「哲学対話」のやり方をご紹介します
こんにちは、おあです🤗
小学生の3人たちは ホームエデュケーションを選択しています✨
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるnoteです📒
今回は、「哲学対話」の具体的なやり方をご紹介していきます🖋
前回の記事で、「哲学対話とは何か」という概要について、お伝えしました👇
今回は、その続きになります🙇
私が主催している「哲学対話の会」では、実際どのようなルールを設定して、どのように進めているか、その具体的な内容をご紹介しますね💡
⚠️「哲学対話」と一口で言っても、主催者さんによってやり方は様々です。あくまでも「私はこうやっています。」ということで、このやり方が正しい、というわけではございません。その点ご了承ください⚠️
■哲学対話の始め方
まず、なるべく❝きれいな輪❞になって座ります。
これは、「この場では年齢も性別も職業も関係なく、全員が対等な立場である」ことを❝象徴❞し、❝共有❞する意味を持ちます✨
次に、本来は❝コミュニティボール❞という毛糸玉を使うらしいのですけれど。
私は、代わりに❝トトロのぬいぐるみ❞を使っています😘
発言する方がこの❝トトロのぬいぐるみ❞を持つ、というルールにしています。
コミュニティボール(私の会では❝トトロのぬいぐるみ❞)は、それを持っている人に発言権があり、さらに、次の発言者を選ぶ権利があることを示します💡
例えば、自分が話し終えた後、誰かが「発言したい」と手を挙げている人がいれば、その人に渡す。誰も手を挙げていなければ、「この人に話してほしいな」と思った相手に、ぬいぐるみを差し出してみる、という形です😊
■対話のルール
次に、「対話のルール」を全員で共有します。
これは、その会を❝安心・安全な場❞にするために必要なルールですが、私の会では7つ設定しています📝
1つ目が、「自分の言葉で話す」ということ✨
どこかで聞きかじったような知識を披露するような場ではなく、その瞬間に自分の内側から湧き上がってきた言葉を大切にする、ということです。
なぜなら、「対話」というのは、その場を共有する他者との対話であると同時に、自分自身との対話でもあるからです🙌
2つ目が、「人の話を最後まで聴く」ということ✨
言葉に詰まってしまったり、なかなか言葉が出てこない方もいます。
でも、そういう❝間❞や❝葛藤❞も全部ひっくるめて、「最後まで待つ」。「じっくりと聴く」。
それこそが❝人を尊重する❞という体験になるからです💖
3つ目が「人の考えをジャッジしない」ということ✨
つまり、「その人の考えに、良いとか悪いとかの判断を下さない」という意味です。
これはめちゃくちゃ難しいことですよね💦
私含め、ほとんどの人が、「その考えはどうなの?」とか、「え、それってちょっとおかしくない?」とかって、無意識のうちにすぐに❝ジャッジ❞してしまっているものなんですよ😣
「人の考えに、良い悪いの判断を下さない」という姿勢は、おそらく解脱に近い領域です😅
実際、人間界でそんな領域に達しているのは、マザー・テレサか、ダライ・ラマ・・・ぐらいではないかと😅
一般庶民の私たちにとって、普段の生活の中では難しいのは仕方ないとしても、せめてこの1時間の「哲学対話」の間だけでも、そういう姿勢を心がけてみましょう✨❝ジャッジしない❞という意識を持つことにトライしてみましょう✨と提案しています。
4つ目が、「意見はみんな違って当たり前」ということ✨
どんな対話にも、これが大前提になります。
この前提に立てていないから、「いや、それは違うでしょ」とか、「え、それおかしくない?」って他人をジャッジしてしまうわけなんですよね💦
5つ目が、「無理に話さなくていい」ということ✨
最後まで何も発言しなくても構いません。
みんなの話を聴くだけでも全然OKです。
それぞれが、話したいと思った時に話したいことを話せばいいのです☘️
6つ目が、「答えは出なくていい」ということ✨
対話に「正解」はありません。
「正解」を求めて、私たちは対話しているのではありません。
むしろ、どんどん「正解」が分からなくなっていくのが「対話」です。
対話が深まれば深まるほど、ますますなんだか分からなくなります。
自分は最初「こう」と思っていたのに、「あれ?全然違ったかもしれない」とか。
どんどん分からなくなっていって、時間になってしまって、ますますモヤモヤしたまま帰路につくことになってしまう・・・😭
・・・それでいいんです👍
モヤモヤしたまま家に帰った後、家族や友人と対話の続きをしてみたり、1人で色々な書籍を読んでみたり・・・。
自分なりに考え続け、自分と、周囲と、対話していく❝きっかけ❞にしていただければと思っています☘️
7つ目が、「変化と違いを楽しむ」ということ✨
おそらく、対話の場では「自分と全く違う」「正反対の考え方」に出逢います。
また、みんなの話を聴いているうちに、自分の考え自体がどんどん変わっていくと思います。
そんなふうに、他者との❝違い❞や、自分自身の❝変化❞を通して、物事の❝多面性❞に気付いたり、味わったりすることも、この「哲学対話」の醍醐味です。
哲学対話を通して、❝人の多様性❞❝世界の豊かさ❞みたいなものを体感していただけるはずです☘️
■自己紹介
上記の❝7つのルール❞を、参加者全員で共有した後・・・。
今度は皆さんに、1人ずつ「簡単な自己紹介」をしていただきます🙌
私が主催する会では、
①会の中で呼ばれたいお名前
(本名でなくて構いません。ニックネームでも、その時の気分で「今日はこう呼んでもらおうかな」と思いついた名前でもなんでもOK👍)
②お住まいの地域
(市内なら、だいたいどの辺か。市外ならどの地域からいらしたのか。)
加えて、簡単な「お題」に対するご回答をいただきます。
例えば、「100万円当選したら、何に使う?」とか、「もし1度だけ魔法が使えるとしたら?」などなど✨
■テーマ決め
自己紹介が終わったら、今日はどんなテーマで対話をするか、参加者の皆さんと話し合います。
私が主催する会は、自治体の「男女平等参画センター」にバックアップしてもらっているので、その広報誌からキーワードを引っ張ってきて対話のテーマに据えることが多いです🖋
・・・ちなみに、これまで行ってきた対話のテーマは、
「学ぶってどういうこと?」
「多様性ってどういうこと?」
「平等ってどういうこと?」
「自分らしさってどういうこと?」
「家事って何?」
でした✌️
■哲学対話の本番
対話するテーマが決まったら、いよいよ本番です💪
私を含めた参加者全員で、大体40分~50分間、テーマに沿って「哲学対話」をしていきます👍
参加者は最大でも10人という少人数の場ですが、毎回新しい発見と深い気付きをいただいていて、私自身楽しくて仕方がないです🤗
■自分自身のために必要な「対話の場」
哲学対話の会を1年間やってきて、私は、こういうささやかな場から、身近に溢れている分断とか対立の芽のようなものを1つ1つ潰していける💪という❝希望❞を抱けるようになりました✨
こういう場をつくることで、1番救われ、癒されているのは、間違いなくこの私自身です💖
だから、参加してくださる方々に、毎回感謝の気持ちでいっぱいです🤗
これからも、まずは自分のために、対話の場を続けていきたい‼️
そしてこの対話の場に参加してくださった皆さんにも、「対話」を通して新しい自分に気付き、人の多様性や世界の豊かさを体感していただけたら、こんなに嬉しいことはありません😭
私が主催している哲学対話の会は東京多摩地域ですが、こういう「哲学カフェ」はあちこちの地域で開催されています🙌
ご興味をお持ちの方は、「哲学カフェ」「哲学対話」といったキーワードでお近くの集まりを探してみてください🧐
そして是非一度、できれば❝リアル❞な哲学対話を体験してみてくださいね😘
💖哲学対話についてもっと詳しく知りたい、学びたい方はこちら👇
いきなり見知らぬ人との対話の場に参加するのは緊張するなぁ~💦という方は、身近にいるご家族やお友達との「哲学対話」をオススメします👍
そういう足元の小さな対話の場から、自分自身や周囲との関係性に少しずつ変化を起こしていけるはずです✨
💖家庭でできる哲学対話のオススメ本はこちら👇
お読みくださりありがとうございました🤗
また次回お会いしましょう👋
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