234. なぜ?梅田王子1番の人気記事はスキ0 「常識」と「本音」の乖離とは?
こんばんは、梅田王子です。
今回は、私の人気記事から考える「常識」と「本音」の乖離についてお話しします。
私は2020年の2月から、個人ホームページからnoteに媒体を移し、あらたに同人活動を開始しました。おかげさまでこの10ヶ月ほどで40,000ビューを超える閲覧数をいただき、目新しさがなくなって定常運転に入った今も、1日100ビューほどをコンスタントに頂いています。
そこで、歴代人気記事というのを作成者はダッシュボードで見ることができるのですが、実は私の人気記事にはある特徴があって、「スキ」つまりハートマークをいただいていないものの割合が非常に高いのです。
歴代一位の無料記事はスキがゼロです。閲覧順に記事を並べても、上位記事はことごとくスキゼロ、せいぜい1か2です。かたや、10を超えるような記事はそれほど閲覧数がありません。
これは私の推論ですが、おそらく私の人気記事は割と人には言いにくい、シェアしにくい人間の核心の部分に迫っているものが多く、そんな記事に「スキ」なんて反応はしにくいという心理が働いている結果ではないかと思うのです。
そして、私の人気記事はコンスタントに上位10位以内をキープしているため、そんな新規な読者が毎日訪れ続けているとも考えにくいのです。これもおそらく、私の読者様が繰り返し同じ記事を閲覧し続けてくれているのではないかと予測しています。
本来、モテる記事とか、ナンパをするためのノウハウとか、そういう知識はベッドの下にでも隠してこそこそ読むというのが定番です。それは、閲覧履歴が閲覧者の個人端末と紐づく今日においても同じでしょう。
このように、表向き受けの良い部分と、本当に受けている部分は、必ずしも一致しないというか、多くの場合無関係だったりします。
これを認識していないと、仕事では本来のお客様を裏切るような方向転換をして既存顧客を失ってしまったり、プライベートでもしなくてもいい茶髪なんかにイメチェンしたり流行りの服に手を出してしまったりして、あなたのことを好きだった子に去られてしまったり悲しい思いをさせてしまったりします。
実際、私のスキが多い記事は「常識」に寄ったものが多く、閲覧数の多い記事は「本音」に寄ったものに傾いている傾向があります。こういう読者の反応を杓子定規に捉えると、どうしてもスキの多い記事、「常識」に寄った記事をたくさん書くことになってしまい、読者が最も私に期待している「本音」に寄った記事を世間体を気にして書かないようになってしまうのです。
人は、大人になるにつれつまらない人間になっていってしまうものですが、これも、ひとえに他人からの「スキ」を求めて「常識」に寄りすぎて、あなた本来の個性である「本音」を隠してしまうことにあるのかもしれません。
多くの企業も、「スキ」を求めて「(業界の)常識」に寄り、企業の「本音」、企業のカラーというものを犠牲にして既存顧客をがっかりさせてしまうのは特に最近よく見られる傾向です。
そして、周りの「スキ」ばかりに目を向けていると、周りの「目」ばかりに気がとられてしまい、他人からの評価を極端に気にする性格になってしまいます。
零時レイさんの書籍『究極の男磨き道 ナンパ』の一節に、「(他人に)どう思われるのかを恐れる気持ち」が、まさに対人恐怖の根本にあるのだ、という引用部があります。この一節は、まさに私がこの記事で伝えたいことの核心です。
特に、口では「サイテー」と罵りながら、心の中だけで「羨ましい」と歯軋りし、「ナンパなんかについていくとかロクな女じゃない」「ロクな男じゃない」と、童話『酸っぱいぶどう』のようなセリフを吐くというか、表向きそういうことにして精神を保つのが女性という存在です。
そして、周りの「スキ」ばかりに目を向けることは、自分から目を背けることにもつながります。「スキ」と「閲覧数」に正の相関がある場合は話は別ですが、多くの場合、特に世の中の嫉妬や羨望の対象になるテーマの話は大っぴらに「スキ」という意思表示がしにくいため、「スキ」と「閲覧数」になんら相関が見られないということが往々にしてあります。
こうなると、「本音」を隠し、「カラー」を消し、他人からの評価を極端に気にする性格ができあがり、それが対人恐怖の根本となってしまい、ナンパできなくなってしまいます。それどころか、「スキ」がもらえない行為全般を「してはならない」という人生を歩む羽目になってしまいます。
私のnoteを見ていただいているということは、心のどこかでナンパ、おそらくは「性欲」に関連する欲求不満の解消策を求めてたどりついている方が多いと考えています。
それは健康なことですし好きな女性に直接アプローチしたいという気持ちは最もストレートで潔い、清々しい気持ちから来るものですから、堂々とそのスキルと個性を伸ばしていっていいと思います。
「スキ」は目に見える指標ですが、「閲覧数」は直接認識できない隠れた指標です。たまたま来ていただいただけかもしれないし、スキを押してくれた方も含まれていますし、アンチも含まれていますし、リピーターの方や私のファンの方も含まれています。それらがごっちゃになっていくらという数字を与えてくれます。
私は、この中で「リピーターの方や私のファンの方」を最優先に考え、そして「スキ」との相関や記事の特性から、私のリピーターの方やファンの方は、きっと静かに応援してくださる一般の方に違いないと信じ、決して見かけ上の「スキ」の分布に引きずられないように気を付けています。
ひいてはこれが「40歳からのナンパマニュアル」の礎となっており、この判断ができる男が解説するナンパや恋愛、女性心理に関する記事だから読んでみようと思っていただけていると信じています。
このスタンスを実社会で応用すれば、それほど抵抗なく好みの女性にストレートのアプローチができるようになります。それは会社でもそうですし、会社帰りの寄り道の居酒屋、カフェ、コンビニ、路上ですれ違う女性、全ての人間関係の構築においてポジティブに作用するのです。