実習生累計200人以上と関わった保育士の実習の教科書⑥絵本の読み聞かせ 応用編
実習生の絵本の読み聞かせ基本編からの応用編です。
基本編だけで十分ですが、更に幼稚園時代に絵本を研究してきた経験からお伝えします。
ただの大学の先生や研修、学校の授業で受けた学びの受け売りです😂
これを知っていたら、絵本のプロ!
担任も知らないよ~編です。
少しの知識で実習先の先生も知らないかも、ちょっとすごいなと思わせる技を教えますね。
1,絵本の向きがあるんだ。知ってる?
絵本の読み聞かせの時の右で持ちますか?左で持ちますか?
利き腕があるので毎回右手で持つ。左手で持つという方もいます。→この方が多い(笑)
でも子どもの見る側からの視点で見たら、見えやすい、見えにくいがあるんです!
絵本でも右手でめくるもの、左手でめくるものありませんか?
では読み聞かせの時に気をつけるには、めくるときに手が被らないように送るページを自分側にする。
次のページも自分からスタートになるはずです。
つまり自分の側、外側がありますが、常に自分側が新しい展開になるようにします。
慣れるまで時間がかかりますが、やってみる価値はあります。
子ども達の目線を見ていると集中力が違いますよ。
ただ、これは絶対ではありません。
めくるページを意識した方がより読み聞かせに集中力があがるということを頭に入れて取り組んでみてください。
2,声の調子は変えなくてOK!でも変えても間違いじゃないよ。
絵本で登場人物の声色を変えて、盛り上げたくなりましようね?
これは間違いではありませんが、子どものイメージを大切にしたいという観点からみれば、普通に読みたいところ。
先生が声色を変えてしまえば、子どものイメージが崩れてしまいます。
たんたんと読むことも大切なこともあります。
ただ・・・
私は個人的には個性全開で読みたい(笑)
とことん先生が楽しんでいるところを見せていくスタンスも嫌いではない♪
正解はないが、どちらも大切なので、時と場合によって切り替えて読み聞かせを行っていきたいですね。
3,絵本はなるべく固定して、動かさないで!動かしてもOKなものあるよ♪
子どもの集中力を保つためには、絵本は固定していきたい。
安定しているだけで、子ども達も安心して見ていられる。
ただ、
これも時と場合によって動かしても面白くなる。
例えば、絵本“ウシバス”という本は、
絵本を斜めにしたり、ガタガタしたりするだけで、子ども達も頭を傾けながら、前のめりで見てくれます。
なので基本、感情に訴える、ストーリーで見せていく絵本は固定!
固定していくことで気持ちが入りやすくなります。
しかし、例外として話の展開が面白い絵本や動きがある絵本は動かしていくことで面白さが増していくので、動かしてOK!
最後に
応用編は私が学校の授業や研修で教えてもらったことを、実践してみての自分なりの感想も入っています。
とにかく“これ!”というものはありません(笑)
子ども達と絵本を楽しむ姿勢を忘れず、日々読み聞かせの腕を磨くことが一番の絵本マスターへの近道!
子ども達の反応を見て、自分だけの読み聞かせ方法を探して見てください♪
実習生は丁寧に読んでいけば、十分!何度もシミュレーションをして練習あるのみです!頑張ってくださいね!