IFO注文で損切りミスやチキン利食いを回避しろ!6つの注文方法とメリットを紹介!
今回は、FXの6つの注文方法とそれぞれのメリットを紹介していきます。
「普段、皆さんはどの注文方法を使用していますか?」
実は、注文方法を変えるだけで損切りのミスやチキン利食いといった
メンタル面から来る問題を解決出来るだけではなくて、
トレードの成績が向上する効果が期待できます。
FX初心者の方には、少し分かり辛い部分もあるとは思いますが、
慣れてしまえば簡単ですし、何より非常に便利なので
これを機に、しっかりと理解して使いこなせるようになって頂ければと思います。
特に、IFO注文と呼ばれる注文方法は効果的なので、
トレードに必要な武器が1つ増えると思って頂いても良いです。
是非、この記事を参考にして、マスターしてくださいね。
FXの注文方法には、成り行き注文、指値注文、逆指値注文、
そして、この3つの組み合わせた、IFD注文、OCO注文、IFO注文という
少し特殊な注文方法も合わせると全部で6つの注文方法があります。
これは、国内でも海外でも、どのFX業者を使っても大体同じです。
多少、名前が違ったりする場合もありますが、
基本的には、この6つさえ覚えておけば問題ありません。
トレードする際に6つの注文方法を全て使用する必要は無いですが、
例えば、相場が急変動してしまい、損切りしようと思っていた価格よりも
大きく乖離した時に、すぐに損切りできずにずっと保有してしまう…といった感じで、なかなか損切りが出来なかったり、
反対に、思っていたよりも利益が乗った際に、
「もっと利益が伸びるかも」と考えて保有していたら
最終的には、利益が減ってしまった。という経験がある人は、
是非、今回説明する注文方法をルールの中に取り入れてみてください。
損切り、利確でためらってしまったり、判断が鈍くなるのは、
ほぼ100%、メンタルの問題なんです。
ただ、残念ながらメンタルに関しては自分自身のレベルを上げる事で
徐々に身に付いてくる物なので、今すぐに改善する部分ではないです。
ですが、エントリーする際に予め、損切りと利益確定をセットしておくことで、メンタルの関与を限りなくゼロにする事が可能ですし、
効率的にトレードスキルとメンタルを向上させる事が出来ます。
なので、それぞれの注文方法を理解して、使いこなせる様になりましょう。
もしかしたら、些細な事に感じるかもしれないですが、
「シナリオを描く」というのは、トレードにおいて非常に重要です。
例えば、「今ここで買ったら、これくらいまで価格が上がる可能性が高いから買おう。
でも、もし、もう1回価格が〇〇円まで下がった場合は、一旦、損切りして、再度、押し目から上昇するチャンスを待とう。」
といった感じで、「事前に」シナリオを組み立てる事が重要で、
これを実現する為には、注文方法の理解は欠かせません。
それでは、ここからFXの注文方法を説明していきます。
1つ目は、成り行き注文です。
成り行き注文は、「今すぐに買いたい・売りたい」という時に使用する
一番シンプルな注文方法です。
注文を出した時点で約定するので今現在の価格でポジションを持ちます。
メリットとしては、相場の値動きをリアルタイムで観察している時に有効な点です。
例えば、ブレイクアウトを狙っている場合であれば、
ローソク足の終値がしっかりとレジスタンスラインを超えたの確認してから
エントリーしたいという様に、値動きを確認しながらトレードする時に便利です。
デメリットとしては、価格がスベってしまうリスクがあります。
相場が急変動するタイミングで成り行き注文を使用すると、
想定外のレートで買ってしまったりする事があるので注意しましょう。
2つ目は、指値注文です。
指値注文は、価格がいくらまで下がったら買い注文、
または、価格までいくらまで上がったら売り注文を入れる。
といった風に、注文を予約する事が可能です。
メリットとしては、事前に自分が求める価格で買い注文、
もしくは、売り注文を予約出来るという点です。
忙しくてチャートが見れない場合であったり、
夜中であってもエントリーチャンスを逃しません。
例えば、分かりやすい様にドル円が100円で推移しているとします。
99円まで下がってきたら買いたいという場合に、
「99円になったら買う」という指値注文を入れておけば、
相場が予想通り99円まで下がってくれば、99円で約定します。
デメリットとしては、相場が思っていた方向に動かず、
求めていた有利な価格まで到達しなかった場合には、
注文自体が入らない事もあるので、注意してください。
3つ目は、逆指値注文です。
逆指値注文は、価格がいくらまで上がったら買い注文、
または、価格がいくらまで下がったら売り注文を入れる。
といった注文方法です。
指値注文と逆方向に注文を入れる事が出来るので、
指値注文は、価格が下がったら買い注文が約定しますが、
逆指値注文は、価格が上がったら買い注文が約定します。
メリットは、指値と同じで、事前に自分が求める価格で買い注文、
もしくは、売り注文を予約出来るという点になりますが、
逆指値注文は、基本的には損切り用の注文方法として使用します。
例えば、ドル円が上がると予想して100円の時に買ったとします。
その後、残念ながら価格が下がってしまいました。
再上昇する可能性はありますが、上昇トレンドが弱くなっているかもしれないです。
なので、買った所から1円下がったら、つまり、99円まで下がったら売る。
という逆指値注文を入れておく事で、価格が99円まで下がってしまった場合に、自動的に売り決済が行われて損切りが出来る為、損失を限定する事が出来ます。
なかなか損切りが出来ないという人は、ポジションを持った後、
すぐに逆指値注文を使って損切りをセットしておくのがオススメです。
そして、逆指値は新規のエントリーに使用する事も可能です。
例えば、ドル円が99円と100円の間でレンジを形成しているとします。
100円を上抜ければ一気に上昇しそうという局面であれば、
100円を超えたら買う。という逆指値注文を入れておけば、
上昇の初動のタイミングでエントリーも可能になりますし、
チャートを見れない時間であったとしてもチャンスを逃しません。
逆指値注文は損切りの注文方法になりますので、
逆指値注文がヒットすると価格が一気に動くパターンが多いので値幅が期待できますし、
このテクニックだけで稼いでるトレーダーも存在するくらい
王道の手法だったりします。
デメリットも指値注文と同じで、相場が思っていた方向に動かなかった場合、
注文自体が入らないという点です。ただし、指値注文と比べて
逆指値が決まった時の方が値幅が狙える事を覚えておきましょう。
4つ目は、IFD注文です。
IFD注文は、「この価格で買って、この価格になったら決済する」
という風に、新規の注文を入れる時に決済注文も同時に設定出来ます。
指値注文と逆指値注文の上位互換です。
メリットとしては、指値注文と逆指値注文と比べて
より踏み込んだ設定が出来るという事です。
例えば、100円のドル円が99円まで下がったら買いたいという時に、
「99円で買い」という指値注文を入れれば良いわけですが、
IFD注文では、99円で約定した後の決済注文も同時に設定出来ます。
99円でドル円を買えた場合、100円まで上がったら利確。
つまり、100円まで上がったら売るという指値注文を事前に設定出来ます。
反対に、98円まで下がってしまったら損切りする。
という逆指値注文を事前に設定する事も出来ます。
デメリットとしては、決済注文は、指値か逆指値の
どちらか1つしか設定出来ないので注意してください。
そして、最初の注文は指値、もしくは、逆指値になるので
価格が想定していた価格にならない場合は注文自体が約定しないですし、
2つ目の注文、決済注文は最初の注文が成立しないと発動しません。
特にFX初心者の方の場合は、トレードをしてポジションを持ったら、
利益確定と損切り、つまり、指値と逆指値は絶対に設定する様にしましょう。
IFD注文を使う事によって強制的に利益確定か損切りが行われる形になるので、トレードでの初歩的なミスを減らすことに繋がりますし、
継続する事で自分のルール、手法の勝率などを客観的に分析する事が出来ます。
5つ目は、OCO注文です。
OCO注文というのは、保有中のポジションに対して、
予め利益確定と損切り、2種類の注文を入れておく事が可能な注文方法です。
「OCO」は、「One Cancels the Other」の略称の通り、
片方が約定したら、もう片方は自動的にキャンセルされます。
メリットとしては、やはり同時に指値と逆指値を設定出来る点です。
先ほどと同じ画像になりますが、
例えば、今現在、ドル円を100円で買って保有しているとします。
99円まで下がったら損切りという注文と、
101円まで上がったら利益確定という2種類の注文を同時に設定出来ます。
どちらか片方の注文が約定すると、もう片方は自動的にキャンセルになるので、
約定後に注文が残り続けて、忘れた頃に指値、逆指値が
発動してしまうという事は無いので安心です。
デメリットとしては、既にポジションを保有していないと
指値と逆指値の設定は出来ないという点です。
最後、6つ目はIFO注文です。
IFO注文の正式名は、IFDOCO注文です。
IFDとOCOを合わせた名前からも分かる様に、
先ほど説明したIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
メリットとしては、その自由度の高さが挙げられます。
最初に指値注文か逆指値注文を設定する時に、
その注文が約定した後の利益確定と損切りの注文を同時に設定でき、
OCO注文と同様に片方が約定したらもう片方はキャンセルされる。
という、すごく自由度の高い注文方法です。
例えば、現在のドル円が100円以上だと仮定します。
そして、100円まで下がったら買う、という指値注文を入れて、
それと同時に利益確定と損切りをそれぞれ設定する事が出来ます。
仮に99円で約定したら、101円で利益確定、99円で損切りする。
というように、2つの決済注文を同時に設定する事が出来ます。
最初に設定する指値、もしくは、逆指値が約定した時点で
2つの決済方法が設定される形になります。
そして、どちらか片方の決済注文が約定すると、
片方は自動的にキャンセルされるという仕組みになっています。
デメリットとしては、慣れるまでは少し複雑に感じる事ですが、
IFO注文が一番便利な注文方法になります。
日中、時間の取れないサラリーマンの方であっても
IFO注文を活用してエントリー方法を工夫する事によって
チャートを見れない時間帯でもトレードは出来ますし、
利益確定、損切りも事前に設定する事で、
相場が急変動した場合でも損失を限定することが出来ます。
IFO注文を使いこなせる様になるとトレードの選択肢が増えますし、
事前に描いたシナリオの幅が広がります。
まとめ
今回は、FXの6つの注文方法の説明とメリット、デメリットを解説しましたが、いかがだったでしょうか?
自分がイメージしたシナリオに応じて注文方法を適宜使い分ける事で、
より優位な環境を作り出す事が可能になります。
特にIFO注文を活用すれば、トレードの選択肢を劇的に増やす事が可能です。
予めエントリー注文と決済注文を設定しておくことで、
仕事などで相場をチェック出来ない状況であっても
指定した価格でのエントリーと約定後の利益確定と損切りを自動で行ってくれるので
半自動的なトレードも可能になりますし、
メンタルの影響で損切りが出来なかった…というミスや、
利益を伸ばせる可能性があるのに、目先の利益ばかりを優先してしまい
利益確定が浅くなってしまうという問題の解決にも繋がると思うので、
是非、活用してみてください。
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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。
【自己紹介】
Forbesで取材を受けたNYトレードスクール元講師、現シングルマザー専業トレーダー
生徒実績1000名突破のFXサロン『LDF』でスマート資産形成術を教えています!
AI×投資のうさちゃんEA開発者
🍀シングルマザー
🍀3才の息子
🍀子育とFX両立
🍀22年度年1億達成!
🍀NYトレードスクール講師出身
🍀実は元レーサー🏍
🍀愛犬はマルチーズ🐶
🍀週末は息子とキャッチボール⚾
🍀ツーリング、お鮨、ワイン好き
🍀得意料理はサバの味噌煮
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