。
楽しかったじゃないか、
学びになったじゃないか、
仲間ができたじゃないか。
…で?これからどうすんの?である。
これが黙殺されている本音だ。
実際に僕のところに届く相談はこの類のものが非常に多いので、事実として困っている人はたくさんいる。
なぜ表面化しないのかというと、「それを言っちゃあおしめえよ」だからだ。
仲間と切磋琢磨した日々に水を刺してまで言うことか?
わざわざ波風を立てること?
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袋叩きにあうかもしれない。ただ、その後に『本当は思っていたけど口にしなかった人』の支持を取れる可能性も高い。
組織に所属し続けたい人間にとって、その選択はハイリスクハイリターンのギャンブルだ。
ただし、個人で生きていくのなら話は別。リスクは限りなく小さくできる。
個人にとって「読むべき空気」など存在しないからだ。
コーチ業界にはあまりにも「自分を守ってくれるわけではない強者に対する忖度」が多すぎる。あくまで僕が相談を聞いていて思うことだけど。
そこに空気が存在すれば、「空気を読むことで自分にメリットがあるのか?」ということすら考える前に、自動反応で空気を読んでしまう。
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空気を読んで自分を抑えてどうする?
資格に関する一連の話はあくまで一例だけど、自分の所属しているコミュニティや業界の『暗黙の了解』に切り込む方法は弱者ならではの戦略である。
これは実際に僕も使った方法で、効果は絶大だった。
特に影響力が今ほどなかった初期段階に、フォロワー数やリストの数からすればあり得ないほどの問い合わせがきていた。
ツイートのいいねの数より個人的なDMやLINEのメッセージの方が多かった時期もある。
「多くの人が感じているが表では言えない本音」を言うことで、レジスタンスのように水面下で影響力が広がっていることを感じた。
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「なおとさん、うちのスクールで目の敵にされてますよw」
「その話してるとき、あなたはどうしてるんですか?」
「話合わせてますwなおとさんと内通してるなんて絶対言えないですから」
こんなやりとりが日常茶飯事だった。
今でこそ『資格ビジネス』に物申す人は増えたし、僕のレジスタンス感もなくなったが、当時の読者やリスナーとの結びつきはすごいものがあった。
当然、そこから長期セッションが何本も売れた。
そのくらい当時は「資格って本当に意味あるの?」なんて言っている人間は少なかったのだ。
思っている人はたくさんいたのにも関わらず。
「かわりに本音を言ってくれる」という存在は強く心に刺さるのだと体験を通して知った。
もし「思ってるけど言ってない本音」があるなら、勇気を出していってみるのはどうでしょう?同じように思っている人がたくさんいるかもよ。
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ヒント②強者とマネタイズをズラして戦う
強者と弱者では戦い方が違うと採算伝えたが、具体的に一番違いがあるのは『マネタイズ』である。
コーチングサバンナにおける『強者ライオンのマネタイズ』は「講座を売る」か「資格を売る」か「再現性のある技術で大勢のクライアントを獲得する」ことである。
強者は組織だ。個人では出せないパワーで、ゴリゴリ市場を開拓する。広告を打ち、広告から無料セミナーに誘導し、有料の講座やセッションを案内する。
講座やセッションにもそれぞれ担当がいて、全体を統括するリーダーがいて、そのコミュニティの顔役の存在がいる。
分業しているので、とにかく規模がデカい。予算も大きい
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メンバーの教育にもコストをかけられるので、「個人でやっていけるレベルの質の高いコーチが100人います」みたいな状態を揃えているところもある。
これは余談だけど、今の時代、本当にコーチとして自分を鍛えたいなら、スクールに通うよりベンチャーに突っ込んだ方がいいと僕は思っている。
スクールでぼんやりお客様扱いされている間に、血と汗と涙を流しながら歯を食いしばっている人間がいる。そりゃ、勝てねえわ。
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個人起業の世界でも、実際に歯を食いしばって事業と向き合うところまでいけばそれなりの負荷と強度は得られる。
ただ現実問題、そこまでいけている人は少ない。
何が言いたいかって「真正面から戦おうとするな」ってこと。
ソルジャーたちと同じような、同じにも慣れていない二番煎じのようなぼんやり戦略をやっちゃダメだ。秒で食われるよ?
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あなたにあるなら話は別だが…
少し話はそれだけど、そんな強者たちにも「手を出せない領域」がある。それが本文でも触れた『属人化』だ。
強者は組織だから、『再現性』が必要になる。誰がやっても、ある程度の品質が保てるサービスしか提供できない。
ソルジャーである彼らは数百万円の売り上げなんて見ていない。単位は億だ。社会に貢献し爪痕を残す大きな一つの生命体である。
「あなたにしかできない」は彼らにとってデメリットでしかないのだ。
たった1人のスタープレイヤーに支えられた組織を良しとする経営者などいない。個人の勝機はそこにある。
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私たちにとって、「あなたにしか頼めない」はこれ以上ない極上のセリフだ。
ここだけを追えばいい。あなたにしかできないサービスを、あなたにしかできない品質で、提供すればいい。
そのために必要な戦略が『ぜんぶ出し』だ。
個人の強みはNGがないこと。
あなたが持っているノウハウ、経験、価値観、全部外に出していい。
あなたさえ良ければ、誰の稟議も通さずに、思ったことを思った通りにやれる。
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たとえば情報発信で、有料で売られているような講座を無料でやっちゃえばいいのだ。自分の経験をもとに、自分の言葉で。
いまどき、「コーチに個人で稼ぐためのノウハウを教えますよ」という講座が数十万円で売られていることは珍しくない。
実際に開講されてある講座の内容も何回か聞いた。
ただ、僕は価値が薄いと個人的に感じた。なぜなら「教えている人が個人で稼いでいる人ではない」ことが多いからだ。
カリキュラムの内容も机上の空論に聞こえてしまう。
綺麗事のマーケティングよりよっぽどリアルなマーケを語れるぞ、と思った僕が次にやった行動は、「自分も講座をやろう!」であったが、講座を売るわけではない。
全部無料で公開した。今のところ1000分くらいある。
「個人でコーチが飯を食うこと」に関しては、業界で展開されているどの講座よりもこれがリアルだと思う。
50万円で売られている講座があるとするなら、こっちの方が価値があるのに無料。
これは大手のスクールや組織には絶対にできない。商売あがったりだからだ。
もしこの講座が業界全体に知れ渡ったら、「お金払うよりこっちの方が濃いしいいじゃん」となるくらいの熱量を込めた。
この講座の料金をどうやって回収するのかというと、これが個人ならではのマネタイズである。
一定以上の接触頻度を確保し価値を提供できれば、リスナーの中から必ず「あの講座がきっかけでファンになりました」という人が出てくる。
そしてその中でもより覚悟の決まった人が「大勢に向けた言葉ではなく、私に向けたアドバイスが欲しい」という問い合わせが来る。
経験上、確実に来る。
「無料で与える」という最強の武器こそ、個人にしか振れない勇者の剣なのである。
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それはあなたの手に委ねられている
『認知』さえとってしまえば、あとはニッチにニッチにやっていくだけ。
ニッチでいいのだ。拡大する気などないのだから。
ガバッと取れるマス層はライオンに食わせて、こっちは一人一人裏に呼んでチョチョチョイ。
アサシンスタイルだ。
深い関係性に持ち込んでからはゆっくり時間をかければいい。
ソルジャーには拾えない繊細なニーズを拾って、手編みのマフラーを編むように、ゆっくりと丁寧に人間関係を紡ぐ。
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そこまでいけたら、多くの顧客をとる必要もない。
私たちが狙っているのは億ではないから。
忍びの者は歴史に名を残す必要もない。
強者のムーブでは拾えない繊細なニーズと関係性を持って、私たち弱小ガゼルは今日も生きていこうじゃないか。
ということで2つのヒントを終わります。私たち弱小個人ガゼルの生きる道をこれからも記していこうと思ってますので、最後まで読んだらスキよろしく。
アザス!
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