子どもの視点に立って
育児は日々勉強である。もちろん、そんな堅苦しいことを毎日考えながら子どもと接しているわけではない。日々、慌ただしかったり、たまにだらだらしてみたり、平凡な日常を過ごしているだけなんだけど、それでも子どもと共に暮らす生活は、多くの気づきがあるものだ。そして、自分の未熟さを知る。
一歳の子は、まず、歩くということ自体が楽しい。歩くのは、ほとんどの大人にとってはどこかに移動するための手段だけれど、子どもにとっては、手段じゃなくて、目的なのだ。何かのために歩くのではない。ただ歩きた