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カメラを持って自転車で走ろう サイクリング・スナップ写真 3つのコツ

この記事はロードバイク Advent Calendar 2024の21日目の記事です。昨日は K_LL9さんの「椎間板ヘルニアから3年ぶりに復帰して通年レース走ってみた」でした。

今年もやってきましたロードバイクAdvent Calendar。実は今年の春に下の子が(娘が)生まれて、ちょうど2023年のアドベントカレンダー記事で書いたような状況になっていたんですが ↓

なんとかやっています。より具体的には、育児:★★★、仕事:★★☆、趣味:★☆☆ぐらいの状態で踏ん張っています。


さて、今回はカメラを持って自転車で走ろうと題して「写真を撮りながらの楽しいサイクリング」を布教していきたいと思います。みんな楽しく自転車で走って美しい・良い写真をたくさん撮りたいよね?さあやっていこう。




1.まずこれだけは押さえたい、サイクリングのためのカメラ選びと持ち運び方

これがなくちゃ始まらない。持って行くカメラを選んで自転車で持ち運びます。「自転車で走っている」という利用シーン、そしてロードをはじめとする自転車はどうしても収納力に劣るという点は気をつけたいポイント。

・カメラ選び

 極論は「自分が持っていきたいカメラを持っていけばいい!好きこそ正義!!以上、閉店!!!」なんですが、それじゃあんまりなので。
基本的には、ズームレンズを付けたカメラ(ないしズーム機能つきカメラ)で、後述する収納バッグに収まるサイズの物がおすすめだと思います。

サイクリング中のスナップ写真は、歩きでのスナップ写真以上に素早くカメラを取り出せてすぐに撮れるか?が重要です。歩いているなら「ここで撮ろう」と思ったらすぐにシャッターを切る動作に移れますが、サイクリング中は自転車停車、降車、カメラ取り出し、でやっとシャッターなので決定的瞬間は逃しがちです。

あー、猿いっちゃう猿

なので、レンズ交換をしているヒマはもちろんなく、かつある程度のズームも可能な(シーンの汎用性が高い)カメラが必要というわけです。
画質にこだわらないならそれこそスマホのカメラでも良いと思います。ここだ、と思った時にすぐ撮れるかが一番大事です。

・持ち運び方

フロントバッグを使うのがおすすめです。
走ってる時に邪魔にならない、すぐに取り出せる、適度に容量がある、という必要な要素が揃っています。自分はmont-bellのフロントバッグを使っていますが、SONYのα7CにFE 28-60mmのズームレンズを付けた状態でしっかり収納できます。もう少し大きなレンズでも大丈夫かも、ぐらい。

口が大きくて取り出しやすいのも良い

雨天の際は水濡れが心配ですが、防水タイプのバッグを使うか、とりあえずジップロック等を用意しておいて(必要な時だけ使って)耐えるかで良いと思います。

ちなみに、カメラをたすき掛けして自転車で走るのは撮影しやすさの面では非常に良いですが、万が一倒れたり事故が起きた時に悲惨なことになるようなのでやめた方がいいと思います。
以前ニュースで「登山中に転倒した際、脇に下げていたカメラのせいで内臓破裂」みたいなケースを見かけて以来、絶対に身につけた状態で走っていません。


2.少しでも気になったらとにかく停車!&連写

カメラ持った、しっかり収納した。では走っていきましょう。被写体には困りません。人、自然、建築物、美味しいもの。朝昼夜、春夏秋冬。どこを走っても、何を撮っても楽しいはず。

・走行中のポジション(姿勢)

ちょっと困ったことに、止まらずに走り続けるのもサイクリングの楽しさのひとつなので、だいたいの人はどんどん走ってしまいがちです。アドレナリン出てますしね。
なので、ちょっと周囲を見渡しながら走るのを意識すると良いと思います。いつも前傾気味のポジションをとっている人は、ここぞとばかりに上体を浮かせて、ハンドルからやや離れたポジションを取りましょう。自然とスピードも落ちてきます。

・どんどん止まってどんどん撮ろう

「ちょっとでも気になったらすぐに自転車を止める!」「撮るときは、適当な構図で連写!」の2つを合言葉に撮影していきます。

特に「ここ良いな」と思ったら、複数の構図で連写していくのがおすすめです。

自転車に近寄りながら撮る

同じ場所でも撮り方や光の加減によってかなり印象は違いますし、走ってる最中の脳みそではどちらが良いなんて区別がつかないので、とにかくデータとして残しておきます。
個人的に良い写真が撮れたなと思うのは良い影が出ているときなので、単に眺めが良いだけじゃなく「この影いいな」という時も自転車を止めると良い一枚に出会えるかもしれません。

いい……

必然的に停車する時間が増えていくので有酸素運動としての強度は低下しがちになりますが、それもまたよし。
いや、頑張って走るのと両立させたいんだという人は、インターバル走だと思って走り出しの負荷を上げていけばいいと思います。ストップアンドゴー。


3.構えて撮る。その時自転車は?

さて、サイクリング中に写真を撮るとき気をつけたいのは、今の今までまたがっていた自転車本体です。ほとんどの場合道路上に居るわけで、そのまま放っておくわけにもいきません。

・両足をついて停車、脇によけておく

とりあえず言いたいのは「SPDペダル等で片足を固定したままシャッターを切る、みたいなことは危ないからやめましょう」です。
本当にタイミングよく強風が吹く、ペダルが外せず倒れ込む、そこに後ろから猛スピードの車が来てアッチョンブリケ、みたいなことは起こり得ます。
最低限、両足をついたうえで交通量が多いところなら脇によけておきましょう。

倒れ込む先が水みたいなこともある。本当にあぶない。

・自転車自体を被写体にする

サイクリング中の写真の定番。自転車を被写体にしてしまうケースです。写真にもアクセントが生まれますし、構図で遊ぶこともできる便利アイテムと化します。

だだっ広い風景も、手前に自転車があるだけでこの通り
切り撮ってもいい

なにより、自分が走った記録として残せますし、自分の愛車も活き活きとして見えるのが良いですね。

巨大建造物との対比
登りが辛かったなーみたいな思い出も蘇る


カメラはサイクリングの「楽しい」を増やしてくれる

自転車で走っていると、車を使う時よりも視野が広がることに気付きます。車のスピードでは通り過ぎていたお店、良い景色、面白いスポット。
さらにカメラを持ち運ぶことで、もう少しスピードを落とすことができるようになって、もう少し視野が広がるのを実感できるはずです。

ガンガン走るのも自転車の楽しさですが、普段よく使う道を走るときはもちろん、もう二度と通ることがないかもしれない場所を走るときにも、この視野の広がりのおかげで見つけられる「楽しさ」があると思います。
最初はスマホのカメラからでも、ぜひサイクリング&スナップ撮影を試してみてください。

今年も初日の出サイクリングやろうかな

ロードバイク Advent Calendar 2024、明日は温玉ねぎとろさんの記事です。


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