実習生累計200人以上と関わった保育士の実習の教科書⑥絵本の読み聞かせ 基本編
幼稚園、保育園に実習へ行ったら必ず絵本に関わりますね。
保育室に置いてあったり、実習で読んだり。
絵本は保育には切手も切り離せないもの。
今回は絵本の読み方について書いていきます。
絵本の読み方は一対一や2、3人の時やクラスで読む時がありますが、今回は実習の中でクラス単位の大勢で読むときのポイントを特に伝えますね。
今回は基本編!
1,絵本は子どもから見えているかな?
これは基本中の基本。
でも子どもの前に立つと緊張してしまいますね。
忘れてしまうんです・・・。
忘れないように3つ確認しましょう。
①高さ・・・子どもの目線の高さに合わせて。低いとみんなが見えないよ。高すぎると首が疲れてしまう。先生が子どもの椅子に座って、調節してみると良いかも♪
②一番端の子・・・遠い子まで見えてるか確認していこう。意識していこうね。
③角度・・・自分が読みやすいために上向きになってないかな?一番は子どもが見えやすいようになっているかだね。
①高さ②一番端の子③角度
この3つ忘れずに!
2,声の大きさは大丈夫かな?
今までで声が大き過ぎる実習生は見たことも聞いたこともありません。
ほとんどの実習生は、声が小さい。
これは心理面では緊張するから。
物理面では人がいることで音が吸収されます。
そのことを考えるとやはり自分で思った以上の声を出さないと子どもには届かない可能性があります。
なので目安としては大き過ぎるくらいがちょうどいいかも♪
※くれぐれも怒鳴るのはやめましょうね(笑)
3,速くなっているよ!
緊張からきてますね。
子どもがざわついてくると更に加速・・・。
絵本は聞こえない、子どもは盛り上がる、負のスパイラルが・・・。
私は絵本を読む時はページをめくる度に子どもの表情を見ます。
(集中しているな)(楽しんでるな)(みんな見えてるかな?)
この時に一呼吸置くことで、自分のペースも確認していきます。
一呼吸置くことがポイントです。
4,そもそも年齢に合っているかな?
季節に合っているのももちろんですが、年齢は意識した方が良いです。
絵本の選定は担当の先生も確認しますが、実習生の意思や思いを大事にすることもあります。
「読んでみたかったんです。」「私が昔から好きな絵本なんで・・・。」
やっぱり読ませてあげたいですよね。
その時は
保育者「じゃあ読んでみな!読んでみてしっかり年齢に合っているか感想言ってね」と。
合わない例
5歳→絵本“アンパンマン”など、幼すぎるとニヤニヤ・・・違うところに興味が💦
3歳→絵本“おまえうまそうだな”など心を動かされるもの、少々長いので飽きてしまいますね・・・。
やはり年齢に合っているか、少し立ち止まって見ることも大切です。
今回は絵本の読み聞かせの基本編を紹介しました。
子ども達の成長や興味の助けになり、絵本は保育には欠かせないもの。
子どもとの距離もグッと縮まります!
たくさん読んでいきたいですね😆